「スタイロベート」を編集中
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を公開して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
1行目: | 1行目: | ||
[[ファイル:Segesta-bjs-5.jpg|thumb|right|200px|[[シチリア]]の[[セジェスタ]]にある[[ドーリア式]]神殿。3段の[[クレピドーマ]]になっていて、その最上段がスタイロベートである。]]
|
[[ファイル:Segesta-bjs-5.jpg|thumb|right|200px|[[シチリア]]の[[セジェスタ]]にある[[ドーリア式]]神殿。3段の[[クレピドーマ]]になっていて、その最上段がスタイロベートである。]]
|
||
[[ファイル:La Maison carrée.JPG|right|thumb|200px|[[ニーム (フランス)|ニーム]]にある古代ローマの[[メゾン・カレ]]。ローマ建築のスタイロベートの例]]
|
[[ファイル:La Maison carrée.JPG|right|thumb|200px|[[ニーム (フランス)|ニーム]]にある古代ローマの[[メゾン・カレ]]。ローマ建築のスタイロベートの例]]
|
||
'''スタイロベート'''({{lang-en|stylobate}})または'''ステューロバテース'''({{lang-grc-gre|στυλοβάτης|stȳlobátēs}})は、[[ギリシア建築]]において階段状の基壇である[[クレピドーマ]]({{lang-grc-gre|στερεοβάτης|stereobátēs}} ステレオバテース) )の最上段を意味し、それが神殿の床面となり、その上に[[柱|円柱]]を立てた[[コロネード]]を形成する。神殿の基壇は、地面をならし平らな層状に石を積んで形成された。 |
'''スタイロベート'''({{lang-en|stylobate}})または'''ステューロバテース'''({{lang-grc-gre|στυλοβάτης|stȳlobátēs}})は、[[ギリシア建築]]において階段状の基壇である[[クレピドーマ]]({{lang-grc-gre|στερεοβάτης|stereobátēs}} ステレオバテース) )の最上段を意味し、それが神殿の床面となり、その上に[[柱|円柱]]を立てた[[コロネード]]を形成する。神殿の基壇は、地面をならし平らな層状に石を積んで形成された。転じて、物事の根本となる基礎のことを指すときもある。 |
||
スタイロベートは基壇の最上段を指し、その下の(複数の)段は'''ステレオベート''' ({{lang-en|stereobate}}; {{lang-grc-gre|στερεοβάτης|stereobátēs}} ステレオバテース) と呼ぶ。また、スタイロベートが基壇全体を指すこともある |
スタイロベートは基壇の最上段を指し、その下の(複数の)段は'''ステレオベート''' ({{lang-en|stereobate}}; {{lang-grc-gre|στερεοβάτης|stereobátēs}} ステレオバテース) と呼ぶ。また、スタイロベートが基壇全体を指すこともある。 |
||
スタイロベートの大きさは神殿の他の部分の寸法と密接に関連する。ギリシアの[[ドーリア式]]神殿では、スタイロベートの長さと幅の比率が決まっており、初期のドーリア式神殿では円柱の高さはスタイロベートの幅の3分の1と決まっていた。[[古代ローマ]]では[[コリント式]]オーダーで異なる解釈を採用し、[[ポルチコ]]前の階段以外では基壇を階段状にせず、より高いスタイロベートを採用した。 |
スタイロベートの大きさは神殿の他の部分の寸法と密接に関連する。ギリシアの[[ドーリア式]]神殿では、スタイロベートの長さと幅の比率が決まっており、初期のドーリア式神殿では円柱の高さはスタイロベートの幅の3分の1と決まっていた。[[古代ローマ]]では[[コリント式]]オーダーで異なる解釈を採用し、[[ポルチコ]]前の階段以外では基壇を階段状にせず、より高いスタイロベートを採用した。 |