MLBの賞の一覧
チームの賞
編集コミッショナーズ・トロフィー
編集ウォーレン・ジャイルズ・トロフィー
編集ウォーレン・ジャイルズ・トロフィーは、ナショナルリーグの優勝チームに毎年贈られる。名前の由来となったウォーレン・ジャイルズは、1951年から1969年にかけてナショナルリーグ会長を務めた。
ウィル・ハリッジ・トロフィー
編集ウィル・ハリッジ・トロフィーは、アメリカンリーグの優勝チームに毎年贈られる。名前の由来となったウィル・ハリッジは、1931年から1958年にかけてアメリカンリーグ会長を務めた。
個人への賞
編集最優秀選手賞
編集最優秀選手賞 (Most Valuable Player Award、MVP) は、MLBにおいて最も活躍した選手を表彰するものである。アメリカンリーグとナショナルリーグからそれぞれ1人ずつ選出される。1931年より全米野球記者協会の投票となり現在の形となった。基本は全選手が対象となるが、投手にはサイ・ヤング賞があるため、通常は打者を対象とした賞である。例外で投手が受賞することもある。
サイ・ヤング賞
編集サイ・ヤング賞(Cy Young Award)は、最も活躍した投手を表彰する賞で、アメリカンリーグとナショナルリーグからそれぞれ1人ずつ選出される。この賞は、1955年に死去したサイ・ヤングを称え、翌1956年に当時のコミッショナーであったフォード・フリックが制定[8]。当初は両リーグのうちから1人だけが選ばれていたが、1967年から両リーグからそれぞれ1人ずつという現在の形式になった。
最優秀新人選手賞
編集最優秀救援投手賞
編集最優秀監督賞
編集ゴールドグラブ賞
編集プラチナ・ゴールド・グラブ賞
編集プラチナ・ゴールド・グラブ賞(the Rawlings platinum Gold Glove Award)は、その年のゴールドグラブ賞の受賞者から両リーグそれぞれ1人ずつ計2人、最も守備で優れていると思われる選手に投票される。ローリングス社のウェブサイト上からファン投票によって選出される[13]。
優秀守備選手賞・最優秀守備選手賞
編集優秀守備選手賞(Wilson Defensive Player of The Year Award)は、ゴールドグラブ賞のように監督・コーチの評価やイメージによる投票で、平等な評価がされていないことが疑問視されることも多いため、セイバーメトリクスの各データを基にした客観的でより純粋な守備貢献度の高い選手が選出される。リーグに関係なくMLB全30球団から各ポジションから1人ずつ計9人が選出され、優秀守備選手として表彰し、さらにその9人の中から1人を最優秀守備選手として選出する[2]。
フィールディング・バイブル・アワード
編集フィールディング・バイブル・アワード(THE FIELDING BIBLE AWARDS)は、1つのポジションに対し、10名(12名)のセイバーメトリクスの専門家を中心に構成された選考者各々が、順位をつけて全チームから守備位置ごとに各一名が選出される。外野手は、左翼手・中堅手・右翼手でそれぞれ選出される。また、2014年より、複数ポジションを守った選手(いわゆるユーティリティープレイヤー)も全チームから1人選ばれる。
シルバースラッガー賞
編集シルバースラッガー賞(Silver Slugger Award)は、アメリカンリーグとナショナルリーグの各リーグから、その年のシーズンで最も打撃に優れていた選手が各ポジション1人ずつ計9人が、各チームの監督・コーチの投票によって選出される[14]。指名打者制を採用しているアメリカンリーグは投手の代わりに指名打者が選ばれる。
ハンク・アーロン賞
編集エドガー・マルティネス賞
編集カムバック賞
編集カムバック賞(Comeback Player of the Year Award)は、2005年にMLBとファイザー社のバイアグラ間のスポンサー契約によって制定された[17]。
トニー・コニグリアロ賞
編集トニー・コニグリアロ賞(Tony Conigliaro Award)は、1990年に制定され、難病や逆境を克服した選手に贈られる。年に1人表彰(2000年と2001年は2人)。顔面死球から奇跡的に復帰したメジャーリーガーであるトニー・コニグリアロに由来する。
ロベルト・クレメンテ賞
編集ウォーレン・スパーン賞
編集ウォーレン・スパーン賞(Warren Spahn Award)は、シーズンで最も活躍した左腕投手に贈られる。ブレーブスなどで活躍し、左腕歴代1位となる通算363勝を記録したウォーレン・スパーンにちなむもので、1999年にオクラホマシティのオクラホマ・スポーツ博物館によって創成された。
ハート&ハッスル賞
編集ハート&ハッスル賞は、MLB同窓組合(Major League Baseball Players Alumni Association(MLBPAA))によって、フィールド上におけるプレーの評価だけでなく「価値・精神・伝統」を尊重し示した現役選手に対して表彰が行われる。MLBの各賞のなかで唯一、OB選手の投票によって選ばれる。受賞者選考については、まず各球団から1名ずつ候補者が決定し表彰が行われ、その後改めて30人から1人が最終的な受賞者として表彰される。2005年より表彰を開始。
ハッチ賞
編集ハッチ賞(Hutch Award)は、ファイティングスピリットと競争意識を持ち、逆境を跳ね除けてファンに勇気を与えた選手に贈られる。1964年に癌で死去したフレッド・ハッチンソンの功績と彼のファイティングスピリットを称えて、翌1965年に制定された。同賞の受賞者には、受賞の翌年1月に彼の生まれ故郷であるシアトルのT-モバイル・パークで表彰式が催される。
ルー・ゲーリッグ賞
編集オールMLBチーム
編集オールMLBチーム(All-MLB Team)は、そのシーズンのベストメンバーを決める賞。2019年に創設され、MLBの最も新しい賞である。レギュラーシーズンの成績が評価対象で、両リーグ全体から先発投手(5人)、救援投手(2人)、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、外野手(3人)、指名打者の計16人で1チームが組まれ、「ファーストチーム(1軍)」と「セカンドチーム(2軍)」に別けて表彰する。ポジションごとの候補者の数は決まっておらず、リーグの区別はない。外野手はポジションに関係なく選ばれる。ファン投票と専門家の評価によって決定する。
ワールドシリーズ最優秀選手賞
編集ワールドシリーズ最優秀選手賞は、ワールドシリーズで最も勝利に貢献した選手に与えられる。この賞は1955年に制定された。当初はスポーツマガジン (SPORT Magazine) によって選出されたが、現在はシリーズ最終戦で記者の委員会と関係者によって選出される[19]。
ベーブ・ルース賞
編集リーグチャンピオンシップシリーズ最優秀選手賞
編集MLBオールスターゲーム最優秀選手賞
編集その他
編集コミッショナー特別表彰
編集脚注
編集外部リンク
編集- Baseball Awards and Hall of Fame Index – Baseball-Reference.com
- MLB Awards - Major League Baseball