フィギュアスケーター
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概要[編集]
フィギュアスケーターI[編集]
フィギュアスケーターII[編集]
フィギュアスケート[編集]
作中のキャラクターたちは﹁フィギュアスケート﹂と呼ばれる架空のマーシャルアーツを駆使して戦う。ただでさえ転びやすく不安定な氷の上で、足に﹁ブレード﹂と呼ばれる鋭利な刃物をつけて対戦する血の気が引くような危険きわまりない格闘技だ。現実世界では闘鶏で似たようなことが行われているが、良い子は決して真似してはいけない。フィギュアスケーターのお姉さんお兄さんたちは、超人戦士だからこそこういった無茶が可能なのだ。ラウンド[編集]
勝負は3ラウンド制で、1ラウンド目がSP︵ショートプログラム︶、2ラウンド目がFS︵フリースケーティング︶、勝敗がつかない場合、3ラウンド目のEX︵エキシビション︶で争われる。なお、前作でプレイヤーから﹁地味﹂﹁面倒くさい﹂と不評だったCF︵コンパルソリーフィギュア︶ラウンドは今作では廃止されている。略記 | 制限時間 | 内容 |
---|---|---|
SP | 2分50秒 | 体力よりもスピードや必殺技の攻撃力が高いキャラが有利。 |
FS | 4分 / 4分30秒 | 女性キャラ同士の対決の場合のみ制限時間が4分。体力が高いキャラが後半有利になる。 |
EX | 無制限 | 時間無制限のサドンデスマッチ。SP、FSラウンドが苦手でもEXラウンドでパフォーマンスが向上するキャラもいる。 |
ルール[編集]
プレイヤーは自分が使用するキャラの持ち技(エレメンツ)の中から、指定の割当に従ってプログラムを組まなければならない。エレメンツのスロット数はラウンドやキャラの性別によって微妙に異なる。しかし、指定の割当はパッチが配布されるたびに変更されることがある。以下の記述は現時点での割当である。
ジャンプ | スピン | ステップ | スパイラル | 合計 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SP | 女性 | 2A / 3A | 単独のトリプル | 3+2以上のコンボ | FSp | LSp | CoSp | StSq | - | 7 | ||
男性 | 2A / 3A | 単独のトリプル / クワッド | 3+2 / 4+2以上のコンボ | FSp | CSp / SSp | CoSp | StSq | - | 7 | |||
FS | 女性 | Aを1回以上 | ダブル以上の重複は2回まで トリプル以上の重複は2種まで うちクワッドの重複は1種のみ |
コンボは3回まで うち3連は1回まで |
全部で7回 | FSp | 単一姿勢 | CoSp | StSq | ChSq | 12 | |
男性 | Aを1回以上 | ダブル以上の重複は2回まで トリプル以上の重複は2種まで うちクワッドの重複は1種のみ |
コンボは3回まで うち3連は1回まで |
全部で7回 | FSp | 単一姿勢 | CoSp | StSq | ChSq | - | 12 | |
EX | エレメンツの制約は特にない。膝でスピンしたり、ジャンプを1回も跳ばなかったり、禁じ手のバックフリップをやっても、このラウンドだけは大目に見てもらえる。室内なのにレインコート着用で傘をさしたり、パジャマのまま出てきたり、きわどい衣装で挑発したり、日本刀を振り回したり、肉襦袢に金色のパンツ一丁で踊ったりと、何でもアリだが、放送できないようなことはさすがにやらない方が良いだろう。 |
ISU社製リアルタイム演算処理ジャッジシステム[編集]
TSS
|
---|
チップ各構成部位の説明は以下である。バグが疑われる箇所には色を付けた。
略記 | 正式名称 | 日本語名称 | 説明 | |
---|---|---|---|---|
TSS | Total Segment Score | 合計点 | 演算によってはじき出された最終的な計算結果であり、TES、PCS、Deductionの3つ部位で分散演算された数値の和。 | |
TES | Total Element Score | 技術点 | 実際に実行されたエレメンツのコマンド入力の数値的総和であるBase Valueと、コマンドの精度に対する評価GOEの和。 | |
PCS | Program Component Score | 演技構成点 | 入力されたコマンド全体の質に対する評価値。SS、CO、PRの3つの部位で10.00を上限に分散演算処理された数値の和に、Factor処理を施した上で算出される。一度高い評価を受けると次からもある程度高い点を保障されるが、逆に一度低い評価を受けてしまうと中々評価が上がらなくなる。そのためPCSはしばしば貯金(nest egg)と表現される。 | |
Deduction | Deduction | 減点 | プレイヤーの操作ミスを執拗に感知して、減算処理を行う。キャラが転んだら-1.0など。 | |
TES | Base Value | Base Value | 基礎点 | 実際に実行されたエレメンツのコマンドの数値的総和。 |
GOE | Grade Of Execution | 出来映え点 | スケツーをゲームとして不健全なものにしている「諸悪の根源」と言われているのが、このGOEと呼ばれるパーツだ。コマンドの入力精度に対する評価であり、0を含む+5から-5の11段階で、技ごとに決められた割合で加算・減算が行われる。難しい技ほど減算の幅が大きくなるという消極性を助長する問題点があり、一部のキャラに理解不能なGOE加算処理が行われることがしばしばだが、ISU社はバグを認めていない。9個のチップを内蔵し、それぞれが出した値から"ランダムに2つと最高最低点の計4つを削った平均"というややこしい値が最終的なGOEとなる。恐るべきはこのチップが試合毎に独自の判定パターンを使用する点であり、ユーザからは"どのパターンが使用されたのか知りたい"という要望が多いようだが、メーカー側は技術的な観点から難しいと回答しており、実装の予定はない。 | |
PCS | Factor | Factor | 係数 | 男性キャラと女性キャラの物理的能力の違いを明確にするために設けられたフィルター。SS、CO、PRの3つの部位で演算処理された数値に、SPラウンドでは男1.67・女1.33、FSラウンドでは男3.33・女2.67の数値が乗算される。しかし、2018年3月以降のパッチで女性キャラにも3Aやクワッドが次々と搭載された今、もはや時代に合わなくなった仕様バグと化している。 |
SS | Skating Skills | スケート技術 | プレイヤーが動かしたキャラのスケート能力を総合的に判断して数値化する部位。 | |
