ハンチング帽
表示
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/7e/Flat-cap.jpg/250px-Flat-cap.jpg)
ハンチング帽︵ハンチングぼう、英: Hunting cap︶は、19世紀半ばからイギリスで用いられるようになった狩猟用の帽子である。別名ハンチングベレーやハンチングキャップあるいは単にハンチングとも呼ばれる。
かつてイギリスの上流階級が好んでかぶっていたシルクハットは乗馬や狩猟などの激しい運動に向いていなかったため、頭の形に合っていてずれにくいハンチング帽子生まれた。実用性が高い上にシルクハットより安価に生産できるハンチング帽は労働者階級の間にも広まった。上流階級は普段はシルクハットをかぶるため、普段からハンチング帽をかぶことはむしろ労働者階級のシンボルとなった。
日本語では鳥打帽︵とりうちぼう︶とも呼ばれ、明治20年︵1887年︶頃から商人がかぶるようになったため、当時は商人の象徴となった。近年[いつ?]は刑事︵特に特高︶・探偵のイメージに使用されている。
秋冬用にはウール、ツイード、コーデュロイ、皮革など、春夏用には綿、麻などが用いられることが多い。