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2010年8月5日 (木) 11:56時点における版
ミ=ゴ︵Mi-go︶、またはユゴスからのものは、クトゥルフ神話作品に登場する架空の生物。
初出はハワード・フィリップス・ラヴクラフトの﹃闇に囁くもの﹄。
注意‥以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
ユゴス︵冥王星︶を支配している生物であり、特殊な鉱物資源を採取するために、度々、地球を訪れている。 ユゴスもあくまで拠点のひとつに過ぎず、本拠地は遥か彼方の外宇宙、あるいは異次元にあると思われる。 ヒマラヤの雪男の正体は、この宇宙生物だといわれており、名称もここから来ている︵現地で雪男を指す言葉が﹁ミ=ゴ﹂であるという設定︶。 しかし、実体は一般的な雪男のイメージからはかけ離れている。 体長は5フィート︵約1.5メートル︶ほどで、薄赤色の甲殻類のような姿だが、性質としては菌類に近い生物である。 体が通常とは異なる物質によって構成されており、直接見たり触れたりすることはできるが、写真等には写らない。 また、死亡すると数時間のうちに消滅してしまう。 鉤爪のついた足を多数持ち、全ての足を使って歩行することも、一対の足のみで直立歩行することもある。 背中には一対の蝙蝠のような翼がついている。 この翼はエーテルに対して作用する特殊なもので、大気中よりも宇宙での使用に適している。 生身の体のまま、宇宙空間での活動が可能であり、自身の翼で星々の間を行き来する。 しかし、もとの世界には光が存在しなかったため、光を苦手としている。 仲間同士ではテレパシーで意思の疎通をおこなう。 もともと様々な能力を備えているが、科学や医学も非常に発達しており、外科手術は頻繁におこなわれる。 通常はテレパシーを使用するため、発声器官はあまり発達していないが、手術により、他の種族とも会話ができるようになる。 また、生きたまま、脳を摘出し、特殊な円筒に入れて持ち運ぶということもおこなう。 このとき、元の体にも処理が施され、脳が戻るまで、老化することもなく生き続ける。 初めて地球を訪れたのは人類誕生以前のことで、このときは、先住種族である古のものを北方の地から駆逐している。ヌガー=クトゥン
ヌガー=クトゥン︵N'gha-Kthun︶はミ=ゴの指揮官。[1]人間との関係
現在は姿を隠し、人間とは距離を置いているが、それでも、前述の雪男をはじめ、いくつかの目撃例がある。 1927年11月3日のアメリカ合衆国バーモント州の記録的な大洪水の際には、氾濫する河川の中に奇妙な生物の死体が浮かんでいるのが目撃されている。 この地方の山岳部には、それ以前から奇妙な足跡や気味の悪い声についての噂があり、ミ=ゴに関するものと思われる古い伝承も残っている。 人間に手出しをしないのは、単に採掘作業を優先しているからであり、必要以上に自分達に近づくものや、調べまわるものには容赦をしない。 しかし、時には信頼できる人間を仲間に引き入れることもあるらしい。 彼らに協力する人間は、見返りに様々な技術や知識の恩恵を受けることができるという。脚注
- ^ エンサイクロペディア・クトゥルフより