Singles (中島みゆきのアルバム)
中島みゆき1作目のシングル・コレクション。
『Singles』(シングルス)は、中島みゆきの3枚組コレクション・アルバム。1987年8月21日発売。
『Singles』 | ||||
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中島みゆき の コンピレーション・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1975年 - 1986年 | |||
ジャンル |
フォークソング ニューミュージック | |||
時間 | ||||
レーベル |
キャニオン・レコード AARD-VARK | |||
チャート最高順位 | ||||
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中島みゆき アルバム 年表 | ||||
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解説
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中島の映像作品﹃中島みゆき CDV GOLD﹄と同時発売で、1975年9月25日発売のデビュー曲である﹁アザミ嬢のララバイ﹂から1986年11月21日発売の﹁やまねこ﹂までのシングルを3枚のCDにまとめたアルバムである。収録の順番は特異で、﹁やまねこ﹂からA面・B面を新しい順に並べている。
最初に発売されていたものと、再発されたものではパッケージが異なる。最初に発売されていたものは、通常の10mmケースを2枚合体させた通称マルチ・ケース︵最大4枚をコンパイルできる仕様、﹃歌暦﹄と同じケース︶に入れられていた。再発時は、通常の10mmケース3枚組を紙のケースに収めていた。
2004年6月23日にヤマハミュージックコミュニケーションズより再発売された。
1994年4月21日にはこのアルバムの再発売と共に、同じ収録形式の続編とも言える﹃Singles II﹄、2002年4月17日には第3弾﹃Singles 2000﹄が発売。さらに2013年11月20日には第4弾である﹃十二単〜Singles 4〜﹄が発売された。
中島の公式サイトに記載されているポニーキャニオンのCD品番は、1994年に再発売された物である。
2024年1月17日には、このアルバムをリマスターし、Blu-spec CD2で再発売された。
曲目
編集- 全作詞・作曲:中島みゆき
Disc 1
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(一)やまねこ
編曲‥船山基紀
20thシングル。アルバム﹃36.5℃﹄からのシングルカット曲。
(二)シーサイド・コーポラス
編曲者表記なし
20thシングルのカップリング。元々はアルバム﹃36.5℃﹄に収録されていた曲で、1番だけしかない曲だったが、2番を付け足してシングルのB面として収録された。曲の最後に、2番を付け足した際の録音で、﹁こんなもんでどうかな?﹂という中島の声と、それに対応する制作者の声が入っている。シングルバージョンはアルバム初収録。
(三)見返り美人
編曲‥萩田光雄
19thシングル。アルバム﹃36.5℃﹄にはアルバムバージョンで収録されているほか、のちにシングル﹃トーキョー迷子﹄にも“New Version”として新しいバージョンで収録されている。シングルバージョンはアルバム初収録。
(四)どこにいても
編曲‥萩田光雄
19thシングルのカップリング。アルバム初収録。
(五)あたいの夏休み
編曲‥後藤次利
18thシングル。アルバム﹃36.5℃﹄にはアルバムバージョンで収録されている。シングルバージョンはアルバム初収録。スティーヴィー・ワンダーがシンセサイザーで参加している。
(六)噂
編曲‥後藤次利
18thシングルのカップリング。アルバム初収録。
(七)つめたい別れ
編曲‥倉田信雄
17thシングル。アルバム初収録。“中島みゆき with スティービー・ワンダー”名義で、中島みゆき唯一の12インチシングルからリリースされたこの曲は、スティービーのハーモニカソロを全面的にフィーチャーした楽曲。
(八)ショウ・タイム
編曲‥後藤次利
17thシングルのカップリング。アルバム﹃miss M.﹄からのシングルカット曲。
(九)孤独の肖像
編曲‥後藤次利
16thシングル。アルバム﹃miss M.﹄にはアルバムバージョンで収録されている。また、ベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にはシングルバージョンで収録されている。カナダで発売されたベスト・アルバム﹃COLD FAREWELL﹄にも、このシングル・バージョンがセレクトされている。さらに、アルバム﹃時代-Time goes around-﹄には、本曲の原曲に当たる﹁孤独の肖像1st.﹂が収録されている。
(十)100人目の恋人
編曲‥後藤次利
16thシングルのカップリング。アルバム初収録。
(11)ひとり
編曲‥船山基紀
15thシングル。アルバム﹃はじめまして﹄にはアルバムバージョンで収録されている。シングルバージョンはベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(12)海と宝石
編曲‥船山基紀
