笠松宏至

笠松 宏至︵かさまつ ひろし、1931年8月8日 - ︶は、日本の歴史学者。東京大学名誉教授。専門は日本中世史。中世法の研究の権威である。

略歴

1955年3月東京大学文学部国史学科卒業。1957年3月東京大学大学院人文科学系国史学専攻修士課程修了。

1962年4月東京大学史料編纂所助手。その後助教授・教授を経て1992年3月に定年退職して東京大学名誉教授になる。その後、神奈川大学歴史民俗資料学研究科教授を歴任。

東大時代は佐藤進一に師事、資料の厳密な解釈を学ぶ。

著書

単著

●﹃日本中世法史論﹄︵東京大学出版会、1979年︶

●﹃徳政令 中世の法と慣習﹄︵岩波新書、1983年︶

●﹃法と言葉の中世史﹄︵平凡社選書、1984年／平凡社ライブラリー、1993年︶

●﹃中世人との対話﹄︵東京大学出版会、1997年︶

共著

●﹃日本中世史を見直す﹄ 佐藤進一、網野善彦共著︵平凡社ライブラリー、1999年︶

●<網野善彦>﹃中世の裁判を読み解く﹄︵学生社、2000年︶

編著

●﹃法と訴訟﹄︵吉川弘文館、1992年︶

脚注