松本慎一

松本 慎一︵まつもと しんいち、1901年11月8日－1947年11月26日︶は、社会運動家。 愛媛県出身。東京帝国大学卒。三省堂勤務、1932年日本共産党に入党。34年検挙され、のち雑誌﹁国際評論﹂や﹁世界年鑑﹂の編集、国際政治に関する評論を書く。戦後、全日本印刷出版労働組合書記長。尾崎秀実と親交があった。橘樸名義で﹁中華民国三十年史﹂を書いた。

著書

• 西洋の追放 中華民国の歴史 育生社弘道閣、1943.
• 現代世界史の課題 伊藤書店、1947.
• フランクリン 日本図書、1947.

共編著

• 世界民主革命年表 対照註解 田宮滋著 松本、古在由重監修 芝寛、佐伯嶺三共編 民主評論社、1948
• 偉大なる愛情 尾崎秀実、松本慎一の回想 堀江邑一,古在由重共編 育生堂弘道閣、1949.

翻訳

• フランクリン自伝 1937. 岩波文庫
• 印度の統一 ジャワハラル・ネール 育生社弘道閣、1942.
• 国際投資の諸問題 王立国際問題調査会編 日本評論社、1943.

参考

• 日本人名大事典:[1]
• ゾルゲ事件獄中記 川合貞吉著 新人物往来社、1975.（松本慎一と尾崎秀実に関する記述あり）