「新釈諸国噺」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
m +cat |
m リダイレクト回避:モギ・ド・モーパッサン |
||
2行目: | 2行目: | ||
'''新釈諸国噺'''(しんしゃくしょこくばなし)は[[太宰治]]が[[井原西鶴]]の簡潔な作品らを活かし、太宰独特の趣向を併せた作品。 |
'''新釈諸国噺'''(しんしゃくしょこくばなし)は[[太宰治]]が[[井原西鶴]]の簡潔な作品らを活かし、太宰独特の趣向を併せた作品。 |
||
太宰曰く、「わたくしのさいかく、とでも振り仮名を附けたい気持ちで新釈諸国噺という題にした…(中略)西鶴は、世界で一番偉い作家である。[[メリメ]]、[[モーパッサン]]の諸秀才も遠く及ばぬ。」又、「読者に日本の作家精神の伝統でも言うべきものを、はっきり知って頂く事は、かなり重要な事のように思われて、私はこれを警戒警報の日にも書き続けた。」と言う。この作品も『[[お伽草紙]]』と同様、[[第二次世界大戦]]下で書かれた作品である。 |
太宰曰く、﹁わたくしのさいかく、とでも振り仮名を附けたい気持ちで新釈諸国噺という題にした…(中略)西鶴は、世界で一番偉い作家である。[[メリメ]]、[[モギ・ド・モーパッサン|モーパッサン]]の諸秀才も遠く及ばぬ。﹂又、﹁読者に日本の作家精神の伝統でも言うべきものを、はっきり知って頂く事は、かなり重要な事のように思われて、私はこれを警戒警報の日にも書き続けた。﹂と言う。この作品も﹃[[お伽草紙]]﹄と同様、[[第二次世界大戦]]下で書かれた作品である。
|
||
2007年12月8日 (土) 08:43時点における版
文学 |
---|
![]() |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
新釈諸国噺︵しんしゃくしょこくばなし︶は太宰治が井原西鶴の簡潔な作品らを活かし、太宰独特の趣向を併せた作品。
太宰曰く、﹁わたくしのさいかく、とでも振り仮名を附けたい気持ちで新釈諸国噺という題にした…(中略)西鶴は、世界で一番偉い作家である。メリメ、モーパッサンの諸秀才も遠く及ばぬ。﹂又、﹁読者に日本の作家精神の伝統でも言うべきものを、はっきり知って頂く事は、かなり重要な事のように思われて、私はこれを警戒警報の日にも書き続けた。﹂と言う。この作品も﹃お伽草紙﹄と同様、第二次世界大戦下で書かれた作品である。
出版物
﹃お伽草紙﹄新潮文庫 (解説‥奥野健男) ISBN 4-10-100607-5 収録作品- 盲人独笑
- 清貧譚
- 新釈諸国噺
- 貧の意地
- 大力
- 猿塚
- 人魚の海
- 破産
- 裸川
- 義理
- 女賊
- 赤い太鼓
- 粋人
- 遊戯戒
- 吉野山
- 竹青
- お伽草紙 (全4編)