1963年に刊行がスタートした『東洋文庫』シリーズ。日本、中国、インド、イスラム圏などアジアが生んだ珠玉の作品の中から、毎週1作品をピックアップ。 1000文字のレビュー、そしてオリジナルカルテとともに、面白くて奥深い「東洋文庫」の世界へいざないます。
孔子が理想とした周とは? 金文が語る古代中国の姿 |
ジャンル | 評論/歴史 |
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成立・舞台 | 殷・周時代の古代中国 |
読後に一言 | 2010年6月10日に始まった当欄ですが、これにてジャパンナレッジ(JK)収録の東洋文庫は、すべて案内を終えました。JKに新たな東洋文庫が追加されたら、その時またお目にかかりましょう。 |
効用 | 白川漢字学のなんたるかが本書でわかります。 |
印象深い一節 ・ 名言 | 中国の古代文化は、西周期にその極盛の時代に達した。それはまた、青銅器文化の極盛の時代でもあった。孔子が理想としたといわれる西周の文化は、この青銅器文化によって象徴されている(「あとがき」) |
類書 | 白川漢字学の姉妹篇『甲骨文の世界』(東洋文庫204) 白川静の字源辞典『漢字の世界(全2巻)』(東洋文庫281、286) |
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