4月29日︵金・祝︶・30日︵土︶、幕張メッセにて行われる﹁ニコニコ超会議2016﹂がついに開幕しました。
9〜11ホールの目玉である﹁超VRアトラクションズ﹂エリアでは、スカイダイビングを体験できる﹁VR DIVE﹂や、手から魔法を放ち3対3で対戦する﹁HADO﹂。印を結び、忍術を操るアクション﹁忍VR﹂など、さまざまなVR︵バーチャルリアリティ︶体験のできる装置が登場。
そんな大掛かりな作品が立ち並ぶ中、個性豊かなVRの展示も盛りだくさん。
今回、KAI-YOU編集部は2015年10月に取材した学生VRコンテスト﹁IVRC2015﹂で総合第3位と協賛企業のコロプラ賞を受賞した電気通信大学﹁失禁研究会﹂が﹁失禁体験会﹂を出展しているとのことで、再び突撃取材しました!
スキージャンプに失禁体験? 学生VRコンテスト「IVRC」に潜入してきた
10月に行われる国際学生対抗のバーチャルリアリティ(VR)コンテスト「IVRC2015」の決勝大会に向け、その予選と参加チームによる実演展示が、9月11日、芝浦工業…
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前回は筆者・コダック川口︵30歳/おじさん︶が体験したのですが、今回は若手編集部員のしばたゃん︵21歳/女子大生︶が挑戦! 男女では失禁体験に差はあるのでしょうか!?
いきなりトラブル発生!?
ブースに着くと﹁安全かつ快適な失禁感を提供いたします﹂という文字が飛び込んできます。
なにやらトラブルが発生していたようで話を聞いてみると﹁膀胱に圧迫感を与えるためのエアーを制御している装置と、プログラム上でトラブルがあったので、少々お待ちください!﹂とのこと。
数分後には復旧していたので、早速体験させてもらいました!
恐る恐るブースに入り説明を聞くしばたゃん。
装置をつけてもらいます。
VRというとHMD︵ヘッドマウントディスプレイ︶を装着するイメージが強いですが、この﹁失禁体験﹂では、腰回りに装置をつけます。
さらに装置が敷いてあるイスに着席して準備は万端。
アイマスクで目隠しをして、コップに入れた実際の水を飲んだら失禁体験がスタート。
﹁IVRC2015﹂では、飲んだ水が膀胱にたどり着くまでの様子をCG映像で流していたのですが、今回は目隠しに変更。その理由は、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませるためだそうです。
女子大生、レッツ失禁体験!
今回体験してもらったしばたゃんは、現在大学4年生。ブースを訪れる前はどんな体験ができるのかワクワクした様子でした。
「うわあああ……」しばたゃん、なんとも言えない声と表情に
失禁装置が起動! みるみるうちに空気が送り込まれ、ほのかな温かみと圧迫感で失禁状態が再現されます。
これには、しばたゃんも﹁うわあああ……﹂と声にならない悲鳴を上げてしまっていました。
体験自体は3分もかからないうちに終了。
しばたゃんに率直な感想を聞いてみると﹁実際に漏らしたらこんな感じかも……。不快感というよりは、恥ずかしさが勝ちました﹂と、少し放心状態。
これまでにも女性の体験者はけっこういて、﹁おもしろい!﹂﹁やばい!﹂といった好反応をみせる人が多かったそう。
また、男性と女性では尿道の場所が違うので、女性の場合は装置がお尻の下だけ、男性の場合は股間部にも装着することで、差別化を図っています。
代表の亀岡さんは﹁研究会のメンバーは男性しかいないので、女性が失禁する感覚はわからない。ですが、女性から失禁の経験談を調査したところ、﹃自転車に濡れたぞうきんを敷いてそれに乗ってる感じ﹄がするらしいです。﹂と力説していました。
この﹁失禁体験﹂を介護や医療現場に役立てたい
しばたゃん「失禁研究会」のメンバーと記念撮影。一番右が代表の亀岡さん
﹁失禁研究会﹂の立ち上げは2年前。初期メンバーは4人だったそうです。現在、大学3年生の代表・亀岡さんにお話をうかがいました。
開発のきっかけは、若い人に﹃老人体験﹄をさせようというアイデアから。車イス体験や、目が不自由な方、足腰の悪さの体験が出来る機会はたくさんある一方、失禁を正確に追体験できるものはまだない。
老人が尿意を感じられなくなり、気づかないうちに失禁してしまうケースが多いこを知ってもらい、﹁みんなもいつかこうなるんだよ﹂と理解し、介護や医療現場に役立ててもらいたいという想いで開発が進められたといいます。
﹁失禁研究会﹂は大学の研究室ではなく、あくまでサークル活動の一環。まだ企業から研究を支援するような声はかかっていないとのこと。
ゆえに開発費はすべてメンバーたちの自腹。お金がないので﹁手づくり感がすごい﹂という感想が多く聞かれるのだとか。
しかし、バージョンアップは常に行っていて、メンバーは実際にトイレを我慢したり、実際に失禁してみることで感覚を共有し、開発に活かしているのだそう。
前回取材した﹁IVRC2015﹂から改良された新要素として、イスに小さなスピーカーを仕込み、耳では聴き取れない重低音を流すことで尿が尿道を通っている時の振動感を提示。
亀岡さんに今後の展開を聞いてみると﹁理想では本当に失禁してしまう人が出てくるくらいの装置を目指しているので、完成度はまだ70%。100%の失禁体験になるよう後輩に引き継いでいって欲しいと思っています。﹂と宣言。
後輩に対しては﹁失禁感を再現するには、まず自分が失禁してみてから再現するようにしてください!﹂と独特のエールを送っていました。
ちなみに亀岡さん自身は今後﹁失禁研究の第一線からは退いて、足裏への感覚の提示を研究していきたい﹂ということなので、VR界の異端児としてご活躍を期待しております!
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コダック川口
執筆
/ Editor/Writer/YouTuber(GUCHIKIN)
1985年生まれ。ポケモンなどのゲーム、ハロプロなどのアイドル、おもしろい動画が好きです。演劇集団の範宙遊泳で裏方もしています。
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