マレーシア首相に汚職疑惑、政府系ファンドから個人口座に?

ナジブ・ラザク首相(2015年7月5日撮影)〔AFPBB News

 試練を共有しながら神聖を尊ぶイスラム教徒の断食「ラマダン」の真っ只中のマレーシアが、政冶史上での最大の試練に直面している。現職首相が不正資金送金疑惑で当局から大捜査を受けるという前代未聞の事態に陥っているからだ。

 しかし、ナジブ首相は「個人的流用」を否定しており、自ら退任する意思はなく、焦点は特別捜査チームが首相の政治力に屈せず、どこまで公明正大に調査を敢行し、公表するかにかかっている。

 一方で、今回の疑惑リークはナジブ首相も確認済みの政府内の「機密文書」が出所と見られており、政局は早期退陣を主張する政敵のマハティール元首相をバックとする勢力に押される「ナジブ外し」に傾いている様子だ。

 ナジブ陣営がこの勢力にどこまで対抗できるかが焦点となってきた。疑惑を払拭できなければ退陣を迫られるのは間違いない。


 

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