CO | Composition | 構成 | プレイヤーがキャラをバランスよく動かしているかを総合的に評価する部位。2019年6月のチップ更新で、それまでの「振付」(英称: Choreography、略称: CH)に代わって実装された。 | |
PR | Presentation | プレゼンテーション | 定められた技の遂行精度を評価する部位。コマンド入力でミスをしないことが大切だ。2022年6月のチップ更新で、それまでの「実行 / 遂行力」(英称: Performance / Execution、略称: PE)に代わって実装された。 | |
TR | Transition | 要素のつなぎ | エレメンツとエレメンツの間をスムーズに小技で繋いでいるかを判別・評価していた部位。2022年6月のチップ更新でなぜか除去された。コアなプレイヤーからは、下のIN除去とあわせて暴挙だとの抗議がメーカーに殺到している。 | |
IN | Interpretation | 音楽解釈 | キャラクターの動きがBGMと調和しているかを判断し評価していた部位。上のTR同様、2022年6月のチップ更新でどういうわけか除去された。 |
PCSのデグレード‥シリアスエラーと高難度ジャンプ系エレメンツ連動[編集]
前述の通り、PCSには工場出荷状態から既にバグが疑われていたのだが、2019年5月のパッチで一緒に﹁シリアスエラー﹂というデグレードが配信されてしまった。ISU社の説明では、これは﹁転倒、プログラムの中断、および構成の完全性/連続性/流動性、および/または音楽との関係に影響を与える技術的ミス﹂と定義されており、一応全キャラが対象ということになっている。しかし、実際にはユヅル以外のキャラに対して発動された事例は報告されておらず︵注︶、しかも発動する度にユヅルの精神力が削られていく。そのためユヅル使いの間では、﹁心が壊れる前にプロステージへステップアップするのが吉﹂と言われている。一部のコアなユヅル使いの間では、ユヅルの演技内容を素で評価すると、PCSの計算に用いる部位全てで評価値が本来の上限である10.00を超えてしまい、オーバーフローしてしまうために、それを何とか抑え込もうとして加えられた余計な演算処理によって発生しているとも言われている。 2023年1月の障害発生レポートによると、ジェイソンでも上記﹁シリアスエラー﹂が発動したという報告があったのこと。やはりユヅルと同様、演技内容を素で評価した場合のオーバーフロー防止演算処理に起因するバグと考えられている。 また、PCS本来の存在意義から考えれば決してあってはならないことなのだが、いつの頃からか一部のキャラで、高難度ジャンプ、ことに4回転ジャンプを着氷した本数︵目安としては3種4本以上︶に連動してPCSが高騰するという事象が報告されており、これもデグレードを疑われている。特にネイサンでの報告事例が多いが、ショウマでも発生事例が報告されている。ただ、ダニエルでの発生報告事例はなく、またイリヤは数値調整中のためか発動したりしなかったりしてPCSの変動が激しくなっていると報告されている。女性キャラでは、そもそも3種類以上の4回転ジャンプ系エレメンツを持っているキャラがアレクサンドラ以外にいないためか、発動状況が男性キャラの場合よりも不安定なようである。具体的には、絶望のカミラやアンナが対戦相手のときには決して発動せず、むしろ対戦相手のPCSを高騰させてしまうが、マライアやルナが対戦相手のときにはしっかり発動して、対戦相手のPCSを不可解に上回ることがあると報告されている。いずれにせよ、この事象が発生して勝てば勝つほど、実際の演技と得点の乖離にプレイヤーがシラケていくものであることには違いなく、特にユヅルのEOL後に著しいプレイヤー離れの一因になっている。エレメンツ[編集]
もちろん一般的格闘ゲーム同様、普通に蹴りやパンチでの攻撃も可能だが、スケツーの醍醐味は多彩なコンボ技にある。技は﹁エレメンツ﹂と呼ばれており、それぞれの表記も非常に特殊で、威力設定も難解をきわめる。そのこともプレイヤーを悩ませる一因となっているようだ。ちなみに技の威力は﹁1.00=マニー・パッキャオの渾身の左ストレート﹂と設定されている。ジャンプ系[編集]
いわゆる回転系の跳び技。飛び後回し蹴りや胴回し蹴り、竜巻旋風脚などと同系統の空中技である。基本的には以下の6種類のジャンプ技がある。シングルは1回転、ダブルは2回転、トリプルは3回転、クワッドは4回転である。略記 | 読み | 内容 | シングル | ダブル | トリプル | クワッド |
---|---|---|---|---|---|---|
T | トウループ | とりあえず一番簡単なジャンプ。ブレードの先端で氷に穴を穿ちながら「とおうぅ!」の掛け声とともに跳ぶ。かき氷を一番たくさん作り出す。ダイスケ、エフゲニー、ブライアンなど、多くの男性キャラが4Tの大技を持つ。女性キャラでは、2018年3月のパッチで追加された「使えるアレクサンドラ」が4Tを持っている。 | 0.40 | 1.30 | 4.20 | 9.50 |
S | サルコウ | 「猿でも跳べるほど簡単」ということで名前がついたジャンプ。ミキは工場出荷状態で入っている女性キャラでは唯一、4Sの大技を持っている。また、前述の「使えるアレクサンドラ」も4Sを持っている。 | 0.40 | 1.30 | 4.30 | 9.70 |
Lo | ループ | 中くらいの威力のくせに極めるのは難しい。名手でもマモノ相手には決まらないことが多々あるのは、このジャンプがマモノの好物であるからという説もある。回転不足判定でよく狙われ、失敗の無限ループにハマり易い。スケーティング技術と脚力の両方が伴ってないキャラは跳べない。クワッドになるといきなり難易度が上がるが、それを威力に反映するパッチは保留にされたままだ。ユヅル使いとユウマ使いは4Loのコマンド入力を確実なものにするよう、練習に励もう。 | 0.50 | 1.70 | 4.90 | 10.50 |
F | フリップ | FLIP-FLAPという双子ユニットがいたが、このフリップは後述のルッツの双子の妹にあたる。内側エッジで踏み切るインドア派文系な妹。飛ぶ直前に前向きから後ろ向きになる肩すかしなジャンプでもある。2010年3月のパッチ配布で、従来はEXラウンドでしか使えなかったダイスケの秘剣4FがFSラウンドでも解禁されたが、同時にバグが発見されており修正パッチの追加が望まれていた。しかし、修正済みの4FはダイスケのEOLには間に合わず、代わりにショウマに実装されたがプレイヤーから「下回り」という欠陥を指摘されている。女性キャラでは、やはり前述の「使えるアレクサンドラ」が(以下略) | 0.50 | 1.80 | 5.30 | 11.00 |
