AKB48グループから初の小説家が誕生する。﹁初代じゃんけん大会女王﹂で知られるAKB48の内田眞由美さんが、2014年1月31日、恋愛小説﹃言えない恋心﹄︵角川書店︶を出版することが決定した。
現役アイドルが描く、禁断の恋愛事情
気になる﹃言えない恋心﹄の内容だが、15歳から21歳の女性アイドル6人の恋愛を描いた短編集となっている。現役アイドルが描く﹁アイドルの恋﹂という、ある種タブーでもあるテーマを扱った力作ということで、注目が集まりそうだ。
さらに現在、Webサイト﹁ORICON STYLE﹂上で書籍未掲載のプロローグが公開されているのだが、﹁恋愛禁止﹂のアイドルが恋に夢中になっていた自分を振り返ってペンを取る、という内容で、まるで実在するアイドルのモノローグを読んでいるかのような気持ちにさせられる。
角川書店の特設サイトによれば、アイドルとファンの恋を描いた作品も収録されているようで、アイドルファンの間で物議を醸しそうだ。
AKB48内田眞由美、"岩姿"で夢語る﹁文豪アイドルになりたい﹂
内田さんは2013年2月27日に、フォトエッセイ﹃岩にしみ入る“内田さん”の声﹄を出版しており、その際に﹁文豪アイドルになりたい﹂と執筆活動への意欲を示していた。今回、その想いが実現する形となった。
﹃言えない恋心﹄の出版を記念して、2月3日︵月︶に、福家書店新宿サブナード店にて、内田さんのサイン&握手会が開催される。AKB48グループ初の小説家の姿を、ぜひその目で見て欲しい。
1986年、名古屋市生まれ。法政大学文学部日本文学科在籍中に、世界と遊ぶ文芸誌﹃界遊﹄を創刊。編集者/ライターとして活動を始める。2011年、メディアプロダクション・KAI-YOU,LLC. を設立。﹁すべてのメディアをコミュニケーション+コンテンツの場に編集・構築する﹂をモット−に、カルチャーや広告の領域を中心に、文芸、Web、メディア、映画、アニメ、アイドル、テクノロジーなどジャンルを横断したプロジェクトを手がける。NHK﹁ニッポンのジレンマ﹂に出演ほか、講演、イベント出演も多数。現在はフリーランスとして活動中。右投右打。
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