平織
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平織︵ひらおり︶とは、経糸︵たていと︶と緯糸︵よこいと︶を交互に浮き沈みさせて織る、最も単純な織物組織である。できあがった模様は左右対称になる。丈夫で摩擦に強く、織り方も簡単なため、広く応用されている。三原組織の一つ。
中でも経糸と緯糸を2本もしくは数本ずつ引き揃えて織ったものを魚子織︵斜子織、ななこおり、basketweave︶と言う。代表的な織物にオックスフォード︵オックス︶がある。
代表的な平織の織物[編集]
●綿織物 ●エンドオンエンド ●オーガンジー ●オックスフォード︵オックス︶ ●かなきん ●キャラコ ●ギンガム - 先染めの綿織物。格子柄、縦縞柄。ギンガム・チェック。 ●クレープ︵綿ちぢみ︶ ●シーチング ●シャンブレー - 名前の由来は、フランスのカンブレ︵Cambrai︶という所で初めて織られたことから。 ●ジョーゼット ●ダンガリー - 狭義には綾織のものをいい、平織のものはシャンブレーというとも説明される[1] ●トワル ●ブロード︵ポプリン︶ ●ボイル ●モスリン ●ローン - 薄手の粗く織った平織の織物。 ●浴衣地 ●帆布 ●麻織物 ●生平 ●上布 ●ズック ●ちぢみ - 小千谷縮など。 ●麻帆布 ●毛織物 ●ウールシャンタン ●サキソニー︵サクソニー︶ ●トロピカル ●フレスコ - 夏用の織物。 ●ブロード︵ポプリン︶ ●ポーラ - 夏用の織物。 ●マットウース - 英語で梳毛糸の事。 ●メルトン ●モスリン ●絹織物 ●あしぎぬ ●お召 ●黄八丈 ●塩瀬 ●シフォン ●シャンタン ●ジョーゼット ●タフタ ●ちりめん ●紬 ●羽二重 ●富士織 ●ブロード︵ポプリン︶ ●銘仙脚注[編集]
- ^ 藤本純哉 (2015年6月15日). “デニム、シャンブレー、ダンガリーの違いって何?というあなたへ”. クロップオザキ. 2016年2月19日閲覧。