「万葉集」を編集中
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また、[[1980年代]]には「『万葉集』の言葉は[[古代朝鮮語]]と関係があり、それによって解釈できる」という意見が出され、一連の著作が[[ベストセラー]]になったことがある。背景としては、日本の古代文化を[[朝鮮半島]]由来とする[[韓国の民族主義|韓国特有の民族主義]]([[朴炳植]]、[[李寧煕]]<ref group=注>李寧煕は日本で育った在日韓国人であり、韓国在住の韓国人から事実認識の誤りが指摘されている。</ref>など)があり、それに同調する日本人([[藤村由加]]など)の言説が存在している。しかし、当時から一部の[[日本語学]]の研究者の手によって反論と批判<ref>{{Cite book|和書|author=西端幸雄|authorlink=西端幸雄|year=1991|month=11|title=古代朝鮮語で日本の古典は読めるか|publisher=大和書房|isbn=4-479-84017-6}}<br>{{Cite book|和書|author=西端幸雄|authorlink=西端幸雄|year=1994|month=8|title=古代朝鮮語で日本の古典は読めるか|series=古代文化叢書|edition=新装版|publisher=大和書房|isbn=4-479-84032-X}}<br>{{Cite book|和書|author=安本美典|authorlink=安本美典|year=1990|month=2|title=朝鮮語で「万葉集」は解読できない|publisher=JICC出版局|isbn=4-88063-784-X}}<br>{{Cite book|和書|author=安本美典|authorlink=安本美典|year=1991|month=9|title=新・朝鮮語で万葉集は解読できない|publisher=JICC出版局|isbn=4-7966-0183-X}}などがある。</ref><ref>[http://yamatai.cside.com/yasumoto/tyosyo49.htm 朝鮮語で「万葉集」は解読できない]</ref>がなされており、一連の著作は「[[トンデモ本]]」と認定された<ref>{{Cite book|和書|author=山本弘|authorlink=山本弘 (作家)|editor=と学会|editor-link=と学会|year=1995|month=11|title=トンデモ本の世界|publisher=洋泉社|isbn=4-89691-166-0|chapter=オハイオ州でおはよう! ドン・R・スミサナ [[吉田信啓]]訳『古代、アメリカは日本だった!』America: Land of Rising Sun|pages= 156-161}}</ref>。 |
また、[[1980年代]]には「『万葉集』の言葉は[[古代朝鮮語]]と関係があり、それによって解釈できる」という意見が出され、一連の著作が[[ベストセラー]]になったことがある。背景としては、日本の古代文化を[[朝鮮半島]]由来とする[[韓国の民族主義|韓国特有の民族主義]]([[朴炳植]]、[[李寧煕]]<ref group=注>李寧煕は日本で育った在日韓国人であり、韓国在住の韓国人から事実認識の誤りが指摘されている。</ref>など)があり、それに同調する日本人([[藤村由加]]など)の言説が存在している。しかし、当時から一部の[[日本語学]]の研究者の手によって反論と批判<ref>{{Cite book|和書|author=西端幸雄|authorlink=西端幸雄|year=1991|month=11|title=古代朝鮮語で日本の古典は読めるか|publisher=大和書房|isbn=4-479-84017-6}}<br>{{Cite book|和書|author=西端幸雄|authorlink=西端幸雄|year=1994|month=8|title=古代朝鮮語で日本の古典は読めるか|series=古代文化叢書|edition=新装版|publisher=大和書房|isbn=4-479-84032-X}}<br>{{Cite book|和書|author=安本美典|authorlink=安本美典|year=1990|month=2|title=朝鮮語で「万葉集」は解読できない|publisher=JICC出版局|isbn=4-88063-784-X}}<br>{{Cite book|和書|author=安本美典|authorlink=安本美典|year=1991|month=9|title=新・朝鮮語で万葉集は解読できない|publisher=JICC出版局|isbn=4-7966-0183-X}}などがある。</ref><ref>[http://yamatai.cside.com/yasumoto/tyosyo49.htm 朝鮮語で「万葉集」は解読できない]</ref>がなされており、一連の著作は「[[トンデモ本]]」と認定された<ref>{{Cite book|和書|author=山本弘|authorlink=山本弘 (作家)|editor=と学会|editor-link=と学会|year=1995|month=11|title=トンデモ本の世界|publisher=洋泉社|isbn=4-89691-166-0|chapter=オハイオ州でおはよう! ドン・R・スミサナ [[吉田信啓]]訳『古代、アメリカは日本だった!』America: Land of Rising Sun|pages= 156-161}}</ref>。 |
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こうした外国語との関係は[[金田一春彦]]も「万葉集の謎は英語でも解ける」と批判している<ref>[ |
こうした外国語との関係は[[金田一春彦]]も「万葉集の謎は英語でも解ける」と批判している<ref>[http://ci.nii.ac.jp/naid/40003425719 CiNii Articles 万葉集の謎は英語でも解ける]</ref>。 |
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== 研究史 == |
== 研究史 == |