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'''エステティック'''︵{{Lang-fr-short|Esthétique}}︶とは、[[ |
'''エステティック'''︵{{Lang-fr-short|Esthétique}}︶とは、[[美学]]を意味する西洋の言葉である。[[英語]]では、{{En|Aesthetic}}︵エスセティック、{{Lang-en-us|Esthetic}} ︶。略語のエスシート︵{{En|aesthete}} 、 {{Lang|en-us|esthete}}︶は︵しばしば嘲り的に︶[[耽美主義]]者、唯美主義者 ({{En|aestheticist}}、{{Lang|en-us|estheticist}}) を意味する。
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日本では独自に'''エステ'''と略し、[[エステティックサロン]]や[[美容|美容術]]をさす。 |
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[[英語]]では、{{En|Aesthetic}}︵エスセティック、{{Lang-en-us|Esthetic}} とも︶。西洋では[[美学]]や[[美意識]]を意味する言葉である。略語のエスシート︵{{En|aesthete}} 、 {{Lang|en-us|esthete}}︶は︵しばしば嘲り的に︶[[耽美主義]]者、唯美主義者 ({{En|aestheticist}}、{{Lang|en-us|estheticist}}) を意味する。
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日本では'''エステ'''と略し、este 、esthe、esute などと書くこともあるが、英語・フランス語等ではこうした略し方はほとんど行われていない。 |
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== 歴史 == |
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日本国内においては、古くは[[明治時代]]より行われていた「美顔術」と呼ばれる女性向けの[[フェイシャルケア]]{{enlink|Facial care}}がエステの発端とされる。時代を通じて女性の美の追求は行われていたが、国民所得にゆとりができた[[1970年代]]から特に盛んになり、顔に留まらず、全身按摩、脱毛など様々な行為と同時に、美容に留まらず慰安も提供するエステティックという言葉が広がったと考えられる。 |
日本国内においては、古くは[[明治時代]]より行われていた「美顔術」と呼ばれる女性向けの[[フェイシャルケア]]{{enlink|Facial care}}がエステの発端とされる。時代を通じて女性の美の追求は行われていたが、国民所得にゆとりができた[[1970年代]]から特に盛んになり、顔に留まらず、全身按摩、脱毛など様々な行為と同時に、美容に留まらず慰安も提供するエステティックという言葉が広がったと考えられる。 |
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* [[1949年]](昭和24年) - 美容家の[[芝山みよか]]が東京の銀座に美顔専門美容室を開業。これが日本の[[エステティックサロン]]の始まりとされる<ref>{{Cite news|和書|language=ja|date=1992-9-3|title=エステ創始者の芝山みよかさんに聞く「自分で朝晩の手入れ」|newspaper=[[日本農業新聞]]|publisher=日本農業新聞社|page=9}}</ref>。 |
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* [[1996年]](平成8年) - 日本エステティック協会、日本エステティック業協会(AEA)の2団体による日本エステティック連合が発足(その後、日本エステティック工業会などを加え計8団体となる)。 |
* [[1996年]](平成8年) - 日本エステティック協会、日本エステティック業協会(AEA)の2団体による日本エステティック連合が発足(その後、日本エステティック工業会などを加え計8団体となる)。 |
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* [[1999年]](平成11年) - 日本エステティック連合による美容電気脱毛技能検定試験がスタート。 |
* [[1999年]](平成11年) - 日本エステティック連合による美容電気脱毛技能検定試験がスタート。 |
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* [[2007年]](平成19年) - 日本エステティック連合が解散。 |
* [[2007年]](平成19年) - 日本エステティック連合が解散。 |
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* 2007年(平成19年) - 日本エステティック協会、日本エステティック業協会(AEA)、日本エステティック工業会の3団体で日本エステティック振興協議会が設立。 |
* 2007年(平成19年) - 日本エステティック協会、日本エステティック業協会(AEA)、日本エステティック工業会の3団体で日本エステティック振興協議会が設立。 |
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== 日本の資格 == |
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[[美容]]行為や[[マッサージ]]を行うのは、[[美容師]][[免許]]や[[あん摩マッサージ指圧師]]免許が必要である。施術者が無資格の場合、[[保健所]]に通報され指導が入る。 |
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また、[[美容所]]として、保健所へ届ける義務がある。 |
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== クーリングオフ == |
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エステティックは[[特定商取引法]]の[[特定継続的役務提供]]指定役務とされており、[[クーリングオフ]]が認められている。 |
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⚫ | 高額の[[信用販売|クレジット]]契約を結んで会員になったにもかかわらず、[[倒産]]によりサービスが提供されなかったが、[[クレジット会社]]は別であるために支払いのみは要求された、あるいは何の訓練も受けていない素人同然のエステティシャン<ref>間違って「エステシャン」とされることも多いが、日本語には「声をあららげる」が「あらげる」となるように同音・類音脱落がある([[飯間浩明]]『辞書には載らなかった不採用語辞典』[[PHP研究所|PHP]] [[2014年]] p.23)。</ref>({{Lang-en-short|Esthetician}})により施されたサービスで身体に不調が出たなど、サービスや支払いを巡ってトラブルになることも多い。 |
