坂田栄一郎
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坂田 栄一郎︵さかた えいいちろう, 1941年11月16日 - ︶は日本の写真家。週刊誌、﹃AERA﹄での人物写真の撮影で知られる。東京都出身。
1965年、日本大学芸術学部写真学科卒業。大学時代は写真屋などでアルバイトをしていた。卒業後、ライトパブリシティー社に入社。1966年に渡米し、ニューヨークにてリチャード・アヴェドンに師事した。
1970年、銀座ニコンサロンにて、個展、﹃Just Wait﹄でデビューした。その後、1971年に帰国し、CMや雑誌で活躍する。1988年に朝日新聞社がニュース週刊誌﹃AERA﹄を創刊して以来、ずっと表紙写真を担当してきた。1993年には﹁アルル国際写真フェスティバル﹂で﹁アルル名誉市民賞﹂を受賞した。2005年には今までの人物写真等の功績が讃えられ、﹁PIERCING THE SKY-天を射る﹂で第24回土門拳賞、日本写真協会作家賞をダブル受賞した。
17年間担当してきたAERAの表紙写真には、世界の様々な名士たちとの出会いがあった。1990年に指揮者レナード・バーンスタインが最後の来日をした時、札幌の﹁パシフィック・ミュージック・フェスティバル﹂会場で彼の﹁最後の肖像写真﹂を撮影したのは坂田である。1991年にはF1ドライバーのアイルトン・セナの表紙写真を撮影したこともある。