Lz | ルッツ | 外側エッジで踏み切る。「うわっ捻挫しそう!」と思ったらアウトドア派体育会系のルッツ姉さんだ。そうじゃなかったら妹のフリップだ。ルッツとフリップをきちんと踏み分けるのはかなりの熟練がいるうえに、体力ゲージが少なくなると得意なほうのエッジに乗りがちになる。2011年11月のパッチ配信によって、ブランドンが4Lzの大技を持つようになったが、コマンド入力難度もスケツー史上最高だった。その後、ボーヤンやネイサン、さらにはユヅルにも、ブランドンよりは若干入力難度が抑えられた形で4Lzの大技が実装された。女性キャラでは、やはり前述の「使えるアレ…」(略) | 0.60 | 2.10 | 5.90 | 11.50 |
A | アクセル | 性格が前向きな上にアクセル全開じゃないと跳べない難しいジャンプ。前向きに踏み切って後ろ向きに着氷するので、半回転多く回る。マオは工場出荷状態で入っている女性キャラでは3Aが普通に跳べる唯一のキャラだ。またユカリもコマンド入力条件はシビアだが、3Aを出すことができる。長いこと、4Aを出せるキャラはゲーム中に一人もいなかったが、データ上は用意されていた。2022年1月のパッチでついにユヅルに4Aが実装されたが、ダイスケの4F同様に<が刺さってしまうバグがあり、最終的な修正が待たれている。 | 1.10 | 3.30 | 8.00 | 12.50 |
略記 | 読み | 説明 |
---|---|---|
q | クォーター | 2020年7月のパッチで一緒に配信されてしまったデグレードで、舌を出した見た目同様に厭味ったらしい「ジャンプの回転がチョット足りてませんよー」という陰湿なクレームマーク。ISU社は威力は減らないと強弁するものの、実際はただでさえバグだらけのGOEで結局減る。「お前の頭の方こそチョット回転不足なんじゃねぇーのか?」とジャッジに悪態をついたところで腹の虫は収まらない。「プレローテーションが…」とかいう話を始めるやつがいたら、泥沼技術論になるので無視してゲームを続けた方が吉。 |
< | アンダー・ ローテーテッド |
尖った見かけ同様ぐさぐさと心に突き刺さる「ジャンプの回転が足りてませんよー」という、q以上に陰湿なクレームマーク。1つ入ると威力が2割減る。その上GOEでもクォーター以上に威力が減る。「お前の頭の方こそ回転b…うわなにをするやめr… |
<< | ダウングレード | 別名『泣きっ面に蜂』。アンダーローテーテッド同様ジャンプの回転不足を指摘するマークだが、その容赦の無さは1つ刺さった時の比ではない。3回転は2回転に、2回転は1回転になってしまう。もちろん0回転は−1回転扱いだ(嘘)。その上GOEでもアンダーローテーテッド以上に威力が減る。後述のエッジエラーやアテンションと同時に喰らう事を『踏んだり蹴ったり殴られたり』と言ったりもする。しない。なお、以前は上記の「アンダー・ローテーテッド」は存在せず、回転不足を指摘するマークは「ダウングレード」のみだった。(「<」の数も1つで「ダウングレード」と呼んでいた)しかし、「ほとんど回り切っているのに回転数を減らされてはたまらない」というプレイヤーからの苦情が殺到したことに伴い、2010年5月のパッチ配布で上記の「アンダー・ローテーテッド」が急遽作られた。しかしあまり効果は得られず、現在もプレイヤーからの苦情は絶えないという。 |
e | エッジエラー | LzとFの後ろにしかつかないレアなマーク。双子ジャンプの踏切エッジの使い方に対する執拗かつストーカーチックなクレームマークだ。これだけで入っても2割、<と一緒に入ると4割も威力が減ってしまう。インサイドエッジで踏み切っておいて「Lzだ」と言い張ってきたプレイヤーにはまさに呪いのマークな上に、「じゃあ、FのエッジエラーはLzとして採点してくれよ」という至極真っ当な意見も鼻で笑われるだけなのも痛い。「これはマナだ」「いやこれは目の下にホクロがあるからカナだ」「いや、俺はマナのファンなんだから見間違えるはずがない。これはマナだ」「アホか?これはカナだっつーの!」まあ、このレベルの話である。 |
! | アテンション | 一度は無くなったが、なぜか復活したマーク。「お見事!度肝を抜かれました!」という意味のびっくりマーク…だったら、何の問題もないのだが、残念ながらそうではない。上記のエッジエラー同様、踏切エッジに対するクレームマークだが、スッキリしない分、「e」をもらうより気に障る。「いやぁほら、ね?わかるでしょ?私も鬼じゃないから、今回は大目に見てあげるけど、次回は見逃さないよ。見つけたのが私であんた本当にラッキーだよ」といったニュアンスがひしひしと伝わってくる目障りなマーク。ちなみに銀河点女王を使っているプレイヤーは特に気にかける必要がないようだが… |
* | インバリッド・エレメント | 別名『エレインの呪い』。これはよほど計算が苦手なプレイヤーか、うっかり屋以外はもらうことが少ない名誉のスター勲章だ(そこ、ノブナリに突っ込まない!)。同じ種類のジャンプを跳びすぎてしまった際「そんなにいっぱい跳ばなくても良いのに、君は頑張り屋さんだねぇ」という労をねぎらう意味でついてくる。ただし、この勲章をもらうと星印なので何となくいい気分になるが、たとえクイント(5回転)を跳んだとしても威力計算はしてもらえない。答案用紙に名前を書き忘れて0点、でも優しい先生は「次から気をつけようね」とお星様のシールをくれた、というような心温まる話…ではない。実際には「小学校から算数をやり直すことを検討されたし」というマークである。 |
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x | クレジット・フォー・ハイライト・ディストリビューション | はい、もう一回ご一緒に。「クレジット・フォー・ハイライト・ディストリビューション」。一見ペケをつけられてしまったかのように見えるこの「x」マーク。憤慨する前にちょっと待ってほしい。よくよくジャンプの威力値を見てみると、なんと1.1倍されているではないか。そう、これはコマンドを押す親指の痛み+キャラの体力減で辛くなってくるSP・FS各ラウンド後半のジャンプに与えられるボーナスマークなのだ。「先生!この点数はどういうことですか?110点て!」「野比、みんながさっさとプリントを終わらせて遊びに行っても、お前だけは教室に残って終了ギリギリまで問題を解き続けた。だから先生、お前には10点多くあげたんだ」というような話と似ているかどうかはわからないが、早まってジャッジに詰め寄らないように気をつけよう。なお、2018年5月のパッチから、ラウンドの後半に入れたジャンプ系エレメンツでも、SPラウンドでは最後の1つ、FSラウンドでは最後から3つまでしか1.1倍にされなくなった。巷では「アリーナの呪い」と呼ばれているとかいないとか。後半にジャンプ系エレメンツを入れたのに最後まで1.1倍されなかったら、ゲーム開発元に電話だ! |
