旋律のフレア
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『旋律のフレア』 | ||||
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CooRie の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
2006年- 2008年![]() | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | Mellow Head | |||
プロデュース | 櫻井優香 | |||
チャート最高順位 | ||||
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CooRie アルバム 年表 | ||||
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﹃旋律のフレア﹄︵せんりつのふれあ︶は、CooRieの3作目のオリジナルアルバム。2008年1月23日にMellow Headから発売された。
概要
前作﹁トレモロ﹂から1年7ヶ月ぶりのリリースである。また、2007年に発表した曲のうち﹁恋想モジュレーター﹂以外の曲が全て収録されている。収録曲の全ての作詞、作曲はrino自身が手掛けている。 yozuca*の3作目のアルバム﹁Ageha﹂と同時発売された。また、アルバムの製作から発売までの期間が長かったという。 今までのジャケットは動物とのコラボレーションをイメージしてきたので、今回は﹁青い鳥﹂をテーマが提案されたという。また、本作のプロモーションとして、﹁君DK﹂のPVが製作されている。なお、CooRieの作品にPVが製作されるのは初である。収録曲
●︵全曲︶作詞・作曲‥rino (一)旋律のフレア [5:09] 編曲‥中西亮輔 (二)クロス*ハート [4:14] 編曲‥海星響 (三)Spring has come [4:39] 編曲‥大久保薫 (四)ウソツキ [5:30] 編曲‥大久保薫 (五)Sweetest [4:16] 編曲‥宅見将典 (六)君DK [4:37] 編曲‥佐藤Fisher五魚 (七)探し物 [5:13] 編曲‥佐藤Fisher五魚 (八)桜の羽根 〜Endless memory〜 [4:46] 編曲‥大久保薫 (九)水玉 [5:10] 編曲‥大久保薫 (十)リトル・モア [4:59] 編曲‥chokix (11)優しさは雨のように [5:10] 編曲‥大久保薫 (12)想い [4:54] 編曲‥今泉洋楽曲解説
旋律のフレア 本アルバムのタイトル曲であり、自身としてはコード進行を考えての製作やAメロ、Bメロがあまり高音のキーにいかないように作ったという冒険した曲であり、アレンジャーの中西亮輔にどうしても編曲をお願いしたい為に製作した曲である。[1] 自身のお気に入りの曲であり、1曲目らしく始まりを予感させる曲になっている。また、﹁旋律のフレア﹂というタイトルが本アルバムにあったので、自身が大切にしていきたいメロディ、歌の﹁旋律﹂、またそこから広がっていく、鮮明されていく﹁フレア﹂を表す曲として本曲をタイトル曲にしたという。[1] レコーディングは新曲の中で一番最後に行われたという。また、何度もアレンジをやり直しており、製作された当初はエレクトリックピアノを使用したふわふわでほんわかなフュージョン寄りな曲だったが、最終的には固めなピアノ、弦やリズムを生の様な雰囲気を出したドラムンベース寄りな曲になったと語っている。[1] クロス*ハート「クロス*ハート」を参照
- Spring has come
「Spring has come」を参照
ウソツキ
4枚目のシングル﹁あなたと言う時間﹂に続く王道なバラード曲を製作するという目標がある曲であり、﹁片思い﹂をテーマにした曲であるが、裏のテーマとして仕事や夢、恋愛などの努力して叶える夢、その夢の諦める以外の着地点を見つけるという﹁努力が全てじゃない﹂というテーマがある。[1]
Sweetest
