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アストラ (Astra) は、エイジアが1985年に発表したアルバムである。
概要
スティーヴ・ハウはバンドを脱退し、スイス人であるマンディ・メイヤーと交代した。
ハウによると、アルバムの発売前にレコード会社からアルバムで演奏して欲しいとアプローチを受けたが、アルバムの素材を聴いて断った。
愛についての歌詞が少なく、アストラはこれまでのエイジアの作品と少し異なる。
アストラは日本では人気だったものの、何故か人々の興味をひきつけられず、ビルボードで67位が最高と注目されなかった。ジョン・ウェットンも﹁なぜ急に売れなくなったのか分からない﹂と語っていた。
アルバム発売後、ウェットンはエイジアを脱退し、メイヤーは再びエイジアで演奏することはなかった。バンドはアストラのコンサートツアーをキャンセル後活動を終えた。バンドが活動を再開するのは、1990年まで待たねばならなかった。
アルバムの解説によると、当初はArcadiaというタイトルを予定していたが、同じ時期にデュランデュランのサイモン、ニック、ロジャーによってアーケイディアのデビューが発表されたため変更したという。[1]
収録曲
(一)ゴー "Go" (Wetton/Downes) – 4:07
(二)ヴォイス・オブ・アメリカ "Voice of America" (Wetton/Downes) – 4:27
(三)ハード・オン・ミー "Hard On Me" (Wetton/Downes/Palmer) – 3:34
(四)ウィッシング "Wishing" (Wetton/Downes) – 4:15
(五)ロックンロール・ドリーム "Rock and Roll Dream" (Wetton/Downes) – 6:51
(六)カウントダウン・トゥ・ゼロ "Countdown to Zero" (Wetton/Downes) – 4:14
(七)ラヴ・ナウ "Love Now Till Eternity" (Wetton/Downes) – 4:11
(八)トゥー・レイト "Too Late" (Wetton/Downes/Palmer) – 4:12
(九)サスピション "Suspicion" (Wetton/Downes) – 3:45
(十)アフター・ザ・ウォー "After the War" (Wetton/Downes) – 5:11
SFをテーマにアルバムのカバーで描かれた女性が出ているビデオが作られた﹁ゴー﹂は、ビルボードで最高46位であった。
﹁カウントダウン・トゥ・ゼロ﹂のイントロで使われている効果音(Deep Note)は、THXのトレーラーで流れるサウンドロゴを借用している︵英語版THXの記事も参照︶。
メンバー
出典
- ^ MCAビクター「アストラ」(1992年)伊藤秀世によるライナーノーツより