NCAA男子バスケットボールオールアメリカン
NCAA男子バスケットボールオールアメリカンチーム (英語: NCAA Men's Basketball All-Americans teams) は、全米大学体育協会 (NCAA) のバスケットボール選手で構成されるチームで、様々な団体から全米で最も優秀だった選手らが選ばれている。また選出された選手の多くは、世界最高のバスケットボールリーグNBAへの道に進む。
歴史
編集コンセンサス・チーム
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1905年に創設され、現在4つの組織、AP通信 (AP)、全米バスケットボールコーチ協会 (NABC)、全米バスケットボールライター協会 (USBWA)、スポーティングニュース (SN) が投票によって個々選出している。また、4つの組織が合意によって選出するオールアメリカン・コンセンサスファーストチームとセカンドチームがある。日本人でコンセンサスチームに選出されたのは八村塁だけである。AP通信社はチーム選出の他に、優秀だった選手に選外佳作賞 (AP honorable mention) を設けいている。
投票基準は、1stチームの投票で3ポイント、2ndチームの投票で2ポイント、3rdチームの投票で1ポイントを得る。ポイントの合計で上位5選手が1stチームを構成し、続く5選手が2ndチーム、更に続く5選手が3rdチームとなる[2]。
1905年から1928年までは、ヘルムズ・アスレチック財団選出によるオールアメリカ・チームが、その年のNCAA﹁公式﹂チームとされていた。
コンセンサスチームの大学別選出回数
編集全米大学でコンセンサスチームで選出された選手が最も多い上位10校。
大学 | 選出回数 | 選出選手数 | 最新受賞者 |
---|---|---|---|
カンザス大学 (ジェイホークス) | 30 | 23 | 2018年 (デヴォンテ・グラハム) |
ノースカロライナ大学 (ターヒールズ) | 27 | 18 | 2017年 (ジャスティン・ジャクソン) |
ケンタッキー大学 (ワイルドキャッツ) | 26 | 21 | 2016年 (タイラー・ユリス) |
パデュー大学 (ボイラーメイカーズ) | 26 | 18 | 2017年 (ケイレブ・スワニガン) |
デューク大学 (ブルーデビルズ) | 24 | 21 | 2019年 (R・J・バレット, ザイオン・ウィリアムソン) |
ペンシルベニア大学 (クエーカーズ) | 24 | 14 | 1953年 (アーニー・ベック) |
ノートルダム大学 (ファイティングアイリッシュ) | 23 | 14 | 2015年 (ジェリアン・グラント) |
ウィスコンシン大学 (バジャーズ) | 21 | 18 | 2015年 (フランク・カミンスキー) |
UCLA (ブルーインズ) | 21 | 15 | 2017年 (ロンゾ・ボール) |
コロンビア大学 (ライオンズ) | 19 | 13 | 1957年 (チェット・フォルテ) |
アカデミック・オールアメリカンズ
編集詳細は「アカデミック・オールアメリカ (英語版)」を参照
アカデミック・オールアメリカは、学生アスリートを表彰するプログラムである。このプログラムは、特定シーズンにおいて学業成績およびスポーツで文武ともに優秀な選手は、﹁アカデミック・オールアメリカン﹂の称号を与えられている。CoSIDAによって、NCAAのディビジョンⅠ、ディビジョンII、ディビジョンIIIに所属する男女の選手およびNAIAの選手らがそれぞれ各ディビジョンごとに選出されている。
カレッジ・バスケットボールでは1963年に初めてアカデミック・オールアメリカン・バスケットボールチームが選出された。
脚註
編集- ^ a b Men's Basketball All-Americans
- ^ “2009–10 NCAA Statistics Policies(updated 9/2/2009)”. National Collegiate Athletic Association (2009年9月2日). 2010年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月26日閲覧。