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'''廓文章'''(くるわぶんしょう)は、[[歌舞伎]]の演目で[[吉田屋]]の通称で呼ばれる。 |
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'''廓文章'''(くるわぶんしょう)は、[[歌舞伎]]の演目。[[吉田屋]]の通称で呼ばれる。 |
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== あらすじ == |
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== あらすじ == |
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伊左衛門︵いざえもん︶は大阪の大店の若旦那でしたが、遊女の夕霧に恋をして廓通いが重なり勘当されてしまいました。大晦日も近い冬の日に伊左衛門は夕霧のいる吉田屋にやってきますが、以前は贅沢な身なりをしていたのが、紙切れ︵それは夕霧から来た恋文です︶を継ぎ合わせた紙衣を着ています。夕霧は勘当された若旦那と会うことも出来ず心配で床に伏せりがちになっていました。廓の主人夫婦は一文無しになってしまった若旦那を追い返したりせず、夕霧と会わせてくれます。それから、二人の間で色々とやりとりがありますが、最後は勘当を許されて、夕霧を身請けして新年を迎えられることになります。
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伊左衛門は大坂の大店の若旦那だが、遊女の夕霧に廓通いが重なり、勘当されてしまう。大晦日も近い冬の日に伊左衛門は夕霧のいる吉田屋にやってくるが、以前は贅沢な身なりをしていたのが、紙切れ︵夕霧から来た恋文︶を継ぎ合わせた紙衣を着ている。夕霧は勘当された若旦那と会うことも出来ず心配で床に伏せりがちになっていた。廓の主人夫婦は一文無しになってしまった伊左衛門を追い返さず、夕霧と会わせてくれる。二人の間でやりとりがあり、最後は勘当を許され、夕霧を身請けして新年を迎えられることになる。
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2016年1月2日 (土) 15:04時点における版
廓文章︵くるわぶんしょう︶は、歌舞伎の演目。吉田屋の通称で呼ばれる。
あらすじ
伊左衛門は大坂の大店の若旦那だが、遊女の夕霧に廓通いが重なり、勘当されてしまう。大晦日も近い冬の日に伊左衛門は夕霧のいる吉田屋にやってくるが、以前は贅沢な身なりをしていたのが、紙切れ︵夕霧から来た恋文︶を継ぎ合わせた紙衣を着ている。夕霧は勘当された若旦那と会うことも出来ず心配で床に伏せりがちになっていた。廓の主人夫婦は一文無しになってしまった伊左衛門を追い返さず、夕霧と会わせてくれる。二人の間でやりとりがあり、最後は勘当を許され、夕霧を身請けして新年を迎えられることになる。