ノート:曹洞宗
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日本達磨宗との関係について
Authority氏による2005年4月13日(水)00:57版の世率事情追記について、中国伝来の法嗣のない旧来の禅宗であった日本達磨宗が、道元の新宗派を吸収して、入宋法嗣の道元を開祖として立てたのが日本の曹洞宗である。とされていますが、やや誤解を受けやすいように感じたので、おおよそ以下の観点から記述をあらためてみました。誤りなどがありましたら、再訂正をお願いいたします。
●能忍の禅は、後付であるものの育王山の拙庵徳光によって印可を受けていて無嗣法とは言えない。日本達磨宗が嗣承を欲して道元を取り込んだという見方には無理がある。
●懐鑒らの大量改宗以降も曹洞宗とは別個に、三宝寺に能忍の法系が存続していたことを示す資料が発見されている。
●日本達磨宗の宗徒の大量転入によって道元下の教団が大きく変質したことは事実としても、旧来の道元派が日本達磨宗の宗流に﹁吸収﹂された、というのは言いすぎ。
--dome2k 2005年4月19日 (火) 07:13 (UTC)