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6種類の基本ジャンプ以外にも多種多様なジャンプ技が存在する。
略記 | 読み | 内容 | シングル | ダブル | トリプル | クワッド |
---|---|---|---|---|---|---|
F (e) | リップ | LzとFの美人双子姉妹には、フルッツとリップというこれまた双子の従姉妹が存在する。妹の方は、インサイドエッジで踏み切ると見せかけて、アウトサイドで踏み切る反則技のリップ。人前では借りてきた猫のようにおとなしいのに、ふたりきりになると豹変して内弁慶を炸裂する二重人格者な彼女だと思えばいい。 | 0.40 | 1.44 | 4.24 | 8.80 |
Lz (e) | フルッツ | フルーツみたいなかわいらしい名前とは裏腹に、かなりのツンデレジャンプ。アウトサイドエッジで踏み切ると見せかけて、インサイドで踏み切る反則技。威力はまあまあである。 | 0.48 | 1.68 | 4.72 | 9.20 |
M | ミドリ | 前作の主人公ミドリの必殺技。跳び上がったまま塀を飛び越えて、撮影中のカメラクルーに突っ込む荒技。対戦相手にも自分にも結構なダメージがある捨て身の一撃だ。 | ? | ? | ? | ? |
1Eu | シングルオイラー | 元々はハーフループと呼ばれ、シングルループと同じ1Loという記号が割り当てられていたが、2018年のパッチでシングルオイラーに名称が変更された。2010年5月のパッチで、従来はシークエンスとして扱われていたハーフループが、サルコウかフリップの前で使われているときのみ、表記・威力ともにシングルループと同じで、コンビネーションとして扱われるようになった。例えば、エフゲニーの大技3A+1Eu+3Fは、以前の計算式では (8.00+5.30)×0.8=10.64 の威力(後述)でしかなかったが、このパッチによって 8.00+0.50+5.30=13.80 の威力を持つようになった。しかしその代わり、1回しか使えない貴重な3連コンボをこの技のために使ってしまうようにもなった。 | 0.50 | |||
BkF | バックフリップ | 名前的にはフリップの兄弟分にあたるジャンプ技だが、実際には何の関係もない。前作からのキャラ、ロロが得意とする大技だ。長らくSP、FSラウンドでやると怒られてきたが、2024年6月配信のパッチで怒られる事はなくなった、が特に威力もない。EXで連発すると威力絶大だ。プレイヤーキャラではないが、ネイサンもユヅルのストーリーモード三回目「五輪の塔」(後述)のEXラウンドでこれを使ってくる。 | EXラウンドのみ20.00 |
その他、本来前向きに踏み切るA(アクセル)を後ろ向きに踏み切るB(バクセル)、トウジャンプであるF(フリップ)をフルブレードで踏み切るFlo(フループ)、もはや何のジャンプか判別不能なU(※判読不能)などのジャンプ技も確認されている。が、現状一部のキャラにおいては事前申告通りのジャンプとして判定され減点対象にもならないどころかGOE加点すらされる事もあるバグが確認されており、プレイヤーから苦情や改善要求が絶えないが、ISU社は一切バグを認めていない。
ジャンプ系エレメンツの威力設定[編集]
ジャンプ系のエレメンツには、1つのジャンプを単独で跳ぶ「ソロ」と、より強力な、2つ以上のジャンプを組み合わせたコンボである「シークエンス」及び「コンビネーション」という3通りのランクがある。これらはそれぞれのラウンドで微妙に異なった威力設定がなされているので注意が必要だ。ややこしいだろうが、自分が使用するキャラの特性と以下の演算条件を頭に入れて、ジャンプを入れるタイミングを計算できるようにしておくといいだろう。
分類 | ランク | 構成 | 表記 | 威力計算 | ラウンド別による係数 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SP・FS | EX | |||||||
前半 | 後半 | |||||||
ソロ | 弱 | J1 | J1 | J1 | ×1.0 | ×1.1 | 基本的には×1.0 だが、制限時間がないのでFSの前半分にあたる2分すぎあたりから、各キャラに設定された『後半の体力値』によってジャンプ系エレメンツの成功率が大きく異なってくるので、自分が使うキャラの体力を考えてエレメンツを繰り出そう。 | |
コンボ | シークエンス | 中 | J1-m-A | J1+A+SEQ | J1+A | |||
コンビネーション | 強 | J1-J2 J1-J2-J3 |
J1+J2 J1+J2+J3 |
J1+J2 J1+J2+J3 |
スピン系[編集]
これも回転系の技。空中技でない分、威力は弱いが、コンボが長く、安定して繰り出すことができる。女性キャラは上段蹴りなどを得意とし、男性は中段蹴りや、バックブローなどを多用する。非常に多くの種類が存在するが表記的には以下の20種類である。コマンド入力が正確なほどレベルが上がる。略記 | 読み | 説明 | Lv.B | Lv.1 | Lv.2 | Lv.3 | Lv.4 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
USp | アップライトスピン | 上半身を起こした状態で行う、オーソドックスな回転技。他のスピン技より高速回転が可能で、上中下段蹴り、パンチなど多彩な技を織り込むことができる。 | 1.00 | 1.20 | 1.50 | 1.90 | 2.40 |
FUSp | フライング… | 1.50 | 1.70 | 2.00 | 2.40 | 2.90 | |
CUSp | チェンジフット… | ||||||
FCUSp | フライングチェンジフット… |
LSp | レイバックスピン | これもアップライトスピンなのだが、上体を後に反らしながら行うものは変形版として特にレイバックスピンと呼ばれる。敵の攻撃から顔面を守ることができるという利点がある。 | 1.20 | 1.50 | 1.90 | 2.40 | 2.70 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
FLSp | フライング… | 1.70 | 2.00 | 2.40 | 2.90 | 3.20 | |
CLSp | チェンジフット… | ||||||
FCLSp | フライングチェンジフット… |
