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正多面体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プラトン立体から転送)

: regular polyhedron: Platonic solid[1]5

p q {p, q} 

{3,3}, {3,4}, {3,5}, {4,3}, {5,3} 5


[]


135[2]

(一)

(二)

(三)

[3]

312












[]


 a
名前と図 構成面 頂点 シュレーフリ記号 表面積 体積 内接球半径 中接球半径 外接球半径 二面角
正四面体
正三角形 4 6 4 {3,3}





正六面体
正方形 6 12 8 {4,3}

正八面体
正三角形 8 12 6 {3,4}




正十二面体
正五角形 12 30 20 {5,3}





正二十面体
正三角形 20 30 12 {3,5}





相互関係[編集]

双対[編集]

いずれの正多面体の各面の中心を頂点とする立体もまた正多面体となる。これを正多面体の双対関係といい、3通りの組み合わせが存在する。正四面体同士の双対を特に自己双対という。

組み合わせ
正四面体と正四面体 正四面体 ↔ 正四面体
正六面体正八面体 正六面体 → 正八面体 正八面体 → 正六面体
正十二面体正二十面体 正十二面体 → 正二十面体 正二十面体 → 正十二面体



5BC320)[1]



[4]

[]


3 






[]


4








[]


3







3







2








[]



外接\内接 正四面体 正六面体 正八面体 正十二面体 正二十面体
正四面体
正六面体
正八面体
正十二面体
正二十面体

 (Petrie polygon) 

[]


[5]

4A44S45A5

p, q3

  2π/p 

  2π/q 

  π

,,
正多面体の変換群
p q 単位元 合計(位数) 2回対称軸 3回対称軸 4回対称軸 5回対称軸
正四面体 3 3 8 3 1 12 3 4 - -
正六面体 4 3 9 8 6 1 24 6 4 3 -
正八面体 3 4 8 9 6 1 24 6 4 3 -
正十二面体 5 3 24 20 15 1 60 15 10 - 6
正二十面体 3 5 20 24 15 1 60 15 10 - 6



=+++1

=×p

=×q

=1+(2-1)×2+(3-1)×3+(4-1)×4+(5-1)×5

[]


 (Platonic solids) 

13553

[]


[6]


 (Tetrahedrite)  (Sphalerite) (Zunyite) 


 (Pyrite) (Galena) (Native copper) (Metacinnabar) (Fluorite) (Chlorargyrite) (Alabandite) (Pharmacosiderite) 


 (Pyrite) (native gold) (Native copper) (Hauerite) (Cobaltite) (Fluorite) (Cuprite) (Manganosite) (Spinel) (Magnetite) (Chromite) 


 (Pyrite)


 (Pyrite)
閃亜鉛鉱 黄鉄鉱 尖晶石 黄鉄鉱 黄鉄鉱
正四面体 正六面体 正八面体 五角十二面体 三角二十面体
面指数 {111} 面指数 {100} 面指数 {111} 面指数 {210} 面指数 {111} {210}

正多面体による空間充填[編集]


2



2:1

91[7] 1:1:3

1:φ1:1:6
正六面体 正四面体 2 正十二面体 1 正二十面体 1
正八面体 1 正六面体 1 三角二十面体 {1φ0} {111} 1
ジョンソン立体91番 3 黄金四面体 {1φ0} {111} 6

脚注[編集]

  1. ^ プラトンの対話篇『ティマイオス』において、四元素説と結びつけられて言及されたことに因む。
  2. ^ 『ユークリッド原論(追補版)』共立出版、2015年2月25日、434頁。 
  3. ^ 多面体. シュプリンガー・フェアラーク東京. (2001-12-05) 
  4. ^ 多面体百科. 丸善出版. (2016-10-31) 
  5. ^ 正多面体を解く. 東海大学出版会. (2002-05-20) 
  6. ^ 日本産鉱物の結晶形態. 高田雅介. (2010-04-20) 
  7. ^ 多面体木工(増補版). 特定非営利活動法人 科学協力学際センター. (2011-03-01) 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]