意味論
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意味論は言語学の一部門で、文や語の意味について研究するもの。 意味論を通じて追求される主な問いには次のようなものがある。 ●意味とは何か? ●意味が通じることはいかに可能か? ●正しい意味と間違った意味、字義通りの意味と比喩的な意味、など意味の多様性を捉えるために有用な概念にはどのようなものがあるか、またそれらの概念はどのように定義できるか。 代表的な意味論、周辺理論として、以下が挙げられる。
●公理的意味論‥予め定められたプリミティブな意味原子が存在し、それを定められた関係に従って連結することによって、意味が生じるとしたもの。暗号理論とともに代表的言語哲学として一世を風靡したが、認知科学の進展によって、実際にそのような形で言語処理は行われていないということが明らかになった現在では、影響力を失っている。
●身体的意味論‥意味は身体感覚に基礎付けられるとし、言葉が﹁理解﹂されるのはコードが身体感覚を喚起した時であるとする考え。