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明治文学全集︵めいじぶんがくぜんしゅう︶は、1960年代から80年代にかけて刊行された、日本の文学叢書である。発行元は筑摩書房。
概要
明治時代の文学・思想の基礎的な文献の収集を基本とし、作家別収録を主とした。全100巻と索引の別巻とがある。サイズはA5判2段組なので、北村透谷や樋口一葉などは、ほぼ全作品が収録されている。
志賀直哉・永井荷風のような、昭和期までまたがって活躍した作家は、明治期の作品を収録することになっている。
各巻に︿研究篇﹀が設けられ、同時代の回想や、注目すべき文献が収められた。また、収録作家の年譜も付載されている。