2000年代後半に登場したボーカロイドは、音楽業界だけでなく、キャラクター、アニメ、ゲームなどあらゆるポップカルチャーに影響を与え続けている。現在は、その舞台は小説にまで広がっている。
そうしたなかでKADOKAWA エンターブレイン ブランドカンパニーは、イラストの投稿・コミュニケーションサイトpixivにて、ボカロ曲をテーマとした小説のコンテストを実施する。次世代のクリエイター育成を目指す。
エンターブレインは、﹁ボカロ曲は今やニコニコ動画などへの楽曲投稿だけにとどまらず、そのキャラクターや楽曲をフィーチャーした小説やコミックなどとその世界を大きく広げている﹂と説明する。そのうえで、楽曲を聴いて楽しむだけでなく、それらにインスパイアされたイラストや小説を生み出すファンたちが爆発的に増えているという。
そこで今回のコンテストになった。募集するのは、次世代のボカロシーンを盛り上げるフレッシュなボカロ小説。小説のテーマは、ボカロ曲だ。
エンタ-ブレインからは、同社が誇る小説レーベル3つの編集部が参加する。ファミ通文庫編集部、ビーズログ文庫編集部、KCG文庫編集部である。優秀作はエンターブレインの小説レーベルから文庫化される。
コンテストでは、﹁じっぷす﹂、﹁まちす﹂、﹁millstones﹂の現在最も注目されている3人のボカロＰが協力する。バラエティに富んだボカロ曲をテーマとして設定、これらをモチーフに小説を書く。
応募は2014年1月8日にスタート、2月9日に締め切る。応募者は3万字を上限にpixivに投稿する。投稿作品の審査には、エンターブレインの3編集部のほか各ボカロPも参加する。新しい試みに注目だ。
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