TMG I
TMGのアルバム。
『TMG I』(ティー・エム・ジー・ワン)は、日本の音楽ユニット・B'zの松本孝弘を中心に結成されたロックバンド・TMGの1枚目のスタジオ・アルバムである。
『TMG I』 | |
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TMG の スタジオ・アルバム | |
リリース | |
録音 | 2004年1月−5月 |
ジャンル | ハードロック |
時間 | |
レーベル | VERMILLION RECORDS |
プロデュース | 松本孝弘 |
チャート最高順位 | |
『TMG I』収録のシングル | |
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概要
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初回限定盤は、シングル曲﹁OH JAPAN 〜OUR TIME IS NOW〜﹂のミュージック・ビデオや、ドキュメント映像、メンバープロフィールを収録したDVDが付属。
2004年7月5日付のオリコン週間アルバムランキングで、週間推定売上枚数9万281枚を記録して初登場1位を獲得[1]。
2004年5月9日に全国のハードロックカフェにて先行リスニングパーティーが開催され、抽選で選ばれた1,000名が招待された(シングル﹁Oh Japan -Our Time Is Now-﹂の応募特典)。
2004年11月8日、イタリアのレコード・レーベルであるフロンティアーズ・レコードより本作がリリースされ、ヨーロッパ全域で販売された[2]。
収録曲
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(一)OH JAPAN 〜OUR TIME IS NOW〜 (4:09)
●1stシングル曲。
●松本は曲順の際、﹁1発目にふさわしい曲﹂と語っていたが、[要出典]﹁TMG LIVE "Dodge The Bullet" Tour﹂ではアンコールラストナンバーで演奏された。
(二)Everything Passes Away (4:40)
●子供のセリフが入った約1分のイントロで始まり、変拍子(7拍子)が多用されている。
●ベースのジャック・ブレイズが作詞を手がけた。また、松本はこの曲の詞が気に入っており、シンプルでいて大人な感じがするという。[要出典]
●間奏のジャックのセリフは、聖書のヨハネによる福音書第3章第16文からの引用である。[要出典]
●松本曰く﹁ある意味TMGを象徴するような曲﹂。[要出典]
●ライブではオープニングに演奏された。
(三)KINGS FOR A DAY (3:47)
●松本はリフだけを考えメンバーに渡したようで、歌入り後はMR. BIGみたいだと思ったらしい。[要出典]
(四)I Know You by Heart (3:33)
●曲の大半が5拍子である。﹁OH JAPAN 〜OUR TIME IS NOW〜﹂や﹁TRAPPED﹂と共に初期に制作された。[要出典]
●ドラムのブライアン・ティッシーお気に入りの楽曲。[要出典]
(五)I wish you were here (4:19)
●松本曰く﹁B'zでは挑戦したことがないタイプの曲﹂。[要出典]
(六)THE GREATEST SHOW ON EARTH (3:03)
●2004年8月13日放送の﹃ミュージックステーション﹄︵テレビ朝日系︶で披露された[3]。
●イントロの三味線のようなギターのアイデアは以前からあり、元々は松本がインスト用に作っていた楽曲だったが、エリック・マーティンが歌えば面白いと思い、取り上げられることになった。そのため、仮タイトルは﹁三味線ソング﹂。[要出典]
(七)Signs of Life (3:50)
●松本はレッド・ツェッペリンを強く意識したと語っており、ジャックもエリックもこのリフがとても好きだという。[要出典]
(八)RED, WHITE AND BULLET BLUES (4:53)
●イントロは指弾き。元々メロディはなく、メンバーにリフだけの状態で渡し、ジャム・セッションで完成させた。[要出典]
(九)TRAPPED (3:38)
●1stシングル﹁OH JAPAN 〜OUR TIME IS NOW〜﹂のカップリング。
●若干ミックスが変わっており、ハードになっている。[要出典]
(十)My Alibi (3:08)
●本作で唯一ライブで披露されていない楽曲で、リハーサルの時点ではセットリストにあったが、松本曰く﹁忘れていた﹂とのこと。[要出典]
(11)WONDERLAND (4:16)
●松本はアイディアだけを出し、メロディはエリックが書いた。[要出典]
●当初は﹁STILL IN WONDERLAND﹂というタイトルだった。B'zの稲葉浩志が同時期に発表したソロ曲とタイトルが重なったのは偶然である。[要出典]
(12)TRAIN, TRAIN (4:18)
●サビのメロディ以外はエリックが書いた。[要出典]
(13)Two of a Kind (5:42)
●本作唯一のバラードナンバー。ハモンド・オルガンがアクセントを加えている。
●松本曰く﹁コード進行が出来たら歌うラインがほとんど決まっちゃう曲﹂。[要出典]
●最初はバラードをやらないつもりでいたが、Mr. Bigで数多くのバラードを歌っているエリックがボーカルでいることから、松本曰く﹁1曲は書いておこうと思った﹂と言うことで制作された。[要出典]
●作詞したジャックは、エアロスミスの﹁ミス・ア・シング﹂を意識したという。[要出典]
(14)NEVER GOOD-BYE (5:02)
●﹁お別れソング﹂をという松本の注文を受け、ジャックが歌詞を書いたハードロックナンバー。[要出典]
●本作で最後に制作され、松本によるとこのアルバムの核となる楽曲らしい。[要出典]
●2004年12月18日公開の映画﹃ULTRAMAN﹄の主題歌として使用され[4]、サウンドトラック集﹃ULTRAMAN ORIGINAL SOUNDTRACK﹄に収録された。
タイアップ
編集- 『TV ASAHI NETWORK SPORTS 2004』テーマソング(#1)
- 松竹映画『ULTRAMAN』主題歌(#14)
参加ミュージシャン
編集脚注
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(一)^ ab“Oricon Style Ranking Weekly Ranking 2004年7月5日付 アルバム BEST30”. オリコン (2004年7月5日). 2004年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月8日閲覧。
(二)^ “TMG 1st ALBUM﹃TMG I﹄ヨーロッパ全域での発売が決定!!”. ORICON STYLE. オリコン株式会社. 2004年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月17日閲覧。
(三)^ “出演者ラインナップ|ミュージックステーション”. テレビ朝日 (2004年8月13日). 2019年12月8日閲覧。
(四)^ “☆Congratulations!!!☆ ﹃ULTRAMAN﹄テーマ曲を手がけた松本孝弘さん(B’zギタリスト)が、グラミー賞を受賞されました!!”. 円谷ステーション – ウルトラマン、円谷プロ公式サイト. 円谷プロダクション (2011年2月15日). 2024年7月22日閲覧。