本作の中で一番昔に製作された曲で、本曲のような﹁羽もの﹂の曲が自身はあまり作ったことがなかった上に、自身は苺が嫌いであるのにも関わらず、タイアップ作品が﹃Strawberry Panic!﹄ということで面白いと思い、凄くガーリーで可愛い曲で、改めて自分が女の子であることを再認識した曲であると語っている。[1]
本曲は、タイアップ作品のサウンドトラックにしか収録されていなかったので、本作に収録さることが決定した時に嬉しかったという。また、レコーディング時の事が鮮明に覚えており、ストリングスを担当している弦一徹ストリングスと編曲の宅見将典とのやりとりによるアレンジの変化が印象に残っていると語っている。[1]
君DK
自身初のPVが製作されており、rinoとしてはクレイアニメのようなPVを製作したいという提案をし、良い意味で肩の力を抜いて音楽を表現できる曲になったという。[1]
楽曲の打ち合わせ時にプロデューサーに﹁どんどん進化するのは大事だけど、もう少し鼻歌のような曲を作ってごらん。﹂と言われた事がきっかけで、実際に鼻歌で作曲をしたという。また曲が出来上がって曲をあげた時には﹁どうしよう。凄い気楽に作ってしまった。﹂という不安感があったが、そこから佐藤Fisher五魚による玩具箱のようなアレンジやLRの仕掛けを製作したり、自身で猫の鳴き声を入れてみたりと試行錯誤をしたという。[1]
探し物
アルバム内の新曲で一番初めにレコーディングを行った曲で、浮遊感な楽曲だが弦がスリリングにアレンジされており凄く気にいっているとのこと。[2]
タイトルが﹁探し物﹂であり、自分の中では思い切ったタイトルを付けたといい、常に人何かを探して生きているが、結局1つの物を掴んだらすぐ逃げて行ってしまい永遠に探し求めているといったイメージの曲であり、詞は見た感じでは﹁恋愛﹂をなぞって書いているように思えるが、自分の存在位置や自分が必要とされているかといった不安、明日の事を冷静に見える大人になった自分との狭間で揺れる心を描いた曲である。[2]
ラストのBメロの﹁良い人になりたい。嘘なんて大嫌い。でもそれだけじゃ見つからないよ。﹂というフレーズが自身の本音であり、正論や理屈を言っても心が埋まらない事を知っているがそうせざるを得ないということを描きたかったという。[2]
桜の羽根 〜Endless memory〜
パソコンゲーム﹃D.C.II Spring Celebration 〜ダ・カーポII〜 スプリング セレブレイション﹄のエンディングテーマとして使用されているが、﹃D.C. 〜ダ・カーポ〜﹄の楽曲で本曲のような打ちこみ曲はあまりないので、やってみたかったと語っている。また、打ちこみの上にストリングスが乗っていて楽曲のテンポはCooRieが手掛ける﹃D.C. 〜ダ・カーポ〜﹄の曲では割と早い曲になっている。[2]
1つ1つの曲に自身の中で歴史があるが、本曲は﹁全てを受け止めたことによって生まれる物を信じてみる﹂という意味合いで詞を書いたという。割と素直な歌詞であり2番の﹁自分の背中を押せるのは、最後は自分だと分かっているよ。﹂というフレーズが気に入っているとのこと。
誰かの事を話したり、誰かと比べても最後に帰ってくるのは自分なので、前向きに全てを受け止めて自分の中で消化して変化させていくことを忘れないようにするという意を込めて製作した曲である。
水玉
「水玉」を参照
リトル・モア
パソコンゲーム﹃マブラヴ︵限定解除版︶﹄の珠瀬壬姫ルートのエンディングテーマとして使用されている。同ゲームのゲームブランドのâgeの作品では前に同ゲーム会社の作品﹃君が望む永遠﹄で使用された楽曲の﹁君が望む永遠﹂を歌っており、その作品がデビューのきっかけになったゲーム会社なので、音楽で想いを伝えられないかと思っているので、気負いのない恋愛をテーマにした楽曲で製作途中で迷ったと語っている。[2]
楽曲で描きたいのはキャラクターであったが、それにプラスしてCooRieらしさを出すためにキャラクターに重ねるた所と気負いのない恋愛になったという。[2]
優しさは雨のように
「優しさは雨のように」を参照
想い
照れくさい感じだが、両親に対しての感謝の気持ちを綴ったという。[2]
大人になって気付く親のありがたみや想いを自分が音楽の仕事をやっているので、歌にして返そうと想って書いた曲である。[2]
これから続いていく道を、感謝の気持ちを忘れずに一歩ずつ歩いていけるような曲になっている。[2]