﹃人形の国﹄﹃BLAME!﹄などで、世界各国から高い評価を受けている漫画家・弐瓶勉さんの代表作﹃シドニアの騎士﹄。
講談社漫画大賞、星雲賞などを受賞し、日本国内でも高セールスを記録した同作のTVアニメ版は、ポリゴン・ピクチュアズ設立30周年記念作品として制作され、世界各国で配信された初の日本アニメとなり数々の賞を受賞した。
そんなアニメ﹃シドニアの騎士﹄の主要スタッフが再結集するとともに、原作者・弐瓶勉さん自らが総監修を担当して、劇場版新作﹃シドニアの騎士 あいつむぐほし﹄を制作していることが発表された。
公開は2021年を予定している。
あらすじ
————身長差15メートルの恋
未知の生命体・ガウナに地球を破壊され、かろうじて生き残った人類は巨大な宇宙船﹁シドニア﹂で旅を続けていたが、100年ぶりにガウナが現れた。
再び滅亡の危機に襲われた人類だったが、人とガウナから生み出された白羽衣つむぎや人型戦闘兵器・衛人︵ルビ‥モリト︶のエースパイロットである谷風長道の活躍により、ガウナをいったん撃退。なんとか勝利をおさめたのだった。
あれから10年-。
シドニアの人々は、つかの間の平和を楽しんでいた。つむぎも、今やシドニアの英雄となった長道に想いを寄せながら、穏やかな日々を過ごしている。だが、艦長・小林は分っていた。ガウナがいる限り、この平穏は長く続かないことを。
そして、人類の存亡をかけ、最終決戦を決断する。愛する人を守るため、シドニア最後の戦いがついに始まった。
『シドニアの騎士 あいつむぐほし』主題歌はCAPSULE
コミック版とは異なる新たな内容も多く盛り込んだ﹃シドニアの騎士 あいつむぐほし﹄。
挿入歌・主題歌は中田ヤスタカさんとこしじまとしこさんによる音楽ユニット・CAPSULEが担当。
初公開となった特報PVでは、CAPSULEによる挿入歌﹁うつせみ﹂が使用されている。
﹃シドニア﹄がゲーム化、洲崎綾&佐倉綾音の特番も
また公式サイトも7月3日からリニューアルオープン。2021年中の配信を目指したスマートフォン向けゲームアプリ開発プロジェクトも始動した。
そのほか﹃シドニアの騎士﹄TVシリーズ第1期の再放送&配信、白衣羽つむぎ役の洲崎綾さん、岐神海蘊役の佐倉綾音さん、監督陣が出演の特別番組﹃綾と綾音の秘密の同窓会﹄がニコニコ生放送で配信されることも決定している。
再放送&配信、特番スケジュール
︻﹃シドニアの騎士﹄TVシリーズ第1期 再放送&配信︼
7月11日︵土︶毎週25:30〜 TOKYO MX、BS11にて再放送
7月18日︵土︶毎週24:30〜 ニコニコ生放送にて配信
︻特番﹃綾と綾音の“ニコ生”光合成﹄︼
7月11日︵土︶21:00〜 ニコニコ生放送にて配信
日時‥7月11日︵土︶ 開場‥20:30、開演‥21:00
出演︵敬称略︶‥洲崎綾︵白衣羽つむぎ役︶、佐倉綾音︵岐神海蘊役︶、瀬下寛之︵総監督︶、吉平"Tady"直弘︵監督︶
弐瓶勉﹁原作で明かされていないある事実が判明します!﹂
原作/総監修‥弐瓶勉さんコメント
みなさん﹁シドニアの騎士 あいつむぐほし﹂がついに発表になりました。原作者の弐瓶勉です。こんにちは。
原作のある映像化作品は原作の読者は当然、物語の結末を知っているわけで初見の人より純粋に作品を楽しめないのではないかと考える人もいるのではないでしょうか。
しかし!﹁あいつむぐほし﹂では原作で明かされていないある事実が判明します!
連載当時僕はそれを読者の想像に任せたいと判断したため漫画では描きませんでした。というのは嘘で本当はただ描き忘れたのです!
それ以外にも原作にはない要素がいくつも追加されています!
原作を読んだ人、必見ですよ!読んでいない人は映画を観たあとに原作を読みたくなるでしょうね!僕も早く観たいです!
総監督‥瀬下寛之さんコメント
シドニアは自分にとって特別な作品です。
企画を提出した日も、弐瓶先生や静野監督と初めて会った日も、ありとあらゆる記憶が鮮明に残っています。
あれからずっと自分自身も播種船に乗って旅をしているような気がします。そのシドニアがついに旅路を終えようとしています。この最後の瞬間を、シドニアを支えてくださった多くのファンの皆様と共有できたら幸せです。
監督‥吉平"Tady"直弘さんコメント
シドニアの騎士は僕がアニメ監督を志したキッカケとなった作品であり、これほど思い入れのある作品はありません。
ずっと作品を応援し続けてくれたファンはもちろん、初めて見ていただける方にもこの作品のスケールの壮大さと個性と面白さをもっと知って欲しい、そんな思いで物語を構築しました。
人類とガウナの生存をかけた争い、そしてその中で織り成される濃密な感情のドラマを凝縮したエンターテインメントをお届けします。
(c) 弐瓶勉・講談社/東亜重工重力祭運営局
ライター/編集者。1993年生まれ、福岡県出身。大学卒業後、フリーランスのライターとして活動開始。並行して私立大学の広報担当としてPR業務に従事。その後、サッカー専門誌の編集者として、小学生年代のチームからプロチームまで幅広く取材。現在はKAI-YOU、KAI-YOU Premium、NEUT Magazine、SHUKYU Magazineなど、Web・紙と媒体を問わず様々なメディアで取材・執筆・編集を担当している。
愛機はiPhone SE︵第1世代︶。年に数百冊の漫画を読む。ポップな漫画を追い求めて、今日も寝落ちするまでページを捲っている。
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