もはやブームという言葉では不足があるほど定着した感のあるアイドル人気。グループの乱立から一時期は﹁戦国時代﹂とも表現された現在のアイドルブームだが、その発端となったアイドルグループといえば、言わずと知れたAKB48で間違いないだろう。
2005年の結成から約12年、メンバーは16期生までとその規模は長大なものとなっているが、今やAKB48という﹁現象﹂を正確に捉えるには、全国各地に存在する姉妹グループも考慮しなければならない。
名古屋のSKE48、大阪のNMB48、博多のHKT48といったグループはNHK紅白歌合戦にも出場するなど、お茶の間レベルでもその名を知られた存在となっている。
さらに、海外でもインドネシア・ジャカルタのJKT48、タイ・バンコクのBNK48が発足。そのスケールは国外にも広がっているのだ。
そんなAKB48グループにおいて、今もっとも勢いのある存在がNGT48だ。
新潟を拠点に活動し、先日4月12日にデビューシングル﹁青春時計﹂をリリース。発売初週に16万枚を売り上げ、オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得し、大きな話題を呼んでいる。
文‥坂上春希 企画・編集‥ふじきりょうすけ
AKB48グループの特色をおさらい
一体、NGT48とはどんなグループなのか?
まずはその前に、グループの中心であるAKB48、そして博多を拠点とするHKT48に着目し、それぞれの特色からおさらいしたい。
﹁会いにいけるアイドル﹂というコンセプトをもとに専用劇場を持ち、毎日そこでパフォーマンスを行う地域密着性や、﹁握手会﹂﹁総選挙﹂といったシステム。そしてSNSの普及とともにアイドルとファンという関係性を再定義したことで、現在のアイドルブームをつくり上げたオリジネイターが、2005年に誕生したAKB48だ。
無名時代に後の人気メンバー自らが路上で宣伝を行っていたなどのエピソードにも表れているように、ガチと根性をベースとした少年漫画のような世界観も特徴のひとつ。
これまで前田敦子、大島優子、篠田麻里子、板野友美、高橋みなみ、小嶋陽菜らを輩出し、現在は指原莉乃、渡辺麻友らが主要メンバーとして活躍。積み重ねてきた歴史によるメンバー層の厚さによるスター集団感も魅力である。
代表曲は﹁会いたかった﹂﹁ポニーテールとシュシュ﹂﹁ヘビーローテーション﹂﹁フライングゲット﹂﹁恋するフォーチュンクッキー﹂など。
2008年にSKE48、2010年にNMB48という姉妹グループが誕生するなか、2011年にはHKT48が結成された。AKB48の人気メンバーである指原莉乃が移籍し、劇場支配人も兼任している。
グループの顔として指原、そして宮脇咲良や兒玉遥というスターを擁しながら、年少メンバーの多さからAKB48グループの中でも若々しいイメージを持っているのもその特徴のひとつである。
代表曲は﹁メロンジュース﹂﹁12秒﹂﹁桜、みんなで食べた﹂﹁最高かよ﹂など。
NGT48は﹁一周したAKB48﹂となるか?
そんなAKB48の国内グループで今回取り上げるのが、NGT48だ。
4月のメジャーデビューシングル「青春時計」でオリコン1位を獲得した彼女たちだが、その特徴とは?
強い地域密着性
デビューシングル「青春時計」のお披露目ライブも新潟の「HARD OFF ECOスタジアム新潟」で開かれた。
まずNGT48の特色として真っ先にあげられるのが、地域に密着した活動だ。
AKB48を皮切りに、姉妹グループであるSKE48、NMB48、HKT48もそれぞれが結成由来含め、地域に根ざした活動を行ってきた。
NGT48は地域のテレビやラジオの冠番組とともに、地元・新潟県内で行われるイベントにも積極的に参加するだけでなく、親近感を持ってもらうために県内出身者に限っては出身市町村までも公表している。
また、新潟県外のメンバーも、そのほとんどが東日本出身者であることも大きな特徴だ。
メジャーデビューまでの期間はグループ最長
AKB48の国内5番目の姉妹グループとして、2015年7月に活動を開始したNGT48。
これまで各姉妹グループが築いてきたAKB48グループカルチャーの上に乗っかった順調なデビューかと思いきや、意外にもそのデビュー前での道程は長かった。
そのことについてキャプテンである北原里英はこう話している。
北原‥すごくいい流れでメジャーデビューできたと思っています。実はNGT48は、これまでのグループに比べて、お披露目からメジャーデビューまでの期間が、結果的に一番長くなってしまったんです。でも、メジャーデビューするまでにも、NGT48として色々なことを乗り越えて活動してきました。その中で﹁今だ!﹂というタイミングでデビューできたなと思います。だから、今はすごくいい時ではないかなと思うんです。︵中略︶メジャーデビューまでの道程が長かった分、デビューまでに流した汗の量は、どのグループにも負けていないと思います。
デオボール﹁いい汗かこうプロジェクト﹂ インタビューより引用︵外部リンク︶
そんな強い地域密着性と周到に用意した準備期間は、AKB48結成から10年以上を経た、最新グループとしての意志の表れかもしれない。
北原は﹁昔まだ売れてなかった頃のAKBがやっていたことをもう1回できるかと思うと楽しみです﹂と会見で話していたことがある。一周して一歩前に踏み出すという、攻めの原点回帰がNGT48からは見て取れる。
AKB48結成から、10年の節目である2015年に誕生した欅坂46に﹁一周したAKB48﹂を見る向きもあるが、NGT48からはそれとはまた違う﹁初期のAKB48﹂という﹁原点﹂を感じ取ることができる。
AKB48グループで最もいい汗をかいているのは、NGT48だ
激しいダンスや歌といった日々のレッスン、そして地域密着型の地道な活動を経てメジャーデビューを果たし、見事に全国区でオリコン週間1位という記録を打ち立てたNGT48。
そんなAKB48グループで最も﹁いい汗﹂をかいてきたともいえるNGT48を、ロート製薬が発売する新タイプの制汗剤﹁デオボール﹂による、ポジティブな汗をかいている女子を応援する﹁いい汗かこうプロジェクト﹂が応援することに。
その企画の一環として、キャプテン北原里英、副キャプテン・荻野由佳をはじめとしたメンバーインタビューがデオボールの特設ページ︵外部リンク︶で公開されている。
彼女たちのNGT48の活動への思いや、自身のプロフィールや日々のトレーニング。そして﹁デオボール﹂の使用感についての貴重な発言が満載だ。
これからのアイドル界に新しい風を起こすこと必至のNGT48。
その最初の一歩を見逃さないために、デビュー曲﹁青春時計﹂とともに、このインタビューと﹁いい汗かこうプロジェクト﹂をぜひチェックしたい。
デオボール﹁いい汗かこうプロジェクト﹂特設ページへ!
貴重なレッスン写真やインタビューカットを一部公開!
デオボール﹁いい汗かこうプロジェクト﹂特設ページへ!
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