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== 法制化について == |
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法制化運動にいたっていない。無資格での[[マッサージ]]行為は違法行為である。エステを行うのであれば本来、按摩指圧マッサージ師、美容師資格が必要であるが、ほとんどすべての施術者は無資格なのが現状である。 |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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*[[エステティックサロン]] |
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*[[マッサージ]] |
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*[[脱毛 (美容)|脱毛]] |
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*[[痩身]] |
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*[[美容家]] |
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*[[美容師]] |
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*[[美容所]] |
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*[[美容師法]] |
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*[[国家資格]] |
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*[[美容師免許]] |
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*[[美容師国家試験]] |
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*[[美容師養成施設]] |
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== 脚注 == |
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== 外部リンク == |
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* [http://www.ajesthe.jp/ 一般社団法人 日本エステティック協会] |
* [http://www.ajesthe.jp/ 一般社団法人 日本エステティック協会] |
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* [http://www.esthesite.jp/ 一般社団法人 日本エステティック業協会(AEA)] |
* [http://www.esthesite.jp/ 一般社団法人 日本エステティック業協会(AEA)] |
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* [http://www.jeia.gr.jp/ 一般社団法人 日本エステティック工業会] |
* [http://www.jeia.gr.jp/ 一般社団法人 日本エステティック工業会] |
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* [http://www.esthe-jepa.jp/ 日本エステティック振興協議会] |
* [http://www.esthe-jepa.jp/ 日本エステティック振興協議会] |
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* [http://www.esthe-jeec.jp/ 一般財団法人 日本エステティック試験センター] |
* [http://www.esthe-jeec.jp/ 一般財団法人 日本エステティック試験センター] |
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2022年11月4日 (金) 20:38時点における最新版
歴史[編集]
日本国内においては、古くは明治時代より行われていた﹁美顔術﹂と呼ばれる女性向けのフェイシャルケア (Facial care) がエステの発端とされる。時代を通じて女性の美の追求は行われていたが、国民所得にゆとりができた1970年代から特に盛んになり、顔に留まらず、全身按摩、脱毛など様々な行為と同時に、美容に留まらず慰安も提供するエステティックという言葉が広がったと考えられる。 ●1949年︵昭和24年︶ - 美容家の芝山みよかが東京の銀座に美顔専門美容室を開業。これが日本のエステティックサロンの始まりとされる[1]。 ●1996年︵平成8年︶ - 日本エステティック協会、日本エステティック業協会(AEA)の2団体による日本エステティック連合が発足︵その後、日本エステティック工業会などを加え計8団体となる︶。 ●1999年︵平成11年︶ - 日本エステティック連合による美容電気脱毛技能検定試験がスタート。 ●2002年︵平成14年︶ - 日本標準産業分類に登録。 ●2003年︵平成15年︶ - NPO法人日本エステティック機構が設立。 ●2007年︵平成19年︶ - 日本エステティック連合が解散。 ●2007年︵平成19年︶ - 日本エステティック協会、日本エステティック業協会(AEA)、日本エステティック工業会の3団体で日本エステティック振興協議会が設立。日本の資格[編集]
美容行為やマッサージを行うのは、美容師免許やあん摩マッサージ指圧師免許が必要である。施術者が無資格の場合、保健所に通報され指導が入る。 また、美容所として、保健所へ届ける義務がある。クーリングオフ[編集]
エステティックは特定商取引法の特定継続的役務提供指定役務とされており、クーリングオフが認められている。 高額のクレジット契約を結んで会員になったにもかかわらず、倒産によりサービスが提供されなかったが、クレジット会社は別であるために支払いのみは要求された、あるいは何の訓練も受けていない素人同然のエステティシャン[2]︵英: Esthetician︶により施されたサービスで身体に不調が出たなど、サービスや支払いを巡ってトラブルになることも多い。関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ 「エステ創始者の芝山みよかさんに聞く「自分で朝晩の手入れ」」『日本農業新聞』日本農業新聞社、1992年9月3日、9面。
- ^ 間違って「エステシャン」とされることも多いが、日本語には「声をあららげる」が「あらげる」となるように同音・類音脱落がある(飯間浩明『辞書には載らなかった不採用語辞典』PHP 2014年 p.23)。