ウィンザーの陽気な女房たち (オペラ)

『ウィンザーの陽気な女房たち』(Die lustigen weiber von windsor)は、 オットー・ニコライ が作曲したサロモン・ヘルマン・フォン・モーゼンタールによるドイツ語台本（底本はウィリアム・シェークスピアが著した同名の戯曲)による、三幕からなる　オペラである。　1849年3月9日ベルリン国立歌劇場にて初演された。

登場人物

登場人物	声部	初演時の配役, 1849年3月9日 (指揮: -)
アリス　フォード (ドイツ語名：フルート夫人) フランク・フォードの妻	ソプラノ
マーガレット・ペイジ (ドイツ語名：ライヒ夫人)	メゾソプラノ
サー・ジョン・ファルスタッフ	バス (声域)
フェントン	テノール
フランク･フォード / ウィンザーの市民 (ドイツ語名：フルート氏)	バリトン
アン・ペイジ (Anna Reich)	ソプラノ
ジョン・ペイジ / ウィンザーの市民 (ドイツ語名：ライヒ氏)	バス(声域)
スレンダー	テノール
ドクター・カイアス (with high ossias)	バス
合唱: ウィンザー市民の男女, 隣人, 妖精, 亡霊 ,虫けらども

ドイツ喜歌劇の代表作として

ドイツ語で演じられる喜歌劇作品の中でもユーモアと新鮮さにおいて傑出している。
喜歌劇の作曲者として先輩であるアルベルト・ロルツィングの作風に似るものと されているが、形式的にはより簡潔である。

初演について

オペラ全体としての初演は、1849年3月9日にベルリン王立歌劇場︵現在の国立歌劇場︶にて行われた。
それに先立つ　1847年4月1日、ニコライ自身が創立したウィーン・フィルハーモニー管弦楽団により、作品の抜粋および序曲が演奏された。

参考図書

音楽の友社刊　ニコライ　喜歌劇﹁ウィンザーの陽気な女房たち﹂序曲　1978年　OGT1041