StarSuite
StarSuite(スター・スイート)は、サン・マイクロシステムズのオフィススイートの名称である。
開発元 | サン・マイクロシステムズ |
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最新版 | |
対応OS | Windows, Mac OS X, Linux, Solaris OS |
プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
対応言語 | 日本語 |
サポート状況 | 販売停止 |
種別 | オフィススイート |
公式サイト |
www |
アジア以外においては、StarOffice︵スター・オフィス︶という名称で販売されていた。これは、日本でコンピュータプログラムおよびソフトウェアを扱う第9類において、﹁StarOffice﹂が日本電気の商標として既に登録︵第4005625号︶されていたため、StarSuiteという名称で販売されていた。
オラクルのサン・マイクロシステムズ買収により、Oracle Open Office ︵オラクル・オープン・オフィス︶へ名称が変更された後、販売終了が発表され、日本国内においても販売が終了している。
概要
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もともとはドイツのスター・ディビジョンが開発・販売していたが、同社はサン・マイクロシステムズによって買収されたことにより、当時のバージョン、StarOffice 5.2 が無償で公開された。
その後、ソースコードを公開し、OpenOffice.org︵オープン・オフィス・オルグ︶プロジェクトを立ち上げ、オープンソースによる開発を開始した。また、StarOffice は有償販売を再開し、OpenOffice.org の成果をもとに独自ビルドを作成し、フォントやテンプレートのほか、データベースなどのアプリケーションを付加したものだった。
2007年8月からは、グーグルがGoogle パックの一つとして、StarSuite 8 の無償配布を行っていた。
2008年11月に StarSuite 9 が登場すると、グーグルによる配布が終了し、Googleアップデータのインストール済みソフトウェアのリストからも自動的に削除されたが、StarSuite 8 のヘルプメニューの更新確認で、﹁StarSuite 8 は最新﹂とだけ表示され続けた。
StarSuite 8からOpenOffice.org3︵最新版︶に、ユーザー設定を引き継ぐことができる。
オラクルによるサン・マイクロシステムズ買収後、Oracle Open Office へ名称が変更された。その後の2011年4月15日に、販売の打ち切りが発表された。
日本国内ではソースネクストとジャングルが OpenOffice.org の最新版より古い StarSuite 9 の販売を継続していたが、2011年の終わり頃をもってそれぞれの会社が販売を終了した。
構成
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ワープロソフトの Writer︵ライター︶、表計算ソフトの Calc︵カルク︶、プレゼンテーションソフトの Impress︵インプレス︶、描画ソフトの Draw︵ドロー︶、データベースの Base︵ベース︶などである。マクロ言語として StarSuite BASIC を内蔵している。また、PDFの作成機能もある。
詳細は「OpenOffice.org#各機能」を参照