コンテンツにスキップ

拍子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Ojigiri (会話 | 投稿記録) による 2004年5月15日 (土) 14:21個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (interwiki)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

拍子(ひょうし)とは一般には、や拍の連なりのこと。西洋音楽では強拍に連なるいくつかの拍の集まりの繰り返しを言う。日本では「三三七拍子」と言う言葉でわかるように、この言葉は、西洋音楽の定義の「拍子」とは異なる使われ方をする。アラブ古典音楽のイーカーア(イーカー)やインド古典音楽のターラ(サンスクリット読み)を「何々拍子」と表現することがあるが、これも西洋音楽の定義の「拍子」とは異なる。

西洋音楽における拍子


西1

2344223便2244


拍子の歴史

古くは、拍のみが存在し、拍子としてまとめられた形での記述はなかった。

(stub)

拍子の種類と拍子記号

単純拍子


234
2拍子

ひとつの強拍とひとつの弱拍から成る拍子で、人間の歩行から発生したと考えられている。1拍を4分音符とする2拍子を4分の2拍子、1拍を2分音符とする2拍子を2分の2拍子という。

3拍子

23183831434312323
4拍子

一般には2拍子を2つ連ねたものと考えられていて、強−弱−中強−弱の4つの拍から成る。ただし、強−弱−弱−弱と考えられるものもある。1拍を4分音符とする4拍子を4分の4拍子という。


複合拍子


西233使31342231.533342438862349691269125811
6拍子

各拍が3等分される2拍子である。8分の6拍子は1拍を付点4分音符とした2拍子であり、4分の6拍子は1拍を付点2分音符とした2拍子である。

9拍子

各拍が3等分される3拍子である。8分の9拍子は1拍を付点4分音符とした3拍子である。

12拍子

各拍が3等分される4拍子である。8分の12拍子は1拍を付点4分音符とした4拍子である。


変拍子

以上に分類されない拍子を変拍子と呼ぶ。主として、以上の拍子を足し算して組み合わせた拍子である。

5拍子

233253西

2+3:

3+2:
7拍子

2+2+3拍子または4+3拍子(強−弱−中強−弱−中強−弱−弱)、3+2+2拍子または3+4拍子(強−弱−弱−中強−弱−中強−弱)、2+3+2拍子(強−弱−中強−弱−弱−中強−弱)、純粋な7拍子(強−弱−弱−弱−弱−弱−弱)の4態が見られる。

その他の拍子

1拍子

113131

曲の中での拍子の変化


便

強拍と弱拍について


424down beatAntaktup beatAuftakt

1拍を表す音価について


144使2284383使83

関連項目