スタジオカラーとドワンゴが贈る短編アニメ配信プロジェクトシリーズ﹁日本アニメ︵ーター︶見本市﹂のファーストシーズンにあたる第1話から第12話までの公開が、5月31日︵日︶24時をもって終了となることが発表された。
同プロジェクトは採算を度外視し、規制のない自由な表現の場をアニメーターに提供することを目的に2014年11月から始動した。
ファーストシーズンでは、小説家の舞城王太郎さんと、人気OVA作品﹃フリクリ﹄の監督などで知られる鶴巻和哉さんが参加した﹁龍の歯医者﹂や、音楽制作にトラックメイカーのTeddyLoidさんと女性ラッパーのDAOKOさんが参加した﹁ME!ME!ME!﹂、TVアニメ﹃電脳コイル﹄の作画などを手がけてきた本間晃さんが監督とキャラクターデザインを手がけた﹁Carnage﹂など、名だたるクリエイター陣による作品が公開されてきた。
アニメーターがつくりたい作品
第3話「ME!ME!ME!」/© 2014 nihon animator mihonichi, LLP.
昨年10月に行われた﹁第27回東京国際映画祭﹂にて、カラーの代表取締役社長・庵野秀明さんと、ドワンゴの代表取締役会長の川上量生さんの口から発表された﹁日本アニメ︵ーター︶見本市﹂。
毎週金曜日に、約10分未満のさまざまな短編作品がWeb上や専用アプリで1話ずつ無料公開され、公開されるたびに作品のクオリティの高さや豪華な参加クリエイター陣に注目が集まっていた。
﹁自由な表現の場﹂を掲げていることから、時に専用アプリでは配信できない過激な内容になることもあり、ファーストシーズンでは﹃ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q﹄のデザインワークスなどを手がけた吉崎響さんが監督つとめた﹁ME!ME!ME!﹂の刺激的な演出が話題を呼んだ。
第7話「until You come to me.」/© カラー © nihon animator mihonichi LLP.
また、第7話となる﹁until You come to me.﹂では﹁新世紀エヴァンゲリオン﹂シリーズの新作を彷彿とさせる内容が描かれ、多くのファンを賑わせたこともあった。
ファーストシーズンの公開終了とともに、ニコニコ生放送で配信された解説番組もファーストシーズン分については、タイムシフト視聴が終了となる。なお、すでに第5話﹁安彦良和・板野一郎原撮集﹂の公開は3月で終了となっている。
KAI-YOU編集者。1991年大阪生まれ。 企画、編集、取材、文章を書いたり、時々ニコニコ生放送でゲーム実況主として配信を行い、現在では放送の度にたまに10,000来場者数を越えるなど、インターネット上に少なくない数のファンを持つ。KREVAの新譜﹁嘘と煩悩﹂が楽しみ。
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