カナダ在住の映画監督であるフェリシティ・モーランドさんが日本の手描きアニメーションの現状を収めたドキュメンタリー映画﹃Hand-Drawn﹄を制作する。
同作には、﹃竜とそばかすの姫﹄﹃サマーウォーズ﹄などで知られる細田守さんや﹃電脳コイル﹄﹃地球外少年少女﹄の磯光雄さん、﹃AKIRA﹄﹃GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊﹄の原画を手がけた井上俊之さんらの日本を代表するアニメーターが出演。
2022年秋の公開を目指し制作が進められている同作だが、作品制作のためのクラウドファンディングが行われている︵外部リンク︶。
世界に影響を与える日本の手描きアニメ
『電脳コイル』のキャラクター、デンスケを描く磯光雄氏
日本では、アニメーターの仕事現場に迫った映像といえば、原画を紙に描きつけて原画の制作を行う場面を思い浮かべることが多いように思う。
しかし現在、海外のアニメ制作の現場では紙を用いることはほとんどないという。
ビデオゲーム『Cuphead』の原画 ©MCMXXXVIII By Studio MDHR Corp
それでも海外のアニメ作品には、日本のアニメ作品に多大な影響を受けたものが少なくない。
﹃Hand-Drawn﹄では、日本のアニメ制作の根底にある﹁手描き﹂というものについて、またその未来について迫り、考察する。
1994年、千葉県生まれ。食べること、飲むこと、語学、音楽、演劇、映画、読書が好きです。なんでも観たり読んだりします。食べるのも、くさや以外なら。好きなもの、素敵なものに言葉を尽くしたいです。
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