「新撰犬筑波集」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
Template:出典の明記を貼付 |
||
1行目: | 1行目: | ||
{{出典の明記|date=2012年11月}} |
|||
﹃'''新撰犬筑波集'''﹄︵しんせんいぬつくばしゅう︶は、[[室町時代]]後期の[[俳諧連歌]]撰集。撰者は[[山崎宗鑑]]。1冊。
|
﹃'''新撰犬筑波集'''﹄︵しんせんいぬつくばしゅう︶は、[[室町時代]]後期の[[俳諧連歌]]撰集。撰者は[[山崎宗鑑]]。1冊。
|
||
2012年11月27日 (火) 12:40時点における版
![]() |
﹃新撰犬筑波集﹄︵しんせんいぬつくばしゅう︶は、室町時代後期の俳諧連歌撰集。撰者は山崎宗鑑。1冊。
大永4年︵1524年︶以降の成立。山崎宗鑑のものに後代次々と増補されていったと考えられ、異本が多く収録内容も多様である。俳諧連歌集としては﹃竹馬狂吟集﹄に次ぐ最初期の撰集で、近世以降、特に俳諧連歌集の祖とされ有名になった。江戸時代初期の談林俳諧に影響を与えたという。
慶長・元和の頃の刊本では﹃犬筑波集﹄表記。しかし写本では﹃俳諧連歌﹄﹃俳諧連歌抄﹄と呼ばれており、﹃犬筑波集﹄は当初からの呼称ではない。﹁犬﹂は連歌からの俳諧連歌に対する卑称で、﹃犬筑波集﹄は連歌集たる﹃新撰菟玖波集﹄に対する表現となっている。
収録される俳諧連歌は、﹁付句﹂と﹁発句﹂から構成される。また﹁付句﹂は四季に、﹁発句﹂は四季・恋・雑に部類分けされている。卑俗な滑稽を狙って卑猥な表現を直接的に歌っており、連歌への反意・批判の意図が感じられるとされる。