CSp | キャメルスピン | なぜキャメル(camel=ラクダ)なのかと訝しむ人もいるだろうが、ラーメンマンの必殺技『キャメルクラッチ』からヒントを得て編み出されたためこの名前がついたと思われる。蹴り足を真後ろに伸ばし、上体は水平前方に構える。相手の攻撃を両手で受け流しながら、バックキックを上中段に蹴り分ける。 | 1.10 | 1.40 | 1.80 | 2.30 | 2.60 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
FCSp | フライング… | 1.60 | 1.90 | 2.30 | 2.80 | 3.20 | |
CCSp | チェンジフット… | 1.70 | 2.00 | ||||
FCCSp | フライングチェンジフット… |
SSp | シットスピン | しゃがんだ状態で相手の向こう脛辺りをブレードで斬りつけるえげつない下段回転蹴り。日本語風に「シットスピン」と発音すると、外人には糞(shit)を振りまきながら回る技なのかと眉をひそめられてしまうので、どちらかというと「スィットスピン」と発音しよう。 | 1.10 | 1.30 | 1.60 | 2.10 | 2.50 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
FSSp | フライング… | 1.70 | 2.00 | 2.30 | 2.60 | 3.00 | |
CSSp | チェンジフット… | 1.60 | 1.90 | ||||
FCSSp | フライングチェンジフット… |
CoSp | コンビネーションスピン | 「USp / LSp」「CSp」「SSp」の3種類のうち2種類以上を組み合わせたものを言う。最も高度なスピンコンボであり、威力も高い。 | 1.50 | 1.70 | 2.00 | 2.50 | 3.00 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
FCoSp | フライング… | ||||||
CCoSp | チェンジフット… | 1.70 | 2.00 | 2.50 | 3.00 | 3.50 | |
FCCoSp | フライングチェンジフット… |
分類 | 名称 | 説明 |
---|---|---|
USp系 (LSp含む) |
ビールマンスピン | 全スピン中、最も拷問的要素が強い。回転中スコーピオンキックを飛ばす技。相手の死角をついて攻撃できるので、威力は絶大だ。柔軟性が高いマオ、ミライ、イリーナ、男性ではエフゲニーやユヅルなどが持っている。柔軟性が最高レベルのキャラが繰り出す変化形としては、キャロラインのパールスピンや、ユリアのキャンドルスピンがある。 |
ショットガンスピン | 男性キャラがよく使う。回転中やにわに懐からショットガンを取り出して相手を撃つ反則技…ではなくて、相手のみぞおち辺りに強烈な前蹴りを喰らわせる回転技だ。 | |
Y字スピン | 主に女性キャラが使用するが、男性の中にも使えるキャラはいる。上段蹴りの回転コンボ。マオ、シズカが強力なY字スピンを持っている。 | |
I字スピン | 人間離れした柔軟性を誇るサーシャの必殺技。天空を突き刺すような踵落しを相手の脳天にお見舞いする。ミライのも凄い。 | |
CSp系 | ドーナツスピン | 別名『円月輪』。回転中体を横に倒し、背中を反らして輪っかを作る。円盤ノコギリよろしく相手をブレードで切り裂く。シズカとユカリの得意技。 |
ウィンドミルスピン | 別名『殺人風車』。体を斜め横に倒し、相手を両手で殴打しながら、膝のあたりにも蹴りを放つ、見た感じかなり乱暴な技。 | |
SSp系 | キャノンボールスピン | 別名『人間ミサイル』。SSpの状態でさらに蹴り足に上半身を密着させミサイルのように相手に突進して向こう脛の辺りを強か蹴りつける技。 |
パンケーキスピン | 別名『人間大砲』。おいしそうな名前だが、体を丸めてそのまま相手に突っ込む起死回生の捨て身の技だ。 | |
デスドロップ | 正確にはSSpに入る直前のフライング動作。高く跳び上がって相手にバックキックをお見舞いする。名前もすごいが、技の威力も名前負けしていない。ミドリを使用するプレイヤーはぜひ使いたい。 | |
キャンデロロスピン | ロロだけが使う特殊なスピン技。回転中に膝をつき、そのまま胡座をかいて座る。意表をつかれた相手が混乱している間に足を取ったりする。 |
なお、2019年5月のパッチで一緒に配信されてしまったデグレードで、フライング、チェンジフット、コンピネーションの各スピンにもごくたまに「おまけ」がつくようになってしまった。ジャンプの「おまけ」(x以外)同様、下記のマークを見たら「クソジャッジ!どこに目ぇつけてんだボケェーーー!」と叫んでいい決まりになっている。
略記 | 読み | 説明 |
---|---|---|
V | ブイ | 勝利のVサインならいいのだが、実際は「そのスピンわからなーい」という陰湿なクレームマーク。威力が25%減ってしまう。「お前の頭ではわからないだけじゃねーのか?」とジャッジに悪態をついたところで(以下略) |
ステップ系[編集]
略記 | 読み | 説明 | Lv.B | Lv.1 | Lv.2 | Lv.3 | Lv.4 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SlSt | ストレートラインステップ | 下段蹴り中心のコンボ。直線的に攻撃するため対戦相手と十分に距離がないと失敗する。マオの『超絶仮面舞踏会ステップ』はこのステップ。 | 1.50 | 1.80 | 2.30 | 3.30 | 3.90 |
CiSt | サーキュラーステップ | 下段蹴り中心のコンボ。画面の奥行きを使って円軌道上に相手を攻撃するため、接近していないと効果がない。ダイスケのCiStは強力だ。 | |||||
SeSt | サーペンタインステップ | ステージをフルに使いS字の軌道を描きながら相手を攻撃する下段蹴り中心のコンボ。キャラではタカヒコやステファンが持っている。強力だが、コマンド入力が多すぎて腱鞘炎になるプレーヤーが続出、EXラウンド以外ではあまり使われていないようだ。 | |||||
ChSq (ChSt) |
コリオシークエンス (旧名コリオステップ) |
男性キャラはFSラウンドで2回のステップを行うが、2010年5月に配布されたパッチにより、2回目のステップはレベル1固定で、GOEで威力が決まる仕様に変更された。この2回目のステップを「コリオステップ」といい、記号も「ChSt」が割り振られていた。2019年5月のパッチで、「コリオシークエンス」という名前で、後述のスパイラル系エレメンツと統一され、記号「ChSq」が新たに割り振られた。 | 3.00 |
スパイラル系[編集]
略記 | 読み | 説明 | Lv.1 |
