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パタンナー︵和製英語︶とは、ファッションデザイナーのイメージしたデザイン画を元に服飾・ファッション分野の型紙を引くことを専門とする人を指す。正しくは、パターン・メーカー (pattern maker) と呼ばれる。
ヨーロッパでは、パタンナーをmodelist︵モデリスト︶、modellista︵モデリスタ︶、デザイナーをcouturier︵クチュリエ︶、stilista︵スティリスタ︶と呼ぶ。また、シーチングと言う布で立体的に型をとることを﹁トワルを組む﹂といい、この作業をドレーピング︵立体裁断︶という。
パタンナーの役割と地位
日本においては度々、デザイナーをアシストする役割だと誤解されることがある。しかしフランスを中心とするヨーロッパをはじめとする海外ではデサイナーとパタンナーは同格であり、著名なデザイナーの陰には優れたパタンナーありと言われるほど重要な存在である。イタリアにおいては、日本のそれに近い。
企業ではそれぞれにチーフデザイナー、チーフパタンナーのポジションが用意されている。デサイナー同様に優秀なパタンナーを置くことはブランドやコレクションの繁栄を左右するため、他ブランドからの引き抜きなどが行われることもある。
関連項目