「ウェブデザイン技能検定」の版間の差分
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[[厚生労働省]]が「職業能力開発促進法施行令の一部を改正する政令」の中で「ウェブデザイン」職種を検定する国家資格が追加され、[[2007年]][[3月30日]]に施行された。パソコンや携帯端末を通じ、様々な情報をインターネット上に掲載し、これを配信することを目的に、ウェブサイト(ホームページ)のデザイン(設計)を行うことを検定する資格である。 |
[[厚生労働省]]が﹁職業能力開発促進法施行令の一部を改正する政令﹂の中で﹁ウェブデザイン﹂職種を検定する国家資格が追加され、[[2007年]][[3月30日]]に施行された。パソコンや携帯端末を通じ、様々な情報をインターネット上に掲載し、これを配信することを目的に、ウェブサイト︵ホームページ︶のデザイン︵設計︶を行うことを検定する資格である。ウェブデザイン技能検定に合格すると﹁ウェブデザイン技能士﹂となる名称独占資格である。
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2007年11月に静岡県で開催された「[[国際技能競技大会|技能五輪国際大会]]」では、ウェブデザインに関する競技が正式種目として実施された<ref>[http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/03/h0330-7.html 2007年3月30日発表:厚生労働省資料による]</ref>。 |
2007年11月に静岡県で開催された「[[国際技能競技大会|技能五輪国際大会]]」では、ウェブデザインに関する競技が正式種目として実施された<ref>[http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/03/h0330-7.html 2007年3月30日発表:厚生労働省資料による]</ref>。 |
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==試験概要== |
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ウェブデザイン技能検定は実技および学科試験で実施され、関連国際標準規格等に基づき、ウェブデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われる。 |
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等級区分は1級から3級まであり、インターネットスキル認定普及協会が定めた日によって試験が開催される。 |
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===出題形式=== |
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*筆記試験(マーク方式):「多肢選択法」「真偽法」形式 |
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===合格基準=== |
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*70点以上(100 点満点) |
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===試験時間=== |
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*1級:学科90分 実技180分 ペーパー実技60分 |
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*2級:学科60分 実技120分 |
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*3級:学科45分 実技60分 |
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==学科試験の試験科目== |
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1級から3級まで試験科目は共通である。<br /> |
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科目の範囲は各級によって異なっている。 |
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*1.インターネット概論 |
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**1-1.インターネット |
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**1-2.ネットワーク技術 |
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**1-3.インターネットにおける標準規格・関連規格と動向 |
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**1-4. ウェブブラウジング |
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**1-5. ワールドワイドウェブ(WWW)セキュリティ技術 |
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**1-6.インターネット最新動向と事例 |
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*2.ワールドワイドウェブ(WWW)法務 |
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**2-1.知的財産権とインターネット |
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**2-2.インターネットに関わる法令等 |
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*3.ウェブデザイン技術 |
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**3-1. ハイパテキストマーク付け言語および拡張可能ハイパテキストマーク付け言語(HTML・XHTML)とそのコーディング技術 |
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**3-2.スタイルシート(CSS)とそのコーディング技術 |
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**3-3.スクリプト |
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**3-4.サーバサイドアプリケーション |
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*4.ウェブ標準 |
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*5.ウェブビジュアルデザイン |
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**5-1.ページデザインおよびレイアウト |
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**5-2.マルチメディアと動的表現 |
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*6.ウェブインフォメーションデザイン |
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**6-1.インフォメーションデザイン |
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**6-2.インタフェースデザイン |
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**6-3.ユーザビリティ |
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**6-4.各種データベースとの連携によるダイナミックなサイトデザイン |
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*7.アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン |
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*8.ウェブサイト設計・構築技術 |
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*9.ウェブサイト運用・管理技術 |
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*10.安全衛生・作業環境構築 |
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==実技試験の試験科目== |
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1級から3級まで試験科目は共通である。<br /> |
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科目の範囲は各級によって異なっている。 |
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*ウェブサイト構築 |
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**ウェブサイト設計・計画 |
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**ウェブサイトデザイン |
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**ウェブサイト運用管理 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2008年10月1日 (水) 13:17時点における版
概要
厚生労働省が﹁職業能力開発促進法施行令の一部を改正する政令﹂の中で﹁ウェブデザイン﹂職種を検定する国家資格が追加され、2007年3月30日に施行された。パソコンや携帯端末を通じ、様々な情報をインターネット上に掲載し、これを配信することを目的に、ウェブサイト︵ホームページ︶のデザイン︵設計︶を行うことを検定する資格である。ウェブデザイン技能検定に合格すると﹁ウェブデザイン技能士﹂となる名称独占資格である。 2007年11月に静岡県で開催された﹁技能五輪国際大会﹂では、ウェブデザインに関する競技が正式種目として実施された[1]。試験概要
ウェブデザイン技能検定は実技および学科試験で実施され、関連国際標準規格等に基づき、ウェブデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われる。 等級区分は1級から3級まであり、インターネットスキル認定普及協会が定めた日によって試験が開催される。出題形式
●筆記試験︵マーク方式︶‥﹁多肢選択法﹂﹁真偽法﹂形式合格基準
●70点以上︵100 点満点︶試験時間
●1級‥学科90分 実技180分 ペーパー実技60分 ●2級‥学科60分 実技120分 ●3級‥学科45分 実技60分学科試験の試験科目
1級から3級まで試験科目は共通である。 科目の範囲は各級によって異なっている。 ●1.インターネット概論 ●1-1.インターネット ●1-2.ネットワーク技術 ●1-3.インターネットにおける標準規格・関連規格と動向 ●1-4. ウェブブラウジング ●1-5. ワールドワイドウェブ(WWW)セキュリティ技術 ●1-6.インターネット最新動向と事例 ●2.ワールドワイドウェブ(WWW)法務 ●2-1.知的財産権とインターネット ●2-2.インターネットに関わる法令等 ●3.ウェブデザイン技術 ●3-1. ハイパテキストマーク付け言語および拡張可能ハイパテキストマーク付け言語(HTML・XHTML)とそのコーディング技術 ●3-2.スタイルシート(CSS)とそのコーディング技術 ●3-3.スクリプト ●3-4.サーバサイドアプリケーション ●4.ウェブ標準 ●5.ウェブビジュアルデザイン ●5-1.ページデザインおよびレイアウト ●5-2.マルチメディアと動的表現 ●6.ウェブインフォメーションデザイン ●6-1.インフォメーションデザイン ●6-2.インタフェースデザイン ●6-3.ユーザビリティ ●6-4.各種データベースとの連携によるダイナミックなサイトデザイン ●7.アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン ●8.ウェブサイト設計・構築技術 ●9.ウェブサイト運用・管理技術 ●10.安全衛生・作業環境構築実技試験の試験科目
1級から3級まで試験科目は共通である。 科目の範囲は各級によって異なっている。- ウェブサイト構築
- ウェブサイト設計・計画
- ウェブサイトデザイン
- ウェブサイト運用管理