ぴあ総研が、2022年の音楽ポップスの興行規模に関するランキングを公表した。
ランキング1位はEXILE。2022年は2月からアリーナツアー、7月からドームツアーを開催。今回のランキングでは唯一興行規模で100万人を超えた。
2位以下には、ジャニーズ事務所に所属するアイドルグループが続く。トップ10でみてもKing & PrinceやジャニーズWESTなど6組がランクインしている。
2022年音楽ポップス興行規模トップ10︵興行規模/公演回数︶
1 EXILE︵124.4万人/37回︶
2 King & Prince︵91.4万人/42回︶
3ジャニーズWEST︵77.8万人/45回︶
4 Kis-My-Ft2︵77.1万人/31回︶
5 Mr.Children︵65.7万人/14回︶
6 Sexy Zone︵58.9万人/34回︶
7 Hey!Say!JUMP︵52.8万人/36回︶
8関ジャニ∞︵50.4万人/18回︶
9桑田佳祐︵47.7万人/13回︶
10ゆず︵47.6万人/32回︶
King & Prince、ジャニーズWEST、Kis-My-Ft2がトップ5入り
ぴあ総研が集計する興行規模とは﹁公演回数×各開催会場の最大収容人数﹂で算出した数字であり、実際の動員数とは異なる。
2022年の音楽ポップス興行規模の2位は、初となる全国ドームツアーと、通算4枚目となるアルバム﹃Made in﹄を引っ提げての全国アリーナツアーを開催したキンプリことKing & Prince。
次いで3位にジャニーズWEST、4位にKis-My-Ft2、6位にSexy Zone、7位にHey!Say!JUMP、8位に関ジャニ∞がランクイン。
トップ5に3組、トップ10では6組と、ジャニーズのグループが存在感を示した。
2022年音楽ポップス興行規模年間ランキング
なお前回2021年の興行規模ランキングでは、1位の三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEを含め、LDHグループのアーティストがトップ5中3組。
ジャニーズは5位にSexy Zone、6位にSnow Man、8位にKing & Prince、10位にSixTONESとなっている。
2021年音楽ポップス興行規模年間ランキング
トップ5の来場者内訳は女性が大半を占める
トップ5にランクインしたアーティストについて、来場者の性別、年代別構成比率でみてみると、いずれも女性が大半を占めたこともわかっている。
また、そのなかでも40代と50代の客層が半数近くを記録していることも数字で示されている。
興行規模ランキング上位5位アーティスト来場者属性:性別
興行規模ランキング上位5位アーティスト来場者属性:年代別
規制緩和がはじまった2022年と声出し解禁の2023年
2022年は3月1日から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のオミクロン株の拡大により原則停止していた
外国人の新規入国の段階的な緩和がスタート。
海外アーティストによる来日公演が続々と再開し、2021年は国内アーティストのみをラインナップした音楽フェス「
フジロック」も、2022年はVampire Weekendなど多くの海外アーティストを招いて開催された。
また、声出しなし等の条件を設けたうえで、コロナ禍以降初となる収容率100%のスタジアムクラス公演も再開されるなど、感染対策を講じたうえでイベントが行われるようになった。
2023年も引き続き対策を講じた上での収容率100%のライブ、あるいは声出し解禁のライブも続々と行われており、かつての光景が蘇りつつある。
ライター/編集者。1993年生まれ、福岡県出身。大学卒業後、フリーランスのライターとして活動開始。並行して私立大学の広報担当としてPR業務に従事。その後、サッカー専門誌の編集者として、小学生年代のチームからプロチームまで幅広く取材。現在はKAI-YOU、KAI-YOU Premium、NEUT Magazine、SHUKYU Magazineなど、Web・紙と媒体を問わず様々なメディアで取材・執筆・編集を担当している。
愛機はiPhone SE︵第1世代︶。年に数百冊の漫画を読む。ポップな漫画を追い求めて、今日も寝落ちするまでページを捲っている。
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