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ChSq (ChSp) |
コリオシークエンス (旧名コリオスパイラル) |
スパイラルは分類としてはステップに属するが、実際にはステップとはかけ離れたタイプの技で、女性キャラ限定の上段蹴りのコンボである。柔軟性が高いキャラのものほど相手の顔面を安定して狙えるので強力。スパイラルの名手はサーシャ、ミライ、マオ、アリッサ、キャロラインなど。レベル4までの判定があった頃は「スパイラルシークエンス」と呼ばれていた。2019年5月のパッチで、「コリオシークエンス」という名前で、前述のコリオステップと統一され、記号「ChSq」が新たに割り振られたのに加えて、シズカのイナバウアーなどもこのエレメンツを構成するものとして認められるようになった。なお、男女ペアになったキャラたちが使う技に、名前の似た「デススパイラル」というものもあるが、これとは全く別の技である。 | 3.00 |
キャラクター[編集]
ストーリーモード[編集]
スケツーではすべてのキャラがプレイヤーにとっての主役だが、以下のキャラにはストーリーモードが用意されている。マオ菩薩降臨編 | マオが主人公となり、フォースの暗黒面に堕ちてしまったかつての盟友ヨナを救うべく奮闘する。しかしラスボスの銀河点女王が死ぬほど強いので、クリアするのは至難の技だ。何気ない技でも意味不明な大打撃を与えてくる相手に対して、3Aコマンドを完璧に打ち込めるようになるかどうかがクリアの鍵とも言われている。マイという特別キャラクターによる3匹のトイプードルの世話を同時にこなすミッションがある。制限時間内に特上カルビを何皿平らげられるかなどのミニゲームも楽しい。 |
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ヨナ銀河帝国編 | ヨナが主人公となり、最大のライバルマオを倒すために、フォースの暗黒面に手を染めるというストーリー。後半になればなるほど勝つのが簡単になり白けてくるが、ラスボスのアクセルマスターと闘うときだけは、なぜか精神力が急激に下がり、コンボ成功率が落ちてミスを連発してしまうので深呼吸して臨め。クリアして銀河征服をした後も何となく虚しさだけが残る。 |
ダイスケ頂上決戦編 | ハンサムなダイスケが主人公となり、超人エフゲニーを倒すために修行を重ねていくストーリー。途中で長ーいリハビリミッションがあるのが結構しんどいが、ミッションクリア後に身につける「世界最高ステップ」はリズムに合わせて小気味よくコマンドを打ち込めるので、爽快感抜群。挑戦する価値あり。 |
ノブナリ天下統一編 | ノブナリが主人公となり、先祖が果たしきれなかった天下統一を目指すというストーリー。ゲーム中盤でミニバイクにまたがり、パトカーの追跡を振り切るミッションがあるが、なぜかバイクの操縦がやたらフラフラするので非常にクリアが難しい。 |
エフゲニー超人対決編 | クリプトン星から地球にやってきた超人エフゲニーが、謎の怪人、仮面の男を倒すまでのストーリー。最後に仮面の男が同郷の超人アレクセイだったとわかるシーンは泣かせる。 |
ジョニー全米選手権編 | 最新パッチで追加された、ジョニーのストーリーモード。お買い物やファッションショーやドキュメンタリー番組の撮影といったサブゲームをこなしながら、全米選手権連覇を目指していく。サブゲームに熱中し過ぎると体調を崩し、不調の波に飲み込まれる。だが練習をしすぎると、ジョニーの精神力が低下して技の成功率が下がってしまう。大会直前に差し挟まれる煽り番組における、最大のライバルエヴァンとの格闘技並みの舌戦は必見。しかしバトルトークに専念しすぎると、ジェレミーに優勝をさらわれてしまうので注意が必要だ。 |
そして、イリーナで『魔物』と一度でも対戦すると、勝敗に関わらず『イリーナ波瀾万丈編』がプレイできるようになる。
イリーナ波瀾万丈編 | イリーナが主人公となり、五輪の塔を攻略するまでのストーリー。思春期の体重増加との戦い、難病治療などのミッションはあまりにも過酷で、プレイヤーの間でも「クリアは不可能」とまで言われている。最終ダンジョンの『五輪の塔』は1階が『軟体人間』(ボス仕様のサーシャ)、2階が『残酷姫トゥーランドット』(ボス仕様のシズカ)、3階が『カンフーマスターミシェル』、4階が『ヒューズが飛んじゃってる小悪魔サラ』、最上階が『魔物』となっており、攻略には超人的な気力と集中力が必要とされる。 |
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またダイスケのストーリーモードをクリアすると隠れキャラのタケシが出現し、併せてノブナリのストーリーモードもクリアするとタケシが主人公の隠れシナリオが出現する。
タケシ覚醒挑戦編 | クワッドキング・ティモシー、仮面の男アレクセイ、そして超人エフゲニーなど、世界の名だたる戦闘兵器がひしめくフィギュアの魔窟に、日本の侍タケシが己が身一つで挑む。元は主人公として設定されていただけに、ボリュームと難度はなかなかのもの。いかに早く若武者タケシを覚醒させ、クワッドジャンプのコマンドを習得していけるかがクリアの鍵となる。ラストでダイスケに想いを託して去っていくタケシの後姿に、瞳を潤ませるプレイヤーも多いことだろう。 |
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更になんと、全ての隠れシナリオをクリアすると、2018年10月配布のパッチでユヅルが主人公の『ユヅル阿修羅の道編』と『デニス&セルゲイ不滅の英雄編』が出現することが明らかになった。前者ユヅルの人気は世界的なものであり、後者のシナリオもスケツー史上初のダブル主人公ストーリーとなっている為世界中のファンから更新が期待されている。
ユヅル阿修羅の道編 | ユヅルが主人公となり、エフゲニーの後継者として成長していくサクセスストーリー。故郷の被災・中国杯での衝突事故をはじめとするトラウマイベントや、リハビリなど過酷なミッションが多々あるものの、ブライアンの助けを借りれば何のことはない。また、道場の姉弟子エレーネとのツーショットなど、楽しいイベントも一応は用意されている。今回は『五輪の塔』を3回攻略することになり、一回目は1階が『休日の魔王』(ボス仕様のハビエル)、2階が『高貴なるならず者』(ボス仕様のデニス)、3階が『銀盤の皇帝エフゲニー』、4階が『悲歌を謡う者』(ボス仕様のパトリック)、最上階が『魔物』となっており、二回目は1階が『風の中のPチャン』(ボス仕様のパトリック)、2階が『いともたやすくクワドを飛ぶえげつないボーヤン』、3階が『嬉し顔のドン・キホーテ』(ボス仕様のハビエル)、4階が『誰も眠らせない王子』(ボス仕様のショウマ)、最上階が『ネイサン事件です』、そして2022年追加の、超絶難度の三回目は1階にして『オーボエたてのコンチェルト』(ボス仕様のショウマ)、2階が『鍵を握る山場』(ボス仕様のユウマ)、3階が『ネイサン再び事件です』、4階が『魔物』、そして最上階はユヅルがジャンプに入る瞬間に足元に穴を掘るなど、さらにえげつない必殺技を搭載した『真・魔物』である。内ボーヤンとネイサンは現時点ではプレイヤーキャラとして使用できず、使用できるようになる見通しも立っていない。尚、パトリック、ハビエル、ショウマ、ネイサンは同一人物が2回ボスとして採用されているので注意。2022年7月のユヅルスケツーEOLに伴い、続編はシリウス社発売の「リアル・フィギュアスケーター ユヅル・プロステージ」でプレイできる。 |
