…その目的としては,(1)ペニシリン耐性菌が増えたが,それがペニシリンをこわす酵素(ペニシリナーゼ)によることがわかり,ペニシリナーゼ抵抗性のものを得る,(2)酸に安定で経口投与可能なものを得る,(3)大腸菌や緑膿菌などにも有効で広範囲抗菌スペクトルをもつものを得る,などである。この目的のために多数の半合成ペニシリンが得られたが,代表的なものに,アンピシリン(酸に安定で経口投与可能な広範囲ペニシリン。ペニシリナーゼでこわされる),ジクロキサシリン(ペニシリナーゼ抵抗性,経口投与可能,グラム陰性杆菌に無効),カルベニシリン(とくに緑膿菌に有効),スルペニシリン(カルベニシリンに似る),メチシリン(ペニシリナーゼ抵抗性)などがある。…
※「アンピシリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...
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