15hシングルのカップリング。1984年に松坂慶子へ提供された楽曲。セルフカバーアルバム﹃御色なおし﹄ではアルバムバージョンで収録されている。シングルバージョンはアルバム初収録。
Disc 2
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(一)あの娘
編曲‥井上堯之
14thシングル。ベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(二)波の上
編曲‥井上堯之
14thシングルのカップリング。CDアルバム初収録。その前にカセット版﹃中島みゆきベスト20﹄にも収録。
(三)横恋慕
編曲‥船山基紀
13thシングル。ベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(四)忘れな草をもう一度
編曲‥船山基紀
13thシングル。アルバム初収録。
(五)誘惑
編曲‥船山基紀
12thシングル。ベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(六)やさしい女
編曲‥井上鑑
12thシングルのカップリング。アルバム初収録。
(七)悪女
編曲‥船山基紀
11thシングル。アルバム﹃寒水魚﹄にはアルバムバージョンで収録されている。シングルバージョンはベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(八)笑わせるじゃないか
編曲‥船山基紀
11thシングルのカップリング。1977年山内恵美子へ提供された楽曲。アルバム初収録。
(九)あした天気になれ
編曲‥星勝
10thシングル。アルバム﹃臨月﹄からのシングルカット曲。ベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(十)杏村から
編曲‥安田裕美
10thシングルのカップリング。1977年研ナオコへ提供された楽曲。アルバム初収録。
(11)ひとり上手
編曲‥萩田光雄
9thシングル。アルバム﹃臨月﹄にはアルバムバージョンで収録されている。シングルバージョンはベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄に収録されている。
(12)悲しみに
編曲‥石川鷹彦
9thシングルのカップリング。アルバム初収録。
(13)かなしみ笑い
編曲‥吉野金次・青木望
8thシングル。ベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(14)霧に走る
編曲‥後藤次利
8thシングルのカップリング。アルバム初収録。
Disc 3
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(一)りばいばる
編曲‥戸塚修
7thシングル。ベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(二)ピエロ
編曲‥戸塚修
7thシングルのカップリング。1979年根津甚八へ提供された楽曲。アルバム初収録。
(三)おもいで河
編曲‥若草恵
6thシングル。ベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(四)ほうせんか
編曲‥若草恵
6thシングルのカップリング。アルバム初収録。
(五)わかれうた
編曲‥福井峻・吉野金次
5thシングル。中島みゆきが初めてオリコンチャートで1位を獲得した曲。アルバム﹃愛していると云ってくれ﹄に収録されている。ベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(六)ホームにて
編曲‥福井峻
5thシングルのカップリング。アルバム﹃あ・り・が・と・う﹄からのシングルカット曲。
(七)夜風の中から
編曲‥萩田光雄
4thシングル。アルバム﹃みんな去ってしまった﹄にはアルバムバージョンで収録されている。シングル版のジャケットは2種類存在する。シングルバージョンはベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(八)忘れられるものならば
編曲‥西崎進
4thシングルのカップリング。アルバム﹃みんな去ってしまった﹄にも収録されている。
(九)こんばんわ
編曲‥西崎進
3rdシングル。サンプル盤のEPは﹁こんばんは﹂と表記していた。ベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄に収録されている。
(十)強い風はいつも
編曲‥西崎進
3rdシングルのカップリング。アルバム初収録。
(11)時代
編曲‥船山基紀
2ndシングル。アルバム﹃私の声が聞こえますか﹄にはアルバムバージョンで収録されている。この曲も、シングル版のジャケットは2種類存在する。シングルバージョンはベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(12)傷ついた翼
編曲‥船山基紀
2ndシングルのカップリング。アルバム初収録。
(13)アザミ嬢のララバイ
編曲‥船山基紀
1stシングル。アルバム﹃私の声が聞こえますか﹄にはアルバムバージョンで収録されている。シングルバージョンはベストアルバム﹃中島みゆき THE BEST﹄にも収録されている。
(14)さよなら さよなら
編曲‥船山基紀
1stシングルのカップリング。アルバム初収録。
関連項目
編集外部リンク
編集- 中島みゆき オフィシャルサイトによる紹介ページ