旺文社世界史事典 三訂版 「イデア論」の解説
イデア論
イデアろん
Idea
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出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
…もともとは動詞idein(見る)に対応して〈みめ〉〈姿〉〈形〉を意味するギリシア語。プラトン哲学において〈エイドスeidos〉(この語も同根同義)とともに〈真実在〉を指すのに用いられ,これに関するプラトンの学説がイデア論と呼ばれる。ただし,〈イデア〉や〈エイドス〉がその意味での哲学用語として固定化されたのはアリストテレス以降のことであり,プラトン自身は専門用語として統一的に使用しているわけではない。…
…しかし,山にそびえている樫の木や牧場に遊ぶ羊のようないわゆる自然的存在者の場合には,想像のなかでさえそうした形相と質料を区別することはできない。してみれば,プラトンのイデア論は,まず制作物の存在構造をモデルにして基本的カテゴリーを確立し,それを多少無理にでも自然的存在者に押しつけようとする存在論だと考えてよさそうである。事実,プラトンはイデア論を説く際,まず机とかベッドとかいった制作物を例にして話をはじめている。…
※「イデア論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...
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