「ちくま文庫」を編集中
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ちくま文庫の柱は4本あり、「新教養」「[[古典]]」「[[ヤングアダルト]]」「[[全集]]」である{{sfn|岡崎|2000|p=232}}。文庫名を「筑摩文庫」でなく、敢えて平仮名で「ちくま文庫」と命名したのは、元々の筑摩書房のイメージから離れ、「ゆるやかな枠組みで作品を選んでいこう」という想い{{sfn|岡崎|2000|p=231|ps=文庫編集部員だった金井ゆり子の回想より。}}に基づいている。 |
ちくま文庫の柱は4本あり、「新教養」「[[古典]]」「[[ヤングアダルト]]」「[[全集]]」である{{sfn|岡崎|2000|p=232}}。文庫名を「筑摩文庫」でなく、敢えて平仮名で「ちくま文庫」と命名したのは、元々の筑摩書房のイメージから離れ、「ゆるやかな枠組みで作品を選んでいこう」という想い{{sfn|岡崎|2000|p=231|ps=文庫編集部員だった金井ゆり子の回想より。}}に基づいている。 |
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文庫レーベルは2種類に分けられ、「翻訳、古典、シリーズ」を扱う'''月'''マークと「現代日本の小説、エッセイ、評論、ノンフイクションほか」を扱う'''太陽'''マークが扉ページに描かれている。個人全集を多数出した版元として、文庫サイズでの個人全集([[夏目漱石]]・[[芥川龍之介]]・[[森 |
文庫レーベルは2種類に分けられ、「翻訳、古典、シリーズ」を扱う'''月'''マークと「現代日本の小説、エッセイ、評論、ノンフイクションほか」を扱う'''太陽'''マークが扉ページに描かれている。個人全集を多数出した版元として、文庫サイズでの個人全集([[夏目漱石]]・[[芥川龍之介]]・[[森鴎外]]・[[太宰治]]・[[宮沢賢治]]など多数)が充実{{efn2|一部を除き、全巻分売されるので、読者は好きな巻だけを買うことができ、宮沢賢治の場合は童話の収録された巻の売れ行きがよく、詩集の収録された巻は弱い。ただし、常備は難しいので品切の巻も多い{{sfn|岡崎|2000|p=233}}。}}しているのも特色である。 |
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当初は、自社刊行物の囲い込み(自社自身での再刊)の意識が強かったが、[[1992年]]([[平成]]4年)の[[ちくま学芸文庫]]発足以降は、一般書籍の比重が高くなった(両レーベル共に、他社初版の再刊も多い)。創刊から25年以上を経過したため、品切れになった著名作品([[アントン・チェーホフ|チェーホフ]]全集、[[岡本かの子]]全集、[[坂口安吾]]全集など)も多く、初版のみで品切となった書目も多い。読者アンケートなどをもとに、不定期で復刊も行っている。 |
当初は、自社刊行物の囲い込み(自社自身での再刊)の意識が強かったが、[[1992年]]([[平成]]4年)の[[ちくま学芸文庫]]発足以降は、一般書籍の比重が高くなった(両レーベル共に、他社初版の再刊も多い)。創刊から25年以上を経過したため、品切れになった著名作品([[アントン・チェーホフ|チェーホフ]]全集、[[岡本かの子]]全集、[[坂口安吾]]全集など)も多く、初版のみで品切となった書目も多い。読者アンケートなどをもとに、不定期で復刊も行っている。 |