錯視

錯視とは、視覚に関する錯覚のことである。俗に﹁目の錯覚﹂ともよばれる。生理的錯覚に属するもの、特に幾何学的錯視については多くの種類が知られている。

ファイル:Muller-Lyer figure.jpg 上のふたつの図形の中心の線分の長さは異なって見えるが同じ長さである。

ファイル:Hering figure.png 上の2本の平行線は、斜線の影響を受けてゆがんで見える。このような錯視を、湾曲錯視とも言う。

ファイル:Fraser figure.jpg イギリスの心理学者フレイザーが1908年に発表したこのパターンは、角度・方向錯視を起こす図形であり、錯視の王様とも呼ばれている。渦巻き状の図形を指でなぞってみると、実際は同心円であることが分かる。