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デニス&セルゲイ不滅の英雄編 | スケツー初となる、ダブル主人公ストーリー。但し二人が手を取り合って戦うのは2回目の『五輪の塔』攻略後の事であり、それまでは主役交代を繰り返しながらストーリーを進めていくことになる。デニスサイドでは強者揃いの銀盤で、カザフスタンからたった一人でやって来た小さなデニスがやがて氷上の殿下となり、建国者として即位するまでが描かれる。セルゲイサイドではセルゲイが名だたるコーチ達の元を渡り歩きながら、エフゲニーが去った後のロシアフィギュア界で大兄貴としての地位を確立するまでが描かれる。尚、今回もデニスサイドにて2回にわたり五輪の塔を攻略することになるが(プロローグも含めれば3回)、2回目(プロローグを考慮すれば3回目)の攻略は早くケガを直さなければSPラウンドで出現する魔物の餌食になるぞ。勿論2回ともユヅルの時と配置されるボスが変更されているので注意(最上階が『パリを燃やす者』(ボス仕様のユヅル)となっており、二回目は1階にいきなり『魔物』が現れ、2階に『嬉し顔のドン・キホーテ』(ボス仕様のハビエル)、3階が『誰も眠らせない王子』(ボス仕様のショウマ)、4階が『ネイサン事件です』となり、最上階に『魔物殲滅系陰陽師』(ボス仕様のユヅル)と、鬼畜とも言える難易度を誇る。運営は2回目を攻略させる気はさらさらないようだ)。尚セルゲイは、何故か『五輪の塔』の鍵を手に入れることが出来ない。しかし、なんと終盤でデニスに関係する重大なトラウマイベントが発生し…? |
戦闘力[編集]
能力値[編集]
項目 | 説明 |
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体力 | コマンドの入り易さ、エレメンツの威力に大きく影響。前半強くても後半になると精彩を欠くキャラもいるので注意が必要だ。体力のないキャラを選んだ場合はSPラウンドとFSラウンドの早い段階で勝負を決めることが求められる。 |
素早さ | 主にジャンプ系、ステップ系のエレメンツの威力及び、GOE / SSなどの演算処理過程に影響。 |
パワー | 主にジャンプ系、スピン系のエレメンツの威力及び、GOE / SSなどの演算処理過程に影響。 |
技巧度 | 主にジャンプ・ステップ・スピンの総合エレメンツの威力及び、GOE / SS / PRなど演算処理システムの幅広い領域に影響。 |
精神力 | 主にジャンプ系の技の威力とコマンドの入り易さ及び、GOE / PRなどの演算処理過程に影響。 |
柔かさ | ダメージの受けにくさとスパイラル系、スピン系のエレメンツの威力及び、SS / PRなどの演算処理過程に影響。一概には言えないが女性キャラの方が高い傾向がある。 |
独創性 | 全体的なパフォーマンス及び、CO / PRなどの演算処理過程に影響。 |
特別数式 | 何に影響をしているのかは謎だが、キャラによって異なった項目が用意されている。 |
サイバーテロと、それへの対応による制限事項[編集]
おそらくはウラジーミル1世の直属サイバー部隊による犯行と思われるが、2022年2月24日にウラジーミル1世がウクライナに攻め入るというトラウマイベントを発生させる、スケツーへのサイバーテロが行われた。これを受けてISU社は、同年3月1日に緊急パッチを配布し、ロシア、ベラルーシ、およびクリプトン星のキャラと、それら以外の国のキャラとのマッチングを無期限で停止した。いつになったら復旧できるのかはメーカーも判らないとのことだが、一刻も早い復旧、そして何より世界の平和が望まれている。 また、この犯行グループによる一連のデータ改ざん行為の1つと思われるが、ロシア、ベラルーシ、およびクリプトン星のキャラには﹁ウラジーミル1世への忠誠度﹂という隠しパラメータが追加された模様である。主なキャラのパラメータ値としては、エフゲニーが10と最高で、絶望のカミラも9と高く設定されている一方、リーザは最低の0に設定されている。しかし、この値が戦闘にどのような影響を与えるのかは、今のところ判明していない。女性キャラクター[編集]
ここでは2010年初頭までに実装されたキャラクターのみ記載する。以降の追加キャラクターに関してはフィギュアスケーター/その他のキャラクター#女性キャラクターを参照。マオ2.0β[編集]
ヨナ[編集]
ミキ[編集]
アキコ[編集]
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ヨガや心理学などで精神面を強化し、苦難を克服した情熱のスケーター。その大きな瞳には百万の燃える太陽を映し、観る者を魅了してやまない。小回りが利き、ステップ系エレメンツが多彩で、非常に操作性に優れている。最初はどちらかというと「通好みのキャラクター」という設定だったが、スケートをする喜びが内面からほとばしるような弾けたコンボの数々で、いつの間にやら完全に主役を食うほどの人気者になってしまった。またプレイヤーたちからメーカーへの「アキコのPCSの低さが理解できないのですが…バグですか?」という問い合わせも非常に多いと聞く。特にEXラウンドで無類の強さを誇る。 |
カナコ[編集]
フミエ[編集]
ユカリ[編集]
ミライ[編集]
サーシャ[編集]
キンバリー[編集]
アリッサ[編集]
アシュリー[編集]
レイチェル[編集]
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「お、俺好みのベテランキャラだ」と思ったプレイヤーは彼女の年齢設定に言葉を失い、「おいおいアシュリーとアリッサでグラフィッカーは力尽きたのか?」という不届きな輩はその能力値の意外な高さと安定したエレメンツの威力の前に泣きを見る羽目になる、アメリカの急先鋒レイチェル。能力に凸凹のないフラット(flat「平らな」だぞ…fat「ぽっちゃり」じゃないぞ!)なキャラで、他のアメリカ勢たちの様にLzにeや<を喰らうこともないし、逆にスピンやスパイラルで他を圧倒することもない。だから戦っていても、何がどう凄いのかわからない内に、全体的に相手の体力ゲージを削ることができる。通信簿がオール4の優等生タイプだと言えばわかり易いかも知れない。魅力的だが不安定きわまりない他のキャラでヒヤヒヤしたくない安全運転志向のプレイヤーにおすすめだ。高度な頭脳を持つプレイヤーなら、クイズ系ミッションに挑戦して強力な必殺技を得るのもいいだろう。 |
