あまりにも有名なパリのシンボル、エッフェル塔。
■日常生活での心構え
まず私が昨年2012年の9月にパリに初めて訪れた際に、驚いたことについてです。﹁おしゃれな街﹂というイメージに期待しすぎてパリ症候群に陥らないように、心構えとして覚えておきたいことを紹介します。・接客が意外とテキトー
日本の飲食店のような接客を期待してはいけません。日本の店員さんのように愛想の良い人もいますが、不愛想な店員さんも多いです。実際に私もパリのレストランではウェイトレスに待たされたり、料理の盛り付けの量が人によって全然違ったりと、フランス人のマイペースさには驚かされました。しかし日本の接客はやりすぎな気もするので、フランスの気楽さには共感できました。これも旅の醍醐味かもしれません。・トイレが少ない
フランス人はあまりトイレに行かないのか、パリにはトイレがあまりありません。公衆トイレを見つけてもツアー客で行列ができていることが多いです。私も行列に並んでいたら、トイレの管理人であろうおじさんに男子トイレに案内されたりしました(笑)。そんなパリでトイレに行きたいときは、カフェで飲み物を注文してトイレを借りるのがベターです。カフェは街のいたるところにあるので、トイレに行きたくなったらまずカフェを目指すのがおすすめです。・おつりがない
フランスのお店ではあまり細かいお金を用意していない場合が多いです。私もピエール・エルメ︵老舗のマカロン店︶のきれいなお姉さんに﹁50セントある?﹂と聞かれる場面がありました。外貨両替する際は、あまり大きなお札よりは5ユーロや10ユーロを多めにした方が良いと思います。関係ないですがガガ様来仏時の様子。人垣で私は見れませんでした…。
■覚えておきたいフランス語
フランス人はプライドが高くて英語をあまり話さないということをよく聞きますが、実際片言でもフランス語を使った方が好印象のようです。最低限、これさえ覚えておけば何とかなる! というフランス語を紹介します。 ・Bonjour︵ボンジュール︶/Bonsoir︵ボンソワール︶ 意味‥おはよう・こんにちは/こんばんは 魔法の言葉﹁ボンジュール﹂! とりあえず笑顔で挨拶しておけば、みんな親切にしてくれます︵たぶん︶! 日本とは違って、お店に入るときも﹁ボンジュール﹂と言ってから入りましょう。税関やセキュリティチェックの怖そうな人にも、きちんと挨拶すると印象が良くなるようです。 ・Oui ︵ウィ︶/Non(ノン) 意味‥はい/いいえ 基本中の基本。またレストランでの表現として︵デザートなどを勧められた時︶Non,merci.︵結構です︶も同時に覚えておきましょう。 ・Merci︵メルシー︶/Je vous en prie.(ジュヴゾンプリ)または De rian︵ドゥリアン︶ 意味‥ありがとう/どういたしまして これも何回も使うであろう言葉です。 ・Au voir︵オ ルヴォワール︶ 意味‥さようなら またね!を意味します。 ※Adieu︵アデュー︶は永遠の別れ、絶交を意味するので注意しましょう!!! ・L’addition,s'il vous plaît.︵ラディシオン、スィルヴプレ︶ 意味‥お会計、お願いします。 フランスではテーブル会計が基本。店員さんに一言声をかけましょう。セーヌ川。向こう岸にはオルセー美術館が見えます
オルセー美術館のシンボルとなっている時計台。そこから眺めるパリもまた格別。
■カフェでの心得
パリには至る所にカフェがあります。カフェといっても、日本とカフェとはちょっと違って、軽食はもちろんステーキがあったりと、がっつり食事もできるんです! また、疲れたとき、お手洗いに行きたいときも利用しましょう。ここではカフェで頼みたいものを紹介します。・Café︵カフェ︶
コーヒー。いわゆるエスプレッソのこと。小さなカップ並々でお湯多めのコーヒー。ちなみにアメリカン・コーヒーは﹁café allongé︵カフェ・アロンジェ︶﹂。・Croque Monsieur︵クロックムッシュー︶
食パンの間にハムを挟んで、上にチーズをのせてオーブンで焼いたもの。ナイフとフォークで食べるホットサンド。ちなみにクロックマダム︵Croque Madame︶はクロックムッシューに目玉焼きがかかっているものです。・Salade Niçoise︵サラダニソワーズ)
レタスにゆで卵、アンチョビ、ツナがのった〝ニース風サラダ〟。大きめのサラダでメインディッシュの代わりになります。10ユーロ以上くらいで食べられます。・その他の定番メニュー
Sandwich︵サンドイッチ︶……バゲットパンのサンドイッチ Soupe d'oignon︵オニオンスープ︶……フランスのカフェの定番スープ Café Crème/Café au lait︵カフェ・オ・レ/カフェ・クレーム︶……ミルクとコーヒーが半々 Café Noisette︵カフェ・ノワゼット︶……Café︵カフェ︶に少しだけミルクが入ったもの Pression︵プレッション︶……生ビール。kronenbourg1664という銘柄が定番 Panaché︵パナシェ︶……ビールをレモネードかスプライトで割ったもの その他、 紅茶﹁Thé︵テ︶﹂やワイン﹁Vin︵ヴァン︶﹂ももちろん置いてあります。ただし、アイスコーヒーは一般的ではないようです。また、水道水は無料で飲めますが、石灰やカルキを多く含むので、フランスのおいしいミネラルウォーターを頼むのが無難です。・カフェではバゲットが食べ放題
フランスといえばバケットをわきに抱えたフランス人というステレオタイプが思い浮かびますが、実際フランスの飲食店に行くと、テーブルの上にかごがあってその中にバゲットがたくさん入っています。これがなんとおかわり自由なんです。さすがフランス。ただバゲットは腹持ちが良いのでそんなにいっぱい食べられるものではないですね。・チップ
次に日本にはない習慣、チップについてです。チップは強制ではありませんが、サービスが良かった場合には渡す方がスマートです。その目安について紹介したいと思います。 レストラン……1人1〜2ユーロまたは5〜10%︵カジュアルな店の場合︶ カフェ……1人20〜30セント タクシー……小銭を切り上げる程度 枕チップ︵ホテル︶……1人1ユーロ そして最後に、私がおすすめしたいスイーツのお店を紹介します!Angélina︵アンジェリーナ︶
1903年創業のパリ老舗で、スイーツ天国・パリを代表するお店です。そこで絶対食べておきたいのが、不動の人気を誇るモンブランです。マロンクリームに中のフワフワ生クリーム、そして底はサクサクのメレンゲの三層になっていて、味のバランスが良くてとってもおいしいんです! お店の雰囲気も優雅でリッチな気分になれます。ルーブル美術館の近くにあるので、美術鑑賞した後に訪れて、五感を満たしましょう!アンジェリーナといえばモンブラン。パリの味がしました。
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