渋谷員子
表示
渋谷員子︵しぶや かずこ、1965年9月4日 -︶は、日本のCGデザイナー。スクウェア︵現スクウェア・エニックス︶所属。公式通称チビキャラと呼ばれる石井浩一デザインをドット絵に起こし、初期のファイナルファンタジーシリーズのキャラクターグラフィックの方向性を育てていった人物。
概要
中期ではパッケージアートやゲーム内の実質キャラクターデザインを担当するなど、モンスターの野村哲也・キャラクターの渋谷員子といった、スクウェアが誇る﹁ドット屋さん﹂だった。最大の代表作といえる﹃FFV﹄では石井浩一の﹃FFIII﹄のジョブデザインを参考に数多くのジョブイラストを発表しファンを魅了、坂口博信からもチビキャラを絶賛されていた。 しかし﹃FFVII﹄以降は坂口の方向性が変わり、3Dのリアルな映像と野村のキャラクターデザインが起用された事で、彼女の方向性は失われる事になる。﹃FFV﹄のジョブイラストがリスペクトされた﹃FFT﹄でも、ディレクターの松野泰巳がクエストの吉田明彦を必要とし移籍させた事で、﹃FFIII﹄のリメイクも含めて彼女に仕事が来なくなった。久々の原点回帰がテーマだった﹃FFIX﹄でも、﹃ガンダムW﹄でブレイクしていた村瀬修功とチョコボシリーズで頭角を出していた板鼻利幸が起用され、一部サブキャラのみでの参加になった。 それでも旧来のチビキャラの人気は高く、FF携帯機移植化計画﹁フィネストファンタジー﹂で﹃FF1﹄﹃FFII﹄﹃FFIII﹄がやや異なる頭身のデザインにリメイクされる中、﹃FFIV﹄﹃FFV﹄が彼女のチビキャラをリスペクトした新イラストで発表されたり、野村哲也も携帯アプリゲームの﹃モノトーン﹄で似せた頭身のイラストを描くなど、独特なスタイリングをした渋谷絵の潜在需要は高い。代表作
- ファイナルファンタジーII:キャラクターグラフィック
- ファイナルファンタジーIII:キャラクターグラフィック
- ファイナルファンタジー外伝 聖剣伝説:グラフィック
- ファイナルファンタジーIV:チビキャラクターデザイン
- ファイナルファンタジーV:チビキャラクター・ジョブデザイン
- ファイナルファンタジーVI:チビキャラクターデザイン
- サガ フロンティア:チビキャラクターデザイン
- ファイナルファンタジークリスタルクロニクル:メニューデザイン(フォント)
- ファイナルファンタジーIV THE AFTER 月の帰還:キャラクターグラフィック