ウェストン(英語表記)Edward Weston

デジタル大辞泉 「ウェストン」の意味・読み・例文・類語

ウェストン(Walter Weston)

 
18611940211888  

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改訂新版 世界大百科事典 「ウェストン」の意味・わかりやすい解説

ウェストン
Edward Weston
生没年:1886-1958


1911152223262932A.I.︿f64f643738西西19404647572


ウェストン
Edward Weston
生没年:1850-1936


18707277Weston Dynamo Electric Machine Co.C.F.88Weston Electrical Instrument Co.8992American Institute of Electrical Engineers


ウェストン
Walter Weston
生没年:1861-1940


1888-941902-0412-14319101718961918376︿


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百科事典マイペディア 「ウェストン」の意味・わかりやすい解説

ウェストン

 
1911192319261932︿ f/64  
 

 
18881895190219051911191536︿1896  

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朝日日本歴史人物事典 「ウェストン」の解説

ウェストン

没年:1940.3.27(1940.3.27)
生年:1861.12.25
明治時代に来日したイギリス人宣教師,登山家。若いころから兄とスイスアルプスのマッターホルンなどに登る。英国聖公会から派遣され,明治21(1888)~27年,明治35~38年,大正1(1912)~3年と3回来日。熊本,神戸,横浜で伝道活動のかたわら黎明期の中部山岳地帯などを踏破。上条嘉門次の案内で多くの初登頂記録を残す。1896年ロンドンで『日本アルプスの登山と探検』を出版。日本独特の湿潤の気候が作り出した苔むす原生林と渓谷の美しさはスイスアルプスに勝ると讃え,日本アルプスの名を世界に広めた。登山の楽しさを日本人に知らせる役目も果たし,明治38年の日本山岳会結成へとつながった。日本近代登山の父といえよう。ウェストンを日本アルプスの名付け親とする人もいるが,実際の命名者は英国の冶金技師ガウランドである。昭和12(1937)年,上高地にウェストンの記念碑がつくられた。毎年6月のウェストン祭は北アルプスの夏を告げる名物行事となっている。<参考文献>小島烏水「ウェストンをめぐりて」(『アルピニストの手記』)

(武田文男)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウェストン」の意味・わかりやすい解説

ウェストン(Walter Weston)
うぇすとん
Walter Weston
(1861―1940)

イギリス人牧師。日本近代登山の父といわれる登山家。ケンブリッジ大学を卒業。1889~94年、1902~05年、1911~15年の3回、神戸と横浜に牧師として滞在中に、日本アルプスや富士山、それに九州などの山々に登り、1896年『日本アルプス・登山と探検』をロンドンのJ・マレー社から発行、日本アルプスの名を世界に広めた。また小島烏水(うすい)らと日本山岳会結成のために尽くし、1910年(明治43)日本山岳会最初の名誉会員となる。17年イギリス王立地学協会からも日本アルプス開拓の功によりバック・グランド賞を受賞。イギリス山岳会会員。著書はほかに『極東の遊歩場』『Japan』などがある。37年北アルプス上高地の梓(あずさ)川畔にレリーフがたてられ、第二次世界大戦後は毎年6月の第1日曜日に「ウェストン祭」が行われる。

[徳久球雄]

『岡村精一訳『極東の遊歩道』(1984・山と渓谷社)』


ウェストン(Edward Weston、写真家)
うぇすとん
Edward Weston
(1886―1958)


()18調301922332f6430

 

ウェストン(Edward Weston、発明家)
うぇすとん
Edward Weston
(1850―1936)

アメリカの発明家。イングランド西部のシュロップシャーに生まれ、医学を修め、1870年アメリカに渡った。物理学や化学への興味から、ニッケルめっきの会社に入り、そこでめっき用電源としてダイナモを利用することを思い付き、独立して会社を設立し、発電機の改良を手がけた。電流測定用に安定度の高いカドミウム電池を開発した。これはウェストン標準電池として広く知られている。

[高橋智子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウェストン」の意味・わかりやすい解説

ウェストン
Weston, (Reverend) Walter

[生]1861.12.25.
[没]1940.3.27.
イギリスの登山家。キリスト教会宣教師。明治 20年代 (1887~96) からイギリス教会牧師として数度にわたり来日。北アルプス,南アルプスなど高山を探検登山し,スポーツ登山を指導,日本近代登山の父といわれた。帰国後 1896年,『日本アルプスの登山と探検』 Mountaineering and Exploration in the Japanese Alpsをロンドンで刊行,日本山岳の美を紹介した。また日本山岳会の設立 (1905) にも多大な貢献をした。
 


Weston Edward

 
[]1886.3.24. 
[]1958.1.1. 
18 19232737西46  

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ウェストン」の解説

ウェストン Weston, Walter

1861-1940 イギリスの宣教師,登山家。
1861年12月25日生まれ。明治21年(1888)以来3回来日。布教のかたわら富士山,中部山岳地帯の山にのぼり,「日本アルプスの登山と探検」をあらわす。小島烏水(うすい)らに日本山岳会の結成をすすめた。北アルプス上高地にレリーフがたてられ,毎年6月第1日曜日にウェストン祭がおこなわれる。1940年3月28日死去。78歳。ケンブリッジ大卒。

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367日誕生日大事典 「ウェストン」の解説

ウェストン

生年月日:1850年5月9日
アメリカの電気技術者
1936年没

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世界大百科事典(旧版)内のウェストンの言及

【風景写真】より


1930E.A.

【御嶽山】より

… 高峻で雄大な御嶽山の山容は古来山岳信仰の対象となり,最高峰剣ヶ峰に御嶽神社奥社があり,祠や石像が安置されている。御嶽信仰の盛期は江戸時代の1790年代以降であったが,明治に入って女人禁制の解除,中央本線の開通(1910)や中山道の改修などのほか1891年のW.ウェストンの御嶽登山が契機となって登山にスポーツの要素が多くなり,多くの登山者がこの山を訪れるようになった。とくに王滝口七合目の田ノ原(2200m)までバス路線が開通し(1967),観光地としての性格は一段と強まった。…

【登山】より

…1970年以降高峰の初登は世界的にもほとんど終わったが,登山者にとってはより困難な登山,すなわち無酸素(〈R.メスナー〉の項を参照),フリークライムなどの技術の展開を求めるとともに,世界各国の共同登山もさかんになり,また女性や高年齢者,障害者の登山等もさかんになってきた。 日本で近代登山の風潮が芽生えたのは,1894年地理学者志賀重昂が《日本風景論》を書き,〈登山の気風を作興すべし〉と説いたこと,また1888年に来日したイギリス人宣教師W.ウェストンの働きであった。小島烏水は1902年槍ヶ岳に登り,下山後ウェストンの著《日本アルプスの登山と探検》(1896)を読んで感激し,ウェストンと会い,武田久吉らとも協力して1905年に初めての登山団体として日本山岳会をつくった。…

【日本アルプス】より


()()()William Gowland(1881)W.1896

※「ウェストン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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