キャロライン[編集]
イリーナ[編集]
アリョーナ[編集]
クセーニヤ[編集]
カロリーナ[編集]
ジョアニー[編集]
サラ[編集]
エレーネ[編集]
ラウラ[編集]
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キーラのルックスに押されがちな印象だが、「ラウラの方が全然美形だ」というプレイヤーも実は49%(作為的抽出データ)は存在するラウラ。元々キーラと違い、日本人キャラの3D原型を使い回して作られただけあって、何となく日本人が親近感を覚え易い外見をしているため、「ゴージャスなキーラといると疲れそうだが、和服もいけそうなラウラといると安心できる」と変に人気がある。柔軟性には欠けるが、切れ味鋭いエッジワークとスピン系エレメンツを武器とし、魔法陣から出さえしなければステップの威力も高い。白夜とオーロラとムーミンの国から来ただけあって魔法を使う。 |
キーラ[編集]
ミンジョン[編集]
ミドリ[編集]
男性キャラクター[編集]
ここでは2010年初頭までに実装されたキャラクターのみ記載する。以降の追加キャラクターに関してはフィギュアスケーター/その他のキャラクター#男性キャラクターを参照。ダイスケ[編集]
ノブナリ[編集]
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荒ぶる武将の血統がたぎる氷上のトリックスター。通称「トノ」。コミカルな外見とは裏腹に最強水準の安定度を誇るジャンプと多彩なステップ、スピン技を持っており、それらは強靭な精神力に裏打ちされている。道化型に属するが特に弱点が見当たらない非常に万能タイプのキャラと言える。必殺技にコミカルで笑いを誘うものが多いのも魅力。 |
タカヒコ[編集]
ユヅル[編集]
エフゲニー[編集]
アルチョム[編集]
ステファン[編集]
ブライアン[編集]
ヤニック[編集]
アルバン[編集]
フローラン[編集]
サムエル[編集]
ジョニー[編集]
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女性も羨む美貌を持った美の求道者。4回転ジャンプ系エレメンツはコマンド入力が難しすぎてあまり使い物にはならないが、美しいステップ、スピンに加え、強力な3Aを安定して出せるのが魅力だ。『女形』という珍しいキャラで、女性的な要素を持ち合わせており、ダメージを受けにくいのも強みの一つと言えるだろう。常に女性プレイヤーが好んで使うキャラランキングのトップ3に来るほど人気のキャラだ。 |
エヴァン[編集]
ジェレミー[編集]
トマシュ[編集]
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日本武術、中国拳法などに精通したパワー型スケーター。自分に勝利した相手をハグして惜しみない祝福をするナイスガイでもある。必殺技の4Tの威力は男性キャラの中でもピカイチ。一方で完全パワー型と思いきや、ごっつい見かけに反して、こまやかなステップ系エレメンツも魅力のキャラだ。その猛々しさから『欧州のトラ』と呼ばれている。 |
ミハル[編集]
ジェフリー[編集]
パトリック[編集]
ケヴィン[編集]
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人を見かけで判断してはいけない。別にケヴィンのことを言ってるんじゃない、一般論としてだ。一見すると冴えない人物が、実はもの凄い特技の持ち主なんてことは良くある話だ。だから…ケヴィンのことじゃないって、ケヴィンからは一旦離れてくれ。ガリガリでネズミ小僧みたいな顔をしたボサボサ頭の冴えない少年が学校で一番足が速いってこともあり得るってことさ。で、話は変わるが、見かけは完全に「駄目なセックス・ピストルズ」といった冴えない風体のケヴィンだが、驚くことなかれ、エルビス、ティモシーに続く『3代目クワッドキング』になるかもしれない超新星スケーターなのだ。ただし痩せぎすなケヴィンのクワッドは力強さには欠けるため、回転不足を穫られ易いのでプレイヤーはケヴィンをジムに通わせて筋肉をつけた方が良いかもしれない。初期設定では「クワッドベイビー」のレベルだが、コマンド成功率が上がってくれば「キング」と呼ばれる日もそう遠くはないだろう。クワッド以外にも高速で変化するスピンは絶品だ。 |
ケビン[編集]
クリストファー[編集]
アドリアン[編集]
デニス[編集]
タケシ[編集]
ロロ[編集]
特別キャラクター[編集]
ここでは2010年初頭までに実装されたキャラクターのみ記載する。以降の追加キャラクターに関してはフィギュアスケーター/その他のキャラクター#特別キャラクターを参照。隻翼のユキナ[編集]
無冠の女王アレクサンドラ[編集]
氷の心を持つシズカ[編集]
ミシェル・ザ・カンフーマスター[編集]
小悪魔サラ[編集]
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イリーナのストーリーモードの最終ダンジョン『五輪の塔』の4階で登場するボス、小悪魔サラ。「かわいいな…」などと一瞬でも油断してはいけない。すぐにこっちがドン引きするぐらいの超ハイテンションでイリーナの夢をつぶしに掛かってくる。イリーナとしか対戦しないため必殺技も対イリーナ用の超強力なものばかりだ。 |
裸足のエマニュエル[編集]
クワッドキング・ティモシー[編集]
仮面の男アレクセイ[編集]
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表向きはロシア出身ということになっているが、実のところはエフゲニーと同郷の超人であるアレクセイ。能力値やコンボ技も超強力で魅力的だが、残念ながら通常の対戦モードでは使用できない。エフゲニーのストーリーモードで少しだけ操作することができる隠れキャラでありボスキャラだ(未確認だが、アレクセイが使用可能になる128桁の隠しコマンドが存在するという噂もある)。 |
魔物[編集]
銀河点女王[編集]
アクセルマスター︵復旧作業中︶[編集]
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かわりにウサギちゃんの情報を見てください。 |
関連項目[編集]
流行記事大賞 大賞受賞記事 この記事は2010年流行記事大賞にて大賞を受賞しました。 |