実体(読み)ジッテイ

デジタル大辞泉 「実体」の意味・読み・例文・類語

じっ‐てい【実体】

 

()()︿
[]()()()()鹿()()()()  
 

 
1姿
2 ︿ūsia︿substantia︿substance()()
[]()  

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精選版 日本国語大辞典 「実体」の意味・読み・例文・類語

じっ‐たい【実体】

 

(一)  
(二) 
(一)[](1200)
(三) ( [] substance  ) 
(一)[] substance  attribute (1874︿西)
(四) (  ) 
(一)[]()(1706)
 
 

 

(一)   (  ) (  ) 
(一)[](1176)
(二)()(1688)
(三)[]
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「実体」の意味・わかりやすい解説

実体
じったい
substance 英語
substance フランス語
Substanz ドイツ語


ūsiā()einai

 hypokeimenon

 essentiasubstantiasubstratumsubstancesubstance


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「実体」の意味・わかりやすい解説

実体
じったい
ousia; substantia

アリストテレスは実体を主語となって述語とならぬものと定義し,個体を本来的な第一実体,それぞれの個体の属する種や類を第二実体とし,実体の特性として単一でありながら相反する多くの性質を受入れうることをあげた。 substantiaの語はセネカによって用いられて以後,ギリシア語の ousia同様,存在というぐらいの広い意味で普及したが,哲学的にはスコラ哲学はアリストテレスの概念を継承した。近世の実体概念はデカルトによって樹立された。すなわち彼は実体をほかのものに依存せず自己自身によって存在するものと定義し,実体を基体とみるよりむしろ動詞 subsistere (存続する) に関係づけて自存とみた。彼は思惟する精神と延長する物質の二実体を認めはしたが,十全にその定義に適合するのは神のみであると考えていた。これを徹底して神を唯一の実体としたのはスピノザである。これに反してライプニッツは精神を実体の範例として単子による多元論を主張した。経験論では,ロックが実体は知覚された諸性質の主体として想定されたものにすぎないとし,バークリーは物質的実体を否定し,さらにヒュームは精神を一束の観念として心的実体をも否定した。カントはわれわれの変化の知覚の根底に持続を想定する悟性の先天的形式が実体概念であるとした。この間に原子論の方位をとった近代自然科学に実体概念が影響を与えたことも銘記されねばならない。現代では実体は必ずしも存在論の中心概念ではなくなっている。その反面,たとえばラッセルの論理的原子はアリストテレスの実体の論理学的定義に妥当する面がある (彼は永続するものという性格を嫌ってこれを実体とは呼ばない) 。

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普及版 字通 「実体」の読み・字形・画数・意味

【実体】じつたい

 
()()()()

 

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改訂新版 世界大百科事典 「実体」の意味・わかりやすい解説

実体 (じったい)

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「実体」の解説

実体

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