Mitaka(ミタカ)とは、仮想宇宙空間シミュレーションソフトウェアである。

Mitaka
開発元 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト、加藤恒彦
最新版

1.7.4a / 2023年3月24日 (15か月前) (2023-03-24)

対応OS Windows
種別 仮想宇宙空間シミュレーションソフトウェア
ライセンス MITライセンス, 国立天文台 プログラム・ソフト利用条件
公式サイト https://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/index.html
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概要

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420052120075112020222 1.6.0

4[1]Mitaka++4Mitaka++MItaka

Mitaka++macOSMitaka PlusMitaka Pro24

名称の由来

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開発者達が「日本で作成されたソフトウェアである」と言う意味を込めて和名にしたかったため、話し合いの結果、ソフトウェアが国立天文台"三鷹(みたか)"キャンパスで作られたことから、その地名を取って「Mitaka」と付けられた[2]

機能

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宇宙空間を様々な角度や時間軸を変えて見ることができる他、惑星の指定した地点に降りてそこからの空の眺めを表示したり、実際打ち上げられた惑星探査機の航路を表示させたりすることができる。また地球火星の地形データを表示させることもできる[3]

歴史

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20036 - 4

2005
21 - 

716 - 

2006
720 - 

1125 - 

2007
428 - "4D2U"

511 - 

92 - "Mitaka++"

1221 - 2007 [4]

2020
220 -  1.6.0 

78 - 4D2U32 [5]

バージョン

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バージョン No. リリース日 備考
1.0β 2005年2月1日 公開開始
1.0β2 2005年2月16日
1.0β3 2005年2月22日
1.0β4 2005年10月13日
1.0β5 2006年7月20日
1.0β6 2006年11月25日
1.0 2007年5月11日 正式版、ソースコード公開
1.0.1 2007年9月2日 開発が加藤恒彦に移行、以後"Mitaka++"のバージョンアップをそのまま反映
1.1.0 2007年10月9日
1.2.0 2008年5月26日
1.2.0a 2010年8月25日 実行ファイルはver.1.2.0と同じ
1.2.0b 2010年12月28日
1.2.1 2012年6月24日
1.2.1a 2012年6月30日
1.2.2 2014年12月16日
1.2.2a 2015年1月29日
1.2.2b 2015年2月13日
1.2.3 2015年3月10日
1.2.3a 2015年3月16日
1.2.4 2015年6月12日
1.2.4a 2015年6月24日
1.2.5 2015年7月29日
1.3.0 2015年11月24日 表示言語にフランス語を追加、はやぶさ2や金星探査機あかつきの軌道モデルを追加
1.3.0a 2015年12月16日 バグの修正
1.3.1 2016年3月4日 表示言語にスペイン語を追加、地上での日食月食の再現に対応
1.3.2 2016年7月1日 表示言語にイタリア語インドネシア語ポルトガル語タイ語を追加、木星探査機ジュノーケプラー宇宙望遠鏡の軌道とモデルを追加
1.4.0 2017年7月6日 土星探査機カッシーニの軌道や探査機モデルを更新、位置天文観測機ガイアの軌道とモデルの追加
1.4.1 2017年9月1日 表示言語に中国語簡体字繁体字)を追加
Mitaka for VR 1.4.1 バーチャルリアリティ対応版を公開
1.4.1a 2017年9月8日 バグの修正
Mitaka for VR 1.4.1a
1.4.2 2017年10月27日 Mitakaが64ビットアプリケーションへ変更[6]
Mitaka for VR 1.4.2
1.4.3 2018年3月1日 星座絵を追加
1.4.3a 2018年3月9日 バグの修正
Mitaka for VR 1.4.3a 2018年4月25日
1.5.0 2018年7月6日 天の川画像を新たに作成
Mitaka for VR 1.5.0
1.5.1 2019年1月24日 長期間にわたる惑星などの位置や地球自転の計算精度が向上、小惑星リュウグウの立体形状モデルの搭載
Mitaka for VR 1.5.1
1.6.0 2020年2月20日 コマンド実行機能の実装
1.6.0a 2020年3月16日 データのクレジット表記4D2Uロゴの表示が可能に
1.6.0b 2020年5月1日 バグの修正
1.7.0 2021年6月4日 「アステリズム」表示機能、「正距円筒図法」での投影機能の実装。コマンド実行機能、字幕表示機能、情報ウィンドウ機能の強化。その他、バグの修正など
1.7.0a 2021年7月1日 バグの修正
1.7.1 2021年7月29日 プラネタリウムモードでの表示機能の強化
1.7.1a 2021年8月17日 バグの修正
1.7.1b 2021年11月5日 プラネタリウムモードでの表示機能の強化。バグの修正
1.7.2 2022年1月18日 恒星間天体としてオウムアムアとボリソフ彗星を追加など。

関連書籍

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  • 『パソコンで巡る137億光年の旅~宇宙旅行シミュレーション』国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト/監修、平松裕子/編(インプレスジャパン2007年8月)
  • 『パソコンで3D宇宙ツアー』阿久津良和、永田一八、澤村徹/著(毎日コミュニケーションズ、2007年12月)

脚注

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(一)^ Tsunehiko Kato's Homepage

(二)^  (FAQ). 201771 Q)  Mitaka A)  

(三)^ 

(四)^ 2007  

(五)^ 2 . . 20211117

(六)^ 32Mitaka

外部リンク

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