JET CD
PUFFYのアルバム
﹃JET CD﹄︵ジェット・シーディー︶は、PUFFYの2枚目のスタジオ・アルバム。累計売上は153万枚[1]。日本以外のアジア圏でも20万枚を超える大ヒットになった[2]。日本・香港・台湾同時発売[3]。同週火曜日発売のglobeの﹃Love again﹄に阻まれてオリコン週間チャート初登場首位は逃したが、2週目に首位を獲得、アルバムではPUFFY初のミリオンセラーになった。タイアップが数多くつき、13曲中10曲が使用された。
『JET CD』 | ||||
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PUFFY の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | Epic Records | |||
プロデュース | 奥田民生 | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
ミリオン(日本レコード協会) | ||||
PUFFY アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
JAN 4988010187125 | ||||
『JET CD』収録のシングル | ||||
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概要
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●プロデューサーの奥田民生が、手持ちの楽曲では足りなくなったために自身の人脈を活用し、他のアーティストに提供を依頼した。﹃月刊カドカワ﹄にて、桜井和寿、草野マサムネ、トータス松本奥居香に対して楽曲依頼を行った︵草野、トータスが承諾、奥居はアルバム製作中の依頼だったので春の朝を提供した︶。
●それぞれのソロ曲は、焼肉屋で奥田と打ち合わせを行い、亜美は﹁ズージャ︵ジャズ︶で﹂由美は﹁野ばら︵﹃FAILBOX﹄収録︶で﹂とリクエストした[4]。
●再生専用MD盤も同時に発売され、こちらは﹃JET MD﹄という違う盤名が付けられている。オリコンチャートなどではこれらは合算されているため、﹃JET CD (MD)﹄という表記が見られる︵アジア圏ではコンパクトカセット版も発売され、そちらは﹃JET CASSETTE﹄とされた。後にビデオクリップ集﹃JET VIDEO﹄、﹃JET DVD﹄も発売された︶。2022年にはアルバムが﹃JET LP﹄としてアナログ化された。
収録曲
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(一)ジェット警察 [3:45]
作詞・作曲‥奥田民生
●ヤマハ発動機﹁Vino﹂CMソング
(二)これが私の生きる道 [3:23]
作詞・作曲‥奥田民生
●資生堂﹁ティセラ JUICY2﹂CMソング
(三)CAKE IS LOVE [5:10]
作詞・作曲‥井上陽水
●﹁アジアの純真﹂および﹁渚にまつわるエトセトラ﹂は作詞のみであり、曲詞の提供は初めてである。
(四)愛のしるし [2:48]
作詞・作曲‥草野正宗
●資生堂﹁TISS﹂CMソング。
(五)春の朝 [4:20]
作詞・作曲‥奥居香
●ツーカーホン関西CMソング
●奥居が曲のみを持って打ち合わせに行ったところ、奥田に﹁曲だけではスキーウェアの上着しか買えないよ、ズボンも欲しかろうに﹂と言われ、当時スキーにハマっていた奥居はなんとか作詞も行った[5]。
(六)レモンキッド [4:05]
作詞‥大貫亜美 作曲‥奥田民生
(七)小美人 [5:48]
作詞‥奥田民生 作曲‥Dr.StrangeLove
●映画﹁モスラ﹂に登場する小美人をモチーフにしたインスト風の楽曲で、歌詞は掲載されていない。
(八)ネホリーナハホリーナ [4:26]
作詞・作曲‥トータス松本
●テレビ朝日系﹁パパパパパフィー﹂テーマソング
(九)哲学 [1:45]
作詞‥吉村由美 作曲‥奥田民生
(十)DE RIO [4:38]
作詞‥井波正人・本谷勝正 作曲‥井波正人・稲垣晴年・本谷勝正
●ピザハット ﹁クリスピーエッジ﹂CMソング
●札幌のバンド、TENSIONのメンバーによる提供曲。次作﹃FEVER*FEVER﹄の﹁Stray Cats Fever﹂﹁なんなりとなるでしょう﹂も提供している。奥田がTENSIONのアルバムに参加するなどして親交がある。
(11)サーキットの娘 [3:18]
作詞・作曲‥奥田民生
●ヤマハ発動機﹁Vino﹂CMソング
(12)渚にまつわるエトセトラ [4:00]
作詞‥井上陽水 作曲‥奥田民生
●キリンビバレッジ﹁天然育ち﹂CMソング
(13)MOTHER [3:46]
作詞・作曲‥奥田民生
●CX系ドラマ﹁イヴ﹂主題歌
香港・台湾盤には﹁これが私の生きる道﹂の中国語版﹁這是我的生存之道﹂がボーナス・トラックとして収録されている。
演奏
編集- 大貫亜美:Vocal, Chorus
- 吉村由美:Vocal, Chorus, Gut Guitars, Acoustic Piano
- 奥田民生:Produce, Chorus, Electric Guitars, Acoustic Guitars, Jupiter-8, VP-330, Timpani, Windchime, Guiro, 和太鼓, Cuica
- 古田たかし:Drums, Tambourine, Maracas, Percussions
- 根岸孝旨:Bass Guitars, Chorus, Mini-Moog
- 長田進:Electric Guitars, Acoustic Guitars
- 斎藤有太:Hammond B-3 Organ, Jupiter-8, Wurlitzer Electric Piano, Memory-Moog, Vox Jaguar, Fender Rhodes, Solina, Acoustic Piano
- 河合誠一マイケル:Conga, Guiro
- トータス松本:Chorus
出典
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(一)^ PUFFY全国ツアー。由美の恋に声援も、SANSPO.COM、1998年6月13日。︵インターネットアーカイブのキャッシュ︶
(二)^ ﹁“日本好き”アジアに広がる ドラマやアニメ ソフト文化に熱中﹂﹃日本経済新聞﹄2000年6月19日付朝刊、8頁。
(三)^ 新アルバムを香港、台湾でも同時発売、中日スポーツ、1998年3月12日。︵インターネットアーカイブのキャッシュ︶
(四)^ 雑誌﹃PatiPati﹄より
(五)^ ﹁パパパパパフィー﹂出演時の本人談