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七宝 (技法)

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クロワゾネから転送)

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西沿3西 [1]






西[]



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 (champlevé) 

クロワゾネ[編集]

クロワゾネ (cloisonné) とは、土台となる金属の上に、さらに金属線を貼り付けて輪郭線を描き、できた枠内をエナメルで埋めて装飾する技法。シャンルヴェよりさらに細かい表現が可能になる。

バスタイユ[編集]

バスタイユ(Fabergé

バスタイユ (basse-taille) とは、エナメルの半透性を生かし、土台の金属に刻まれた彫刻模様(ギヨシェ)を見せる技法。金属に施された彫刻が主眼となるので、使用されるエナメルは単色。ピーター・カール・ファベルジェの作品に、この技法を使用したものが多い。

プリカジュール[編集]

プリカジュール (plique à jour) とは、薄い金属箔の上に、クロワゾネとほぼ同じ工程でエナメルを焼き付け、その後に薬品処理によって箔を取り除く技法。金属枠のみによって支えられたエナメルは光を透過するので、ステンドグラスのような効果を得られる。アールヌーボー期のジュエリーに好んで使用された。美しいが非常に繊細で、衝撃に弱い。1997年の映画『タイタニック』に登場したヒロインの蝶のには、この技法が使用されていると思われる。

ロンドボス・エナメル
The Dunstable Swan Jewel (c.a. 1400)

ロンドボス[編集]

ロンドボス (ronde bosse) とは、金などの立体像の表面全体に、エナメルを施す技法。ルネサンス期のジュエリーなどに多く例を見ることができる。

ペイントエナメル[編集]

ペイントエナメル (painted enamel) とは、あらかじめ単色で焼き付けたエナメルを下地とし、その上に、筆を使ってさらにエナメル画を描き、焼き付ける技法。人物や植物を描いたミニアチュールが例として挙げられる。特に絵柄の細かい高度なものは細密描画などとも呼ばれている。

グリザイユ[編集]

グリザイユとは、モノクロームで描く技法。また、描かれた絵画のこと。フレスコ画やエナメルで描かれたものが含まれる。フランス語gris とは「灰色」を意味し、色は一般に灰色か茶色が使われるが、他の色がつくこともある。

中国の技法[編集]

掐絲琺瑯菱花口碟 (明朝早期)

中国の琺瑯の技法は3つの技法に大別できる。

内填琺瑯[編集]

内填琺瑯ないてん ほうろうは、シャンルヴェ、あるいは、象嵌七宝に相当する技法。

掐糸琺瑯[編集]

掐糸琺瑯こうし ほうろうは、クロワゾネ、あるいは、有線七宝に相当する技法。

画琺瑯[編集]

画琺瑯が ほうろうは、ペイントエナメル(描画七宝)に相当する技法。

日本の技法[編集]


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西

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1620 - 1625西西

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2使西[* 2]

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西

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1879 - 1946

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 - 

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,1900,

西

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西[4]

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脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^ 700900

(二)^ [3]

出典[編集]



(一)^ "", , pp.28-29

(二)^ 1979

(三)^ 3No.322 1993

(四)^ 19986

関連項目[編集]

外部リンク[編集]