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「ローマの噴水」の版間の差分

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'''''' [[]]'''Fontane di Roma'''[[]][[1916]][[]]''''''44

'''『ローマの噴水』'''(ローマのふんすい [[イタリア語]]:'''Fontane di Roma''')は、イタリアの作曲家[[オットリーノ・レスピーギ]]が[[1916年]]に作曲した[[交響詩]]。'''『ローマの泉』'''ともわれる。



== 概説 ==

#夜明けのジュリアの谷の噴水 "La fontana di Valle Gulia"

いわゆる「ローマ三部作」の端緒となった作品である。後に続く2作品同様、連続して演奏される4つの部分からなる。

#朝のトリトンの噴水 "La fontana del Tritone al mattino"

#真昼の[[トレビの泉|トレヴィの噴水]] "La fontana di Trevi al meriggio"

#たそがれのメディチ荘の噴水 "La fontana di Villa Medici al tramonto"



4つの楽章のそれぞれは、ローマの名所の異なる時代や時間の噴水が描かれている。はじめ初演の際には評論家の嘲笑を買ったが、その後もっとも有名な交響詩の一例として知られるようになった。

第1部では牧歌的な光景にたたずむ夜明けの噴水が描かれ、朝ぼらけのなか家畜が通り過ぎる。

== 各楽章 ==

=== 第1部 夜明けのジュリアの谷の噴水 ===

(伊;La fontana di Valle Guliae)



牧歌的な光景にたたずむ夜明けの噴水が描かれ、朝ぼらけのなか家畜が通り過ぎる。

第2部では、トリトンの噴水に近い[[ベルニーニ]]の噴水の彫像に見ることができるような、朝の日差しの中で踊る[[ナイアデス]]と[[トリトン]]が描かれている。[[ホルン]]は、神々や女神たちが[[ほら貝]]を吹き鳴らすさまを示している。



===第2部 朝のトリトンの噴水===

[[ネプトゥヌス|ネプチューン]]の新たな勝利を告げる[[w:en:Triumph|凱旋式]]に導かれて、第3部が始まる。

(伊;La fontana del Tritone al mattino)



トリトンの噴水に近い[[ベルニーニ]]の噴水の彫像に見ることができるような、朝の日差しの中で踊る[[ナイアデス]]と[[トリトン]]が描かれている。[[ホルン]]は、神々や女神たちが[[ほら貝]]を吹き鳴らすさまを示している。

第4部は、よりメランコリーに沈んだような雰囲気を伝えつつ、輝かしい夕焼けが消えていく。


===第3部 真昼の[[トレビの泉|トレヴィの噴水]]===

(伊;La fontana di Trevi al meriggio)


[[ネプトゥヌス|ネプチューン]]の新たな勝利を告げる[[w:en:Triumph|凱旋式]]に導かれて始まる。


===第4部 たそがれのメディチ荘の噴水 ===

(伊;La fontana di Villa Medici al tramonto)


よりメランコリーに沈んだような雰囲気を伝えつつ、輝かしい夕焼けが消えていく風景を描く。



== 関連項目 ==

== 関連項目 ==


2007年7月18日 (水) 09:59時点における版


 Fontane di Roma1916


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4

1 


;La fontana di Valle Guliae


2 


;La fontana del Tritone al mattino


3 


;La fontana di Trevi al meriggio


4 


;La fontana di Villa Medici